長期休暇の後、増加すると言われている「沖縄病」。帰ってきたばかりなのに沖縄に行きたくて仕方がない・沖縄に住んだら~と妄想してみる・気が付いたら沖縄について調べている・・・・このような症状は出ていませんか?
大型連休後に増加する「沖縄病」
医療が進歩した現代でも不治の病と言われている、ある病気があります・・・。それが「沖縄病(沖縄に行きたい病)」です。
・・・名前からして察することができるように、病気ではありません(笑)!ですが、沖縄病にかかってしまった本人からするととても深刻な問題で、沖縄病によって今後の人生を左右されかねないという状況なんです。
沖縄の魅力に取りつかれてしまうことで起こる沖縄病。実際のところはどのような症状が出て、どのように解決していけば良いのでしょうか…?
沖縄病の症状・原因について
それでは、沖縄病とは一体どのようなものなのか見ていきましょう。
沖縄病の症状
多くの場合は沖縄への旅行後に症状があらわれます。
仕事が手につかない、体がだるい、やる気がなくなるといった症状からはじまり、寝ても覚めても沖縄のことを考えるようになります。やがて、沖縄を観光したときの情景や思い出が頭から離れなくなり、いてもたってもいられなくなります。
「また沖縄に行きたい、いっそのこと住みたい」という願望にかられるようになります。
症状がすすむと・・・短いスパンで沖縄を訪れるようになり、三線(さんしん)を習ってみたり、沖縄料理を自分で作ってみたり・・・移住願望がどんどん強くなっていくと言われています。
「行きたい」という思いから中毒症状が出てくるとも言われていて、沖縄に行って直接現地の空気を吸ったり自然に触れることで症状がおさまります。ですが、帰る際・帰ってきたあとはさらに現実とのギャップを突きつけられて憂鬱感が増してしまうといいます。
沖縄病の原因
沖縄の空気を吸い、美しい海や空に魅了されてしまうことが大きなキッカケになると言われています。自分が今まで生きてきた土地では感じる事のなかった空気感や、景色に魅了されてしまうと言われています。
さらに、サーターアンダーギーやチャンプルー、ソーキそばやオリオンビールといった沖縄ならではの食べ物にもハマってしまうことが原因だと言われています。また、もともと沖縄の音楽を聴くという方やマリンスポーツが好きだという方は、より沖縄病にかかりやすいとも・・・。
なかなか気軽に行くことができないのが沖縄ですから、より魅力的に感じてしまうのではと考えられています。
本土では見ることのできない美しい澄んだ海、サンゴ、真っ青な空、白い砂浜、強い日差し、のんびりと流れる時間。すべてが非現実的だという沖縄の観光では、多くの方がこのような原因で沖縄病にかかってしまいます。
沖縄病を治す方法とは?
結局のところ、沖縄病の確実な予防法や特効薬といったものはなく、定期的に沖縄を訪れてその症状をやわらげるしかありません。
旅行に行くだけでは満たされないということから、意を決して沖縄に移り住む・・・という方が多くなっている近年では、沖縄へ移り住むのと同時に「やっぱりダメだ・・・」と移住を諦めてしまう方も少なくありません。
移住をするということを考えるとある程度の勢いが必要ではありますが、だからといって沖縄病による症状のみで行くと、観光と移住する場合では「イメージと違った・・・」ということになりかねません。
重症だ!と感じたら移住を考えてみよう
「沖縄病」というものがあることを知り、自分が沖縄病かも・・・という方はまず一度冷静になって考えてみるのも良いでしょう。
また、ご夫婦や子ども連れの方はともに理解をしてもらい、ついてきてもらう必要がありますので必ず相談して納得してもらうようにしましょう。
沖縄ライフは大変なこともありますが、同じ日本の中で暮らしていくことになりますので海外移住のように手続きが大変だということもありません。若い方の移住者もとても多いので、移住者コミュニティーに参加することで、友達もあっという間に見つかりますよ♪
私も移住してきた一人です。初めのうちは不安だらけだったのですが、今では毎日楽しんでいます。しっかりと計画を立て、沖縄の生活を知った上で移住してくるとリスクが少ないように思います。一度失敗を恐れず、移住にチャレンジしてみては?
まずは、何度か旅行で足を運び、移住したい気持ちが強まる場合は、住んでみたい地域で長期滞在をしてみて、一度「生活の場として冷静に見てみる」といいでしょう。