沖縄県を代表する沖縄料理の一つと言えば・・・「チャンプルー」ですよね。最近では、県外でもゴーヤーが簡単に手に入るようになり、「チャンプルー」という言葉が広く使われるようになってきたように思います。そんなチャンプルーですが、実はたくさんの種類があるって知っていましたか?
タマナー・チキナー・マーミナー…種類が豊富なチャンプルー
本土にお住いの方は、ちゃんぷるーと聞くと何を思い浮かべますか?多くの方は「ゴーヤーチャンプルー」や、「野菜ちゃんぷるー」を思い浮かべるのではないでしょうか?
ちゃんぷるーとは、方言で「混ぜこぜにしたもの」という意味があります。
“ゴーヤー”チャンプルーのメイン食材がゴーヤー(にがうり)であるように、メインとして使われている食材の名前がチャンプルー名になることが殆どです。なので、見たことが無いチャンプルーがメニューに載っていたとしても、「チャンプルー」という言葉の前に書かれているものさえ理解できれば、何の炒め物かが分かる仕組みになっています。
本土の方が考えている以上に、実はちゃんぷるーの種類が多い沖縄県。実際にどんなものがあるのか見ていきましょう。
実はこんなにあった!ちゃんぷるーの種類
沖縄県にある代表的なちゃんぷるーは下の通りです。
- ゴーヤーチャンプルー
- ゴーヤー・豆腐・卵・ポークなどを使ったチャンプルー
- 野菜ちゃんぷるー
- 簡単に言うと野菜炒め
- 豆腐ちゃんぷるー
- 野菜ちゃんぷるーに島豆腐が入ったもの
- フーチャンプルー
- もやしやポーク、ニンジンなどの野菜と一緒に車麩を炒めたもの
- マーミナーチャンプルー
- マーミナーとは、方言でもやしの事。もやし炒めです。
- ナーベーラーチャンプルー
- ヘチマとポーク、豆腐と一緒に炒め煮にします。
- タマナーチャンプルー
- タマナーとは方言でキャベツの事。いわゆるキャベツ炒めです
- チキナーチャンプルー
- チキナーとは、からし菜を塩もみしたもの。からし菜とツナを炒めたもの
- パパヤーチャンプルー
- 青パパイヤをしりしり器ですりおろし、炒めたものです
- ソーメンチャンプルー
- ツナ缶やニラ、玉ねぎ・人参などと一緒にソーメンを炒めたもの
「知らなかった!」なんていうものも、中にはあるのではないでしょうか?
沖縄料理の定食屋さんでも、必ず全部が揃っているというお店はほとんどなく・・・この中から得意なものや、季節野菜を使ったものを提供しているような感じなんです。
ナーベーラー(へちま)に関しては、夏が旬の野菜なので、夏を超えると一時的に販売をストップするお店も多くあります。なので、気になる方は見つけた時に食べておくといいでしょう。茄子が好きだという方は、絶対に一度は食べてみてください!美味しいですよ!
そして、個人的にオススメなのがパパヤーチャンプルーです。沖縄では、熟する前の青いパパイヤを野菜として昔から食べています。これがかなり美味しいんです。沖縄の定食屋さんや、居酒屋で見かけたら絶対に食べてみてくださいね♪
色々なチャンプルーにチャレンジしてみて!
旅行者を案内した際に「本土で食べるよりもゴーヤーチャンプルーが美味しい!」と言っていただけることが多くあります。
ゴーヤー自体は、最近では県外でも簡単に手に入るようになり・・・驚くほどあっという間に普及しました。ですが、広まったのは食材だけで・・・美味しい調理法や下処理方法などの知識が、まだあまり広がっていないように感じます。
ゴーヤーを昔から食材として使ってきた沖縄県民ならではの下処理や調理法で作られたゴーヤーチャンプルーを一度堪能してみてください♪美味しければ、定食屋さんに下処理方法などを訪ねてみてください。優しい方が多いので、教えてくれることが殆どです。
その他チャンプルー類も、本当に絶品なものばかり!あまり苦手意識を持たず、見たことが無いチャンプルーを見つけたら食べてみていただきたいです。
ヘチマと青パパイヤは、なぜ本土の人は食べないのか不思議なくらい美味しいものですよ!青パパイヤに関しては、栄養も満点ですし、ダイエットや生活習慣病予防にもオススメです!