髪の毛をバッサリ切りたい！イメチェンしたい！と考えている女性の方、ヘアドネーション貢献してみてはいかがでしょうか？海外で長く続いているボランティアの一つで、最近では日本でも参加する方が増えてきました。ヘアドネーションについて詳しくご説明します。
ページガイド髪の毛をバッサリ切るならヘアドネーションで寄付しよう！
ヘアドネーションという言葉をご存知でしょうか？最近では、TVなどのメディアでも取り上げられるようになってきて、ご存知の方も増えてきています。
本土だけでなく、沖縄でも少しずつヘアドネーションが可能な美容室や参加される方が増えてきているんです。
長く伸ばした髪の毛をバッサリ切ってイメチェンを考えている方、是非ヘアドネーションを検討してみませんか？ヘアドネーションについて詳しくお話ししていきたいと思います。
ヘアドネーションって何？
小児ガンや無毛症や事故などにより、髪の毛を失ってしまった子供たちは医療用のウィッグが必要になることがあります。
「抗がん剤の影響だから」「事故にあってしまったのだから」「無毛症で毛が生えない病気なのだから」・・・”だから仕方がない“という一言で片付けてほしくありません。大人の男性や、特に女性であれば・・・全ての髪の毛を失うという事の精神的苦痛やダメージなどは容易に想像つくのではないしょうか？
学校へ行っても、お買い物へ出かけても、モノレールやバスに乗っても・・・頭髪が無い事でジロジロとみられてしまうストレスなどを抱えてる子どもたち。
そんなストレスや病気と闘っている子ども達を応援し、せめて精神的な問題だけでも解決してあげたいと・・・無償で医療用のウィッグを作って贈っているのがヘアドネーションの活動です。
アメリカでは、多くの方が賛同し普及していたボランティア活動なのですが、ここ最近・・・ヘアドネーションが日本でも広まり始めました。その活動を支えているのが特定非営利活動法人「Japan Hair Donation&Charity（JHD&C）」なんです。
どのようにヘアドネーションはどのように参加するの？
ヘアドネーションへ参加(ボランティア活動)する方法は、大きく分けて二つあります。この活動を支援したいとお考えの方は、自分の無理のないところから参加をしてみてはいかがでしょうか？
実際に、私たちはどのようなサポートが出来るのか見ていきましょう。
カットした髪の毛を寄付する
上でお話しした通り、ヘアドネーションは無償で医療用ウィッグを作成し、子どもたちへと贈っています。
私たちが協力できるのは、そのウィッグの材料となる髪の毛(人毛)を寄付するという事。１つのウィッグを作るためには、だいたい２０～３０人分の髪の毛が必要になるそうです。
人毛で出来たウィッグは、なにより見た目が自然ですし、シャンプーや、カラーリングなど・・・本物の髪の毛のように扱うことができます。
人毛のウィッグは、人工的なウィッグとは違い、材料を作るという事が出来ません。その為、購入するとなると一つのウィッグのお値段が約5万円～10万円と・・・ものすごく高いんです。
寄付金を送る・募金する
引用：ＪＨＤ＆Ｃ
カットした髪の毛を寄付する以外にも、ヘアドネーションの運営団体へ寄付金を送ったり、募金箱を見かけたら積極的に募金を行う・・・という参加方法もあります。
人毛が集まったら、それでウィッグが完成！という訳ではありません。むしろ、そこからがスタートなんです。集まった人毛の毛質や色を統一するためのトリートメント処理を行ったり、ウィッグを縫い付けたり、集まった髪の毛を工場へ輸送したりと・・・それをおこなう方々の人件費や輸送費が必要なんです。
髪の毛はのばせないけど、子ども達の役に立ちたい！と考えている方は、募金や寄付金をしてみてはいかがでしょうか？
写真に写っている募金箱を、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか？この募金箱はヘアドネーションに対しての募金箱だという事を覚えておいてくださいね！
寄付する髪の毛は、どんな髪でも大丈夫なの？
ヘアドネーションへ寄付できる髪の毛は、いくつかの条件があります。
髪の毛を寄付する際の条件
- 寄付する髪の長さが31ｃｍ以上
- 引っ張ると切れるほど髪が傷んでいないこと
- 切り口はしっかり輪ゴムでまとめること
- 湿っていたり、カビが生えていないこと
ウィッグを作成するには、ある程度の髪の毛の長さが必要になります。その為、カットした髪の毛の長さが31ｃｍ以上から寄付ができます。もちろん、それ以下の長さでも活用は可能だそうです。
また、髪の毛を引っ張って切れてしまうほど傷んでいなければパーマ・カラー・ブリーチをしていても問題ありません！
寄付する髪の毛は、真っ黒で綺麗な艶髪でないといけない・・・と勘違いされている方も多いようですが、本当に普通の髪の毛でいいんです。
髪質(天然パーマやくせ毛)・年齢・性別・国籍などは問いません！上記の事さえ守っていれば、誰でも貢献することができるんですよ。
ヘアドネーション賛同美容室の役割とは？
ヘアドネーション賛同美容室の役割は、大きく分けて二つあります。どのような役割があるのか見ていきましょう。
カットした髪の毛を寄付してくれる方のサポート
髪の毛を寄付するためには、まず髪の毛を切って、その後ヘアドネーションの団体へ発送する必要があります。その流れをサポートしてくれるのが賛同サロンさんです。
賛同サロンの中にも、「カットから発送まで全て行ってくれる美容室」さんと、ヘアドネーション用の「カットのみを行う美容室」さんの２パターンあるようなので、発送までお願いしたい場合は事前に確認しておきましょう。
ウィッグを利用する子ども達のサポート
ヘアドネーション賛同美容室では、ヘアドネーションでウィッグを作成する為のサイズ採寸や、仕上がったウィッグを好みの長さにカットするなどのサポートもおこなっています。
ヘアドネーション賛同サロンさんは、あくまでも自主ボランティアという立場。なので、実施しているサポートの内容はサロンごとに異なるので、気になることがある場合は必ず美容室へ一度問い合わせてみてくださいね！
沖縄県にあるヘアドネーション賛同美容室
知らない方も多いようですが、実は沖縄県内にもヘアドネーションの活動に参加している美容室があるんです。その数、2017年6月現在で22店舗！
南は八重瀬町から北は読谷村まで・・・様々な地域にヘアドネーション賛同美容室があるんですよ！どのようなお店があるのか一部ご紹介していきたいと思います。
- 【八重瀬町東風平】BREEZE
- 【糸満市西崎】hair salon Musica
- 【那覇市金城】Hair&Makeup Buon BuonO
- 【那覇市松川】mode cloud hair design
- 【浦添市内間】hair designing B-PEP
- 【浦添市仲間】NAJEY
- 【西原町翁長】Hair Densign Myrto
- 【宜野湾市伊佐】FUNTAS hair&nail
- 【宜野湾市大山】プチボヌール
- 【沖縄市南桃原】Hairdesign Amical
- 【沖縄市泡瀬】ビジュアル
- 【うるま市江洲】美容室 さくら
- 【読谷村座喜味】hair room botanika
- 【読谷村座喜味】KYU-NA
上記を含む22店舗がヘアドネーション賛同サロンとなっています。(2017年6月現在)
「自宅の近くにヘアドネーション賛同サロンがあった！」とお気付きになった方も多いのではないでしょうか。中には、ヘアドネーションに参加した際に受けられる特典を準備しているお店もあるそうです。
店舗の詳しい情報や、残り8店舗の情報はヘアドネーションの公式ホームページをご覧ください。地域から絞り込む事も出来るのでとても便利ですよ。
髪の毛を寄付するからカット代が無料・・・なんてことは一切ありません。「切った毛を捨てるくらいなら役立ててもらおう！」というボランティアなので、勘違いしないようにしてくださいね！
頑張って病気と闘っている子にウィッグを贈ろう！
ヘアドネーションに興味があっても実際どういう風に進めていったらいいのかわからないものです。そんな時、頼りになるのが賛同美容室です。賛同美容室へ足を運ぶことで、カットから寄付する髪の毛を代わりに発送してくれたりと、とてもスムーズに進みます！
「ロングヘアをバッサリと切りイメチェンをしたい！」「夏に向けて髪の毛を短くしたい！」と考えている方は、一度ヘアドネーションを検討してみてください。
寄付をしなければ、カット後には・・・ただのゴミになってしまう髪の毛ですが、ヘアドネーションへ寄付することで病気で髪の毛を失ってしまった子供たちの髪の毛として再度役に立つんです。ゴミとして捨ててしまうくらいなら、必要としてる子どもたちへ寄付してあげる方がいいと思いませんか？
ヘアドネーションが一般的に普及し、１人でも多くの子ども達に医療用ウィッグが届くことを願っています。
筆者自身も、今回ヘアドネーションで髪の毛を寄付しようと、張り切って美容室へ向かいましたが・・・少しだけ髪の長さが足りなかったので、あと数カ月髪の毛を伸ばしてから再チャレンジしたいと思います♪
治療や通院などでかかる費用の負担などを考えると、親御さん達が後回しにしてしまうのも頷けるほど・・・人毛のウィッグは高額なんです。