沖縄への引っ越し(移住)が決まったら、やらなければいけない事や手続きが沢山あります。その中でも重要なのが、お子さんの学校を転校するための手続きです。今回は、高校生のお子さんがいらっしゃる方の為に、編入・転校についての手続きの手順をご紹介します。
沖縄移住で子供の高校転校・編入手続きってどうするの?
家族で沖縄移住をするなら、子どもの学校の転校も気になるところ。特に、高校生がいる家庭では、高校の転校・編入手続きをどうすればよいのか気になるはずです。
高校転校・編入手続きの手順についてご紹介していきたいとおもいます。小学生や中学生の転校に関しては下の記事をごらんください。
転入学と編入学の違い
高校は、小学校や中学校のような義務教育とは違います。そのため、高校を転校するにも、小中学校の転校とは異なる手続きが必要です。
- 転入学とは
- 転入学は、高校間で転入・転出の手続きを進めることを言います。募集は、年に3回あります。
- 編入学とは
- 編入学は、基本的に、個人と高校の間で手続きを進めることを言います。募集は、年に1回あります。
それぞれの手続きについて詳しく見ていきましょう。
高校を転入学する場合の手続き
転入学を希望する場合、「転校手続き」が必要になります。基本的には、高校間で手続きを行うのが転入学ですが、個人で手続きを行わなければならない部分もあります。
転校手続きの手順は、次のようになっています。
高校転校手続きの流れ
- ➀ 現在通学中の高校に転校の意思を伝える
- まずは、現在通学している高校に、転校を希望していることを伝えます。これによって、転校手続きに必要となる証明書や書類を発行してもらえるようになります。
- ➁ 必要書類を受け取る
- 転校手続きを行うには、在籍証明書・成績証明書・転学照会書などの書類が必要になります。
- ➂ 転入を希望する高校に問い合わせをする
- 必要な書類が揃ったら、転入を希望する高校に対して、転入学が可能か確認します。
- ➃ 転入が認められたら
- 希望する高校へ転入が認められたら、必要な書類を提出します。
- ➄ 高校間で転入・転出手続きが行われる
- 転入学の場合は、必要書類を提出するまでが個人で行う手続きとなります。
欠員募集とは
転入・編入を希望する場合、まず初めにチェックしなければいけないのが、「希望する高校が欠員募集を行っているか」ということです。
高校は義務教育ではありませんから、希望する高校には定員が決められています。定員オーバーの場合は、基本的に受け入れられません。この情報をチェックするのが、欠員募集情報です。
基本的に試験と面接がある
公立高校の場合、転入手続きには、試験と面接が行われるのが一般的です。試験では、国語・数学・英語のテストが行われ、担当教官による面接も行われます。
また、注意していただきたいのが・・・・転入試験は意外と難しいということ。過去に私自身も転入試験を体験したことがあるのですが、結構難しいです。
元々、高校で欠員が出るのは珍しく、募集枠も非常に少ないです。そのため、実際に今通っている高校よりも偏差値の低い学校に転入希望を出すのが一般的です。
高校を編入学する場合の手続き
編入学の場合の手続きの基本は、個人で行うことにあります。
編入学の場合、希望している高校であっても、募集を受け付けていないケースもあります。ですから、まずは、希望する高校の情報を収集することから始めます。
編入手続きの仕方
編入手続きを行う場合、希望する高校によって編入学に必要な条件や手続きが異なります。
希望する高校が求める条件を満たし、既定の手続きを済ませることで、編入学をすることが出来るようになります。
移住による高校転入・編入は高校受験並みに準備が必要
過去に私が経験したことも含めていえることですが、高校の転入・編入は、手続きだけでなく子供自身の準備も必要です。
私の場合、高校1年生の夏に転入手続きを行ったのですが、高校受験から半年もたたないうちでのこと。学校生活中のモチベーションはもちろんですが、転入試験に対するモチベーションもかなり低く、正直いうと、ほとんど投げやり状態だった気がします。住む場所が変わるということは、子どもの周りの環境も変わるということ。
円満な家族関係を維持するためにも、移住の際は、十分に子供とも話し合いを持つようにしてくださいね。
高校受験同様、かなり厳しく判定されますので、もしも希望の高校があるのであれば、その高校の過去問題を解くなどの対策は必要です。