本土の方が沖縄に行くと、ここは本当に同じ日本なの？という錯覚に陥ってしまうと言われます。本土では味わえない熱帯の気候や珍しい動植物、独特の風習など珍しいものがいっぱい。そんな沖縄の中で特に自然に触れ合うことができる、魅力的な場所が「東村ふれあいヒルギ公園」なんです。
ページガイド沖縄県ではマングローブを見る事が出来る！
沖縄の自然といえば海を真っ先にイメージするかと思いますが、実は山や森にもここ沖縄にしかない大自然が広がっているんですよ。
たとえば、日本の中でも沖縄でしか見ることができない「マングローブ」。マングローブ林といえば、よくアジアでエビの養殖地に姿を変えていっているという環境問題で、学校の教科書でも取り上げられていますよね。
タイやインドネシアというイメージの強いマングローブは、実は沖縄にも自生しているんです。
なかなかマングローブを目の当たりにする機会は少ないですし、片方のはさみが大きな「シオマネキ」というカニや小さなトビハゼなどの生き物も一緒に見ることができます。
水場なのに林、林なのに水に浸かっているというちょっと不思議な光景は、一度は見てみたいもの。沖縄の中でも特にこうした自然に触れ合うことができる場所が、「東村ふれあいヒルギ公園」というところです。
マングローブって何？
そもそもマングローブというのは、植物の名前ではありません。
実はマングローブというのは、熱帯や亜熱帯の地域の海水がある湿地の「森林」全体のことをいいます。塩分を含む海水が入り込む川の出口、つまり河口付近にできる森林です。
このマングローブ(森林)をつくっている植物こそが「ヒルギ」なのです。
東村ふれあいヒルギ公園には、ヤエヤマヒルギ・オヒルギ・メヒルギという種類のヒルギが生えていて、カヌーや遊歩道でその姿をしっかりと観察することができるんです。
東村ふれあいヒルギ公園について
さてさて、気になる東村ふれあいヒルギ公園の内部について。
入り口にどどんと待ち構えているのは、先ほどご紹介した片方のはさみが大きな「シオマネキ」というカニのオブジェ。けっこう大きいので、まずその迫力にびっくりしてしまうかもしれません。
カニオブジェのすぐそばには、マングローブ林を見渡すことができる展望台があり、ぐるっと遊歩道が伸びています。小さな遊具や広場もあるのでお子さん連れでもちょっと遊ばせることができますよ。
マングローブをより近くで見たいと考えている方は、沖縄の自然を体いっぱいに感じられるカヌーツアーがオススメです！（下の項目で詳しくご紹介しています）
また、のんびり気楽に観察したいという方は、遊歩道を歩いていくのがオススメです。マングローブだけでなく、周囲の木々や鳥類、さまざまな動植物をゆっくり観察しながら進んでみてください。これぞ「やんばる」という雰囲気を味わうことができます。
ヒルギ公園でのカヌー体験ツアーをご紹介
カヌーに乗りながら、ヒルギ公園内を探検するカヌーツアーを2つご紹介します。対象年齢や、ツアー主催会社が異なりますので、参考にしてみてください。
カヌーツアー(カニ釣り体験付き)
ツアー詳細
- 主催者：あまんだまん
- 金額：5,500円～
- 対象年齢：2歳以上
- 所要時間：3時間
- 集合場所：主催会社から後日連絡がきます。
- 雨天時：雨天催行(天候次第では中止になることもあります)
- 金額に含まれているもの：アクティビティ料・ガイド料・器材レンタル料・保険料・消費税
カヌーツアー(記念写真付き)
ツアー詳細
- 主催者：やんばる自然塾
- 金額：6,000円～
- 対象年齢：5歳以上65歳以下
- 所要時間：3時間
- 集合場所：主催会社から後日連絡がきます。
- 雨天時：雨天催行(天候次第では中止になることもあります)
- 金額に含まれているもの：体験料、保険料、カヤックレンタル料、消費税
※20歳未満の方は保護者の同伴が必要です。
1日遊べる！周辺のおすすめ観光スポット
ちなみに、東村ふれあいヒルギ公園の周辺には、こんな観光スポットが！
慶佐次ウッパマビーチ
東村ふれあいヒルギ公園を出て、東に10分ほど車を走らせると海が見えてくるのですが、ここは「慶佐次ウッパマビーチ」といってとても美しい砂浜がひろがるビーチになっています。約1キロにもおよぶ真っ白な砂浜、そして息をのむほど美しい色合いの海。
マリンスポーツを楽しむのはもちろんですが、その美しさからビーチに座って景色を眺めているだけでも心が癒されるといいます。
慶佐次ウッパマビーチ
- 住所：〒905-1205 沖縄県国頭郡東村慶佐次３９４
- 駐車場：あります
東村特産品加工直売所 サンライズひがし
引用：http://www.sunrise-higashi.jp/menuIndex.jsp?id=29459&menuid=7154&funcid=28
さらに、ビーチから国道331号線を北へ向かうと、東村役場のすぐそばに東村の特産品を販売している「東村特産品加工直売所 サンライズひがし」があります。特産品の販売所、レストランや休憩所が併設されているので大人から子供までのんびり休憩できる場所となっています。
また、施設の外には公園があるので子どもを遊ばせることもできますし、さらに海もすぐそばなので潮風を感じながらのーんびり海を眺める事も・・・。しかも、無料のシャワーが備えてあるので、泳ぐことも可能です！
「サンライズひがし」に併設されているレストランでは、定番のソーキそばやチャンプルー定食、コーヒーや黒糖ぜんざいなどのスイーツもいただくことができます。
東村特産品加工直売所 サンライズひがし
- 住所：〒905-1204 沖縄県東村字平良550-23
- 電話：0980-43-2270
- 営業時間：9:00～18:00
- 定休日：なし
- URL：http://www.sunrise-higashi.jp/index.jsp
東村ふれあいヒルギ公園についてのまとめ
「東村ふれあいヒルギ公園」でマングローブを見て、沖縄の自然をぞんぶんに楽しみ・・・ウッパマビーチで癒され、さらにサンライズひがしでおなかいっぱいになってお土産を買って帰る。東村は、丸一日遊ぶことができるエリアになっているんですよ！
ヒルギ公園のマングローブエリアには、「ベニシオマネキ」など多くのカニが生息しています。遊びがてら、子どもの自由研究などで訪れてみてもいいのではないでしょうか？
東村の特産品がパイナップルであるということから、パイナップルジャムやフレッシュなとれたてパイナップルなども安くで購入できますよ！