ここ最近、少しずつ知名度を上げている「ゴールドバレル」というパイナップルをご存知でしょうか?その甘さは折り紙付きで、最近ではテレビなどでも取り上げられるようになってきました。そんなゴールドバレル(タダオゴールド)について詳しくご紹介していきたいと思います。
今話題の「ゴールドバレル」ってどんなパイナップル?
最近、テレビなどでも取り上げられるようになってきている「ゴールドバレル」というパイナップルを知っていますか?
「ゴールドバレル」は、沖縄本島北部にある東村で主に栽培されている、比較的新しい品種のパイナップルです。なぜ、この「ゴールドバレル」が今話題になっているのか…理由は、やはり通常のパイナップルよりも飛び抜けた「甘さ」があるからなんです。
そんな「ゴールドバレル(タダオゴールド)」についてご紹介していきたいと思います。
ゴールドバレルってどんな品種?
- 正式名称:ゴールドバレル(Gold Barrel)
- 交配種:クリームパイン×McGregor ST-1
- 品種登録:2009年(平成21年)
- 大きさ:約1.5㎏~2㎏
- 糖度:平均17度~18度
- 味の特徴:甘さが強く酸味が少ない
ゴールドバレルは、パイナップルの最高峰(2017年8月時点)だと言われている新種のパイナップルです。
ゴールドバレルという名前は、ゴールドバレルのフォルムから名づけられています。ゴールドバレルは他のパイナップルに比べると大きく、大きさ(重さ)が約1.5㎏~2㎏程度あると言われています。
その大きなパイナップルが、樽のような形をしている事から樽(Barrel)、果肉の色がゴールド(Gold)のような綺麗な黄色をしている事から、ゴールドバレル(Gold Barrel)と名付けられました。
平均して糖度が17~18度あると言われており、中には18度を超えるものもあるのだそう。マンゴーで甘いと言われるのが12~15度、リンゴで甘いと言われるのが13度以上なので、糖度17~18度となるととても甘い事が分かります。
甘さがとても強く酸味が少ないので、酸っぱいパイナップルが苦手だという方には、ぜひオススメしたい品種です。リンゴなどに比べると、果汁も多いので噛むごとに甘さを感じる事が出来るでしょう。
タダオゴールドって何?
ゴールドバレルについて調べてみると、必ず目にするのが「タダオゴールド」という名前。何がどう違うのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
パイナップルは、土の質や水やりの頻度や量、タイミング・・・それだけでも味や大きさに違いがでると言われています。
そんな中、玉城さんが作ったパイナップル(ゴールドバレル)は、大きく理想的な形をしており、どのパイナップルを食べても甘さが安定。出荷されたパイナップルの品質も安定しているということから「タダオゴールド」という名前を商標登録し、玉城忠男さんが作ったゴールドバレルのみ「タダオゴールド」という名前で出荷しているんです。
ゴールドバレルとタダオゴールドの違いとは?
ゴールドバレルとタダオゴールドの大きな違いは「育てた人が違う」という事。品種は全く同じ「ゴールドバレル」です。
上の項目でもお話しましたが、「タダオゴールド」という名前で販売されているパイナップルは、東村でパイナップル農家を営んでいる玉城忠男さんが栽培しているゴールドバレルです。
それに対し、「ゴールドバレル」という名目で販売されているパイナップルは、沖縄県北部の東村や今帰仁村にあるパイナップル農家さん達が育てたゴールドバレルです。
品種は同じでも、育てている農家さんの育て方や土の質などによって、味は若干異なると言われているパイナップル。農家の数だけ育て方の違いがあるでしょうから、同じゴールドバレル(品種)であっても・・・微妙な味の差は生まれそうです。
ゴールドバレルとタダオゴールドを食べ比べてみた
実際に、タダオゴールドとゴールドバレルを食べ比べてみました!
タダオゴールドは、楽天にて税込み7180円で購入。その大きさ(重さ)は、ピッタリ1.8kg!一方ゴールドバレルは、沖縄のファーマーズマーケットにて税込み1500円で購入しました。その大きさ(重さ)は約1.3kg。
個体の大きさとしては500g程度の差ですが・・・値段の差なんと約4.5倍以上!輸送費なども含まれているでしょうが・・・いくらなんでも差があり過ぎる印象です。
※商品の価格は記事作成時点の価格です。価格は変動する事が御座いますので、実際の価格はオンラインショップの商品詳細ページでご確認下さい。
食べ比べてみた感想としては、個体差もあるかもしれませんが・・・今回比較したゴールドバレルとタダオゴールドでは、甘みに大きな差があるという事はありませんでした。ただ、どちらもゴールドバレルである事には変わりなく、今まで食べたパイナップルの中では一番甘くて美味しかったのは確かです。
沖縄のJAファーマーズマーケットで販売されていたゴールドバレルは、1kg~2kgくらいの様々なサイズのものが販売されており、大きさによって値段は異なりましたが1000円~2500円程度で販売されていました。
沖縄旅行に訪れている方は、東村にあるサンライズひがしや、パイナップルを多く取り扱っているJAなどに立ち寄って、お土産としてゴールドバレルを買って帰ると喜ばれるかもしれません!
タダオゴールドとスーパーで購入したパインを比べてみた
ついでに、スーパーで販売されている298円のパイナップル(フィリピン産)と、タダオゴールドを食べ比べてみました。
スーパーで購入したパインは、下部の部分がとても甘く、甘さと酸味のバランスの取れた味です。ですが、食べる場所によっては甘みが少なく、酸味を強く感じるものも。
それに比べると、どこを食べても甘く、酸味が控えめなタダオゴールド(ゴールドバレル)は、酸っぱいパイナップルが苦手だという方にこそ、オススメしたいパイナップルです。
ゴールドバレル(タダオゴールド)の感想・まとめ
2009年(平成21年)に登録され・・・まだまだ新しく希少なゴールドバレルですが、ここ数年、沖縄県内では見かける事が増えてきています。
ゴールドバレルは、通常のパイナップルより酸味が無く、甘いのでオススメですが、甘酸っぱいパイナップル派の方には、酸味が少なく、少し物足りないかもしれません。
ですが、噛むたびに甘い果汁がたっぷりと口の中に広がる感じは、パイナップル好きにはたまらないものがあるかと思います。食感も通常のパインよりも柔らかく、パインの繊維が歯に引っかかるという事も殆ど無いように感じました。
ぜひ一度、ゴールドバレル(タダオゴールド)を購入して食べてみてください!絶対に他の方に勧めたくなりますよ♪
贈答品としてもオススメなゴールドバレル!まだまだ本土では見かけない商品の為、プレゼントとして贈ると喜んでもらえると思いますよ♡
タダオゴールドとは、沖縄県北部にある東村でパイナップル農家をされている玉城忠男さんが育てたゴールドバレルの事なんです。