先日、初めて八重山(やえやま)諸島にある小浜島を訪れました。小浜島は、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」で一躍有名になった沖縄県の離島です。初めて訪れた小浜島で、驚いたことや不便に感じたことなどがいくつかあったので「これから行く予定がある」という方は是非参考にしてみてくださいね!
小浜島って、どうやって行けばいいの?
まずは、小浜島へ行ったことがないという方の為に、小浜島へのアクセス方法からお話ししていきたいと思います。
小浜島は石垣島から14㎞ほど離れた場所にある為、石垣島を経由して行くことになります。
石垣島にある離島ターミナルで、小浜島行きの乗船チケットを購入し、船に乗って移動します。石垣島から小浜島への乗船料金は以下の通りです。
石垣島⇔小浜島 乗船料金
- 大人(12歳以上)
- 片道 1,060円/ 往復 2,020円
- 子ども(6歳~11歳)
- 片道 540円/ 往復 1,020円
- 障がい者割引
- 片道 540円/ 往復 1,080円
所要時間は石垣島から直行便の場合 約25~30分、竹富島経由の場合が約40分となっています。
島で最も標高が高い場所は、大岳展望台で99m!島で一番標高が高い場所でも、ビルの20階相当の高さなんです。
飲み物は石垣島で買っていこう!
小浜島へ移動すると、石垣離島ターミナルで100円で販売していた飲み物(500mlペットボトル)が、160~200円で販売しています。
見かける販売機は、ほとんどが160円で販売されており、ホテルの売店になるとスーパーで100円以下で販売しているお茶などが200円で販売されています。
「飲み物にあまりお金はかけたくない」という方は、石垣島を出る前に購入しておきましょう!
小浜島へ到着したら、まずは腹を満たそう!
小浜島は小さい島なので、飲食店もそれほど多くはありません。なので、限られた飲食店の中で、食事をとらなければいけません。
・・・そこで注意しなければいけないのが、飲食店の営業時間です!小浜島にある多くの飲食店は、14時ほどで閉店してしまいます。中には夕方から営業を再開するお店もあるようですが、多くが一度14時で閉店してしまうんです。
もちろん、小浜島にはスーパーやコンビニといったものはありません。
14時を過ぎて食事をとりたい場合は、集落の売店を訪れてみるか、フェリー乗り場の向かい側にあるBOB’s CAFE(ボブズカフェ)を訪れてみてください。BOB’s CAFE(ボブズカフェ)は、月曜のみ11時~17時までの営業(火曜日は定休日)で、その日以外(水~日曜日)は23時まで営業しています。長時間営業している唯一のお店なので覚えておくと便利ですよ♪
乗り物を確保しよう!
小浜島に到着すると、まず目に入ってくるのはレンタサイクルのお店!
小浜島は、路線バスやタクシーなどが運行していない為、自転車やバイク、もしくはレンタカーを借りて行動するしかありません。
その為、小浜島と周辺離島をつなぐフェリー乗り場の近くにはレンタサイクルのお店がいくつか建ち並んでいます。
自転車やバイクは予約をしなくても、フラッとお店に立ち寄るだけでレンタルすることが出来ます。ですが、レンタカーに関しては、台数が限られているので、そのまま行って借りれるかは運次第です。なので、“絶対に車を借りたい”と考えている方は、事前に予約をしておくことをオススメします!
小浜島は自転車でも余裕!?
小浜島の面積は7.84 km²です。小浜島の面積を知って、どう感じましたか?
「小さい島だから自転車でも余裕だろう」と思った方が多いのではないでしょうか?実際に、インターネットで検索してみると、「自転車でも問題なかった」という口コミを見かけます。
ですが・・・その口コミを鵜呑みにしてしまうと痛い目にあいますよ!
小浜島の観光名所をすべて回るとなると、移動距離は約20㎞ほどあります。小浜島は坂道も多いので、約20㎞の移動距離に坂道の負荷などが加わってきます。
日ごろから運動を行っていて、体力に自信があるという方は、自転車でも何の問題もないでしょう。ですが、運動不足が続いている方や体力に自信のない方、年配の方にはバイク、もしくはレンタカーを強くオススメします。特に真夏の自転車は地獄だと思います。
ちなみに、小浜島の観光名所の目玉である大岳展望台は、頂上まで約300段の階段が続いています。自転車を漕ぐ体力の他に、大岳展望台を上る体力まで考えて、借りる乗り物を選びましょう!
複数人で借りるならレンタカーがいい!
小浜島の坂道対策として、電動アシスト付き自転車を借りる方も多いようですが、複数人で3時間以上借りるのであればレンタカーが安上がりになってきます。
筆者たちは、運動不足気味だったので迷わずレンタカーを選択しました。結果的に・・・大正解!
- 日焼けもしない
- クーラーが使える
- 移動がスムーズなので、3時間あればちゃんと見て回れる
- 300段の階段を上った後も、バテずに移動できる
という点で大満足だったのですが、何より・・・疲れが軽減されるので気持ちにも余裕がうまれ、イライラすることなく楽しく旅行が出来るという点が一番大きかったと思います!!
島内を観光中、自転車をレンタルした方を横切る機会が多かったのですが、皆さんそれぞれ大変そうでした。
例えば、坂道が辛く自転車を押して歩いている人たちや、カップルで体力に差があり、せっかく思い出を作りに来たはずなのに、男性に置いて行かれている女性がいたり・・・とにかく皆さん自転車を選んだことを後悔しているように見えました。。
お金を節約することも大切ですが、楽しく旅行が出来る最善の方法を選んだ方が、後々の為になるのではないでしょうか?
小浜島にはゴミ箱がない!
小浜島を観光中、特に気になったのが、どこへ行ってもゴミ箱が設置されていないという事。
飲み終えたペットボトルや食べ終えたものを捨てるゴミ箱がないんです。離島間をつなぐフェリー乗り場やそのトイレでさえ、ゴミ箱がないので驚きました。
フェリー乗り場で、ゴミ箱の場所を聞いている方がいたのですが「ゴミは、各自で持ち帰ってください」と職員の方にお願いされていました。
その影響なのか、ところどころゴミの放置が気になるところがありました・・・。ゴミは責任を持って持ち帰るようにしましょう!ホテル内などにはゴミ箱はありますが、観光スポットや集落内、フェリー乗り場にはゴミ箱はないので、日帰りの方は自分でゴミをまとめて持ち帰るようにしましょう。
送迎が当たり前!?小浜島の居酒屋事情
「せっかくだから、島の居酒屋で食事を楽しみたい!」という方も多いはず!
上でもお話ししましたが、小浜島にはタクシーやバスなどは走っていません。その為、「ホテル以外の場所で夕食を楽しみたい」となった場合に・・・移動手段がないんです。(フェリー乗り場からホテルまでは、ホテルのシャトルバスが運行しているので、ホテルまでは簡単に行くことが出来ます。)
ですが、ご安心を!!小浜島の居酒屋さんの多くが、ホテル⇔居酒屋の送迎サービスを行っています。
満席であったり、混みあっている場合には希望の時間に送迎をお願いすることが難しくなってしまうので、前もって席と送迎の予約をしておく事をオススメします!
【まとめ】小浜島は自分探しの旅にピッタリの場所!
小浜島では、のんびりとした時間が流れています。
都会のように車が走る音や、バイクをふかす音、大勢の人が話すワイワイ・ガヤガヤとした雰囲気とは一切無縁の島です。
のーんびりと、自転車をこぎながら牧場やサトウキビ畑、海を眺め・・・夜には満天の星空を楽しむ事も出来る。・・・そんな自然豊かで穏やかな場所がそこにはあります。
「都会の喧騒から逃れたい」「ストレスフルの状態が続いている」といった方は、是非一度リセットしに、小浜島を訪れてみてはいかがでしょうか?
大岳展望台からは360℃、パノラマの景色を楽しむ事が出来ます!小浜島へ訪れたら、必ず立ち寄ってほしいスポットの一つです。