先日、初めて八重山(やえやま)諸島にある竹富島を訪れました。竹富島といえば赤瓦屋根の集落が有名で、重要伝統的建造物群保存地区にも認定されている人気の観光スポットの一つです。初めて訪れた竹富島で、驚いたことや不便に感じたことなどがいくつかあったので「これから行く予定がある」という方は是非参考にしてみてくださいね!
竹富島って、どうやって行けばいいの?
まず、竹富島へ行ったことがないという方の為に、竹富島へのアクセス方法からお話ししていきたいと思います。
竹富島は石垣島から6㎞ほど離れた場所にある為、石垣島を経由して行くことになります。意外にも、石垣島からは一番近い離島なんですよ。
石垣島にある離島ターミナルで、竹富島行きの乗船チケットを購入し、船に乗って移動します。所要時間は、石垣島から竹富島まで約10~15分となっています。
石垣島から竹富島までの乗船料金と詳細
石垣島から竹富島への乗船料金は以下の通りです。
石垣島⇔竹富島 乗船料金
- 大人(12歳以上)
- 片道 600円/ 往復 1,150円
- 子ども(6歳~11歳)
- 片道 310円/ 往復 590円
- 障がい者割引
- 片道 310円
※ネットで事前予約をすればWEB割料金が適応されます。(片道30円ほど安く乗船できます)
観光シーズンや大型連休に入ると、竹富島⇔石垣島間の船はとても混みあいます。その為、希望の時間のチケットを購入することが出来なかった・・・なんて話も耳にします。
なので、あらかじめ乗船したい時間が決まっているのであれば、チケットを事前予約しておくことをお勧めします。
チケットを事前に予約したい場合は、下の公式ホームページからどうぞ!
石垣島⇔竹富島を結ぶフェリーの運行時間
フェリーの運航時間ですが、7:30(石垣発)を皮切りに、30分間隔で運行しています。最終便は、18:00となっています。
また、竹富島発も同じく7:45分を皮切りに30分間隔で運行。最終便は18:15となっています。
小浜島から竹富島へ!フェリーの料金など
一泊を小浜島で過ごした筆者たち。次の目的地は竹富島だったので、離島間フェリーを利用して竹富島へと向かいました。
小浜島から竹富島へ向かうフェリーは、13:50 と 14:40の2便のみとなっています。1日に2便しか運行していない為、オンシーズンや修学旅行シーズンは混みあうことが予想されます。
心配な方は、前もって乗船チケットを予約しておくか、早めにフェリー乗り場へ向かうようにしましょう!
小浜島から竹富島までの所要時間
小浜島から竹富島までの所要時間は25分~30分となっています!
あまり大きな船ではない為、波の影響を受けやすいです。船酔いの恐れがある方は、念のため酔い止めを飲んでおきましょう!
小浜島から竹富島までの乗船料金と詳細
同じルートをたどりたい方の為に、小浜島から竹富島へ行くフェリーの詳細をご紹介しておきたいと思います。
- 片道の乗船料(税込み)
- 12歳以上 1,030円6歳~11歳 520円障がい者割引 520円
- ※ネットでの事前予約はWEB割が適用されます!(12歳以上 980円/6歳~11歳 490円)
- 小浜から竹富へ出発する時間
- 13:50発 ・ 14:40発の2便
WEBで事前予約をした場合も、乗船料は当日チケット販売窓口でのお支払いとなります。
当日に便を変更・キャンセルしたい場合
中には、「予約はしたものの・・・やっぱり便を変更したい!」という方もいらっしゃるかと思います。
実は筆者達も、事前に14:40発のフェリーを予約していたのですが・・・14:40まで時間を潰すことが出来ない(観光地はすべて見てしまった後だった)という事で、一便早める事を当日に決めました。
その際に、「当日のキャンセル・変更はどのようにしたらいいのか」という事を、安栄観光さんに確認したので簡単に書いておきたいと思います。
当日に便の変更・キャンセルをしたい場合・・・
- 当日は予約の変更はできない(キャンセルしか方法がない)
- 乗船時間にフェリーターミナルにいなければ自動的にキャンセルになる
- 希望の乗船時間にターミナルへ行ってチケットを購入する
というように伝えられました。
要するに、当日は予約の時間変更はできず、乗船希望の時間より少し前にフェリーターミナルへ行き、予約なしの状態で新たにチケットを購入すればいいという事。乗船時間に港に来ていなければ自動的にキャンセルになるので、キャンセルの手続きは不要との事でした。
お支払いは、事前予約の場合でもチケットと引き換えでのお支払いになるので、二重で支払ってしまう心配はありません。
13:50の便は混みあうとの事で、少し早めにターミナルへ行きました。チケットを購入する際に、次の便を予約していた旨を伝えると、予約の名前があることを確認して、WEB割の料金でチケットを販売してくれましたよ♡(スタッフさんによるかもしれません・・・)
小浜島と同様・・・飲食店の営業時間に注意!
「小浜島へ行ってみて分かった!行く前に知っておいてほしい事」の記事でもお話ししたのですが、竹富島も小浜島同様・・・15時には一度閉店してしまう(L.O. 14:30)お店が多くあります。
なので、お昼頃のフェリーで竹富島へ向かう場合は、到着後 早めに飲食店へ向かう事をオススメします。タイミングを逃してしまうと食事がとれなくなってしまいますよ!
もしも、船便の影響などで14:30以降に到着してしまう場合は、HaaYa nagomi-cafe(ハーヤナゴミカフェ)さんが17:00まで営業しているので、そちらに行かれてみてはいかがでしょうか?(不定休のお店なので注意してください)
宿に自転車を届けてくれるシステムが便利!
竹富島観光には欠かせないアイテムの一つとして「自転車」が挙げられます。
竹富島にはいくつかのレンタサイクル屋さんがあるのですが、筆者たちが利用した「ひまわりレンタサイクル」さんが便利だったのでご紹介したいと思います。
まず、とても便利だったのが・・・電話一本で宿まで自転車を配達してもらえたという点。また、利用時間が終了した自転車も、宿に回収しに来てくれるので、使い終わったら宿の駐輪所に停めておくだけでいいという点も、とても有難かったです。
その他にも、他のレンタサイクル屋さんが「1日1000円」と、一つのプランしか準備していなかったのですが、ひまわりレンタサイクルさんは「1日(4時間~24時間)1000円」プランの他に、「1時間 300円(以降、30分ごとに150円)」といったプランも準備されていました。
竹富島に宿泊する予定ではない方は、「ひまわりレンタサイクル」さんを利用したほうがお得かもしれません。
ひまわりレンタサイクルで自転車を借りた方は、パーラーひまわりで「ドリンク」または「かき氷」をサービスしてもらえます。一台につき、一つサービスしてもらえるので、家族で何台も借りた場合はかなりお得ですよね♪
依頼すればタクシーやバスを利用することも可能!
タクシーやバスが走っていないイメージのある竹富島ですが、意外にも電話で依頼すれば利用することが可能なのだそうです。
- タクシー(竹富島交通)
- 0980-85-2154
- URL:http://www.taketomijimakotsu.info/time.html
- 乗り合いバス(友利観光)
- 080-2751-3229
- URL:http://tomori-kankou.com/
タクシーだけでなく、バスも予約をすれば(乗り合いで)運行してもらえるようなので、自転車での移動が難しいという方は、ぜひ利用してみてくださいね!
海までの道は舗装されていない道も多い!
上でもお話しした通り、自転車での移動(もしくは徒歩)が基本となる竹富島。海に囲まれている小さな島なので、観光の人気スポットとなっているビーチが沢山存在します。
中には、ビーチへ向かう道が舗装されいない事も・・・。
特に大変だったのが「アイヤル浜」というビーチ。舗装されていないガタガタの道を1.5㎞(約15分…往復30分ほど)自転車をこぎ続けなければいけません。
この写真は、アイヤル浜へ向かうスタート地点ですが・・・ここからもっと道は細くなり、道はガタガタ(穴だらけ)になっていきます。
あまりの凸凹具合に、自転車のカゴに入れていたスマホがバウンドして飛び上がり・・・地面にたたきつけられる事件も起こったほどです。。
また、ミッチェルは…座ったままだとペダルが漕ぎづらいという事で、ずっと立ち漕ぎをしていました・・・(´∀`;●)
結構ハードだったので、体力に自信がない人はアイヤル浜を省いたほうが良いかもしれません。
草木に囲まれた場所が多いので、夏場は暑さだけでなく虫よけ対策も必要不可欠です!
買い物が出来る場所がない
小浜島同様、竹富島にはスーパーやコンビニといったものはありません。その代り、集落の中心部に小さな売店が2店舗ほどあります。
ですが、売店では民芸品や手作りアイスキャンディーが主に販売されており、小腹をうめられるような食事系などはありませんでした。
観光中の休憩スポットとして利用する分にはいいのですが、急きょ必要になったものが揃うかといえば・・・微妙なところです。
また、売店内で販売されている飲み物は種類が少なかったのですが、売店付近には自販機も多く見かけたので、飲み物には困らないと思います。
買い物はどこでしているのか、気になったので宿の方に聞いてみました。竹富島の方々は、石垣島(港付近)にマイカーを置いている方が多くおり、買い物の際は船で石垣島へ渡り・・・マイカーで買い物に行って、船に乗って帰るのだそうです。
診療所は一か所のみ!救急が必要な場合はどうしたらいいの?
竹富島には、診療所が一つだけ存在します。
診療時間内に救急が必要になった場合は、診療所へ直接連絡を入れましょう。診療時間などは以下の通りとなっています。
診療時間内なら、直接連絡を!
- 診療時間
- 【平日の午前】9:00~12:00【平日の午後】13:00~16:00
- 休診日
- 土・日・祝日
- 住所
- 〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町竹富324
- 電話番号
- 0980-85-2132
休診日(休診時間)の場合は「119」へ連絡を!
竹富診療所は、医師が一人で患者さんを診ている為、24時間での診療体制ではありません。
なので、診療所がお休みである土日祝日(もしくは平日の16時以降)に緊急に診療が必要な場合は「119」へ連絡を入れましょう!
119番へ連絡を入れると、「火事なのか救急なのか」を尋ねられます。なので、「救急」である旨を伝え、以下の事を伝えるようにしましょう。
119へ伝えるべきこと
- 見たままの状態を簡潔に伝える(ウミヘビに噛まれて痙攣している など…)
- 住所を伝える
- 通報をしている本人の氏名と電話番号を伝える
- 重体の場合は、その地点から離れず、患者を動かさないで司令員の指示に従いましょう
【まとめ】ゆったりとした時が流れる竹富島
竹富島中心部にある集落は、沖縄出身の私たちでも感動するものがありました。
那覇市で生まれ育った私たちは、子どもの頃から普通の住宅(コンクリート住宅)を見て育っており、実際に赤瓦屋根の集落を目にする機会はなかなかありません。
沖縄出身の私たちでも、「のんびりした時間が流れている」とすぐに感じる事が出来たので、本州の都心部にお住いの方は…より一層「ゆっくりと流れる島時間」を感じる事が出来るでしょう。
ぜひ、日ごろの疲れを癒しに、竹富島を訪れてみてはいかがでしょうか?
お昼時間(12:30-14:30)までの間は、時期によって運行時間が異なるので公式ホームページで確認してみてくださいね!