竹富島の人気観光スポットの一つ「なごみの塔」へ行ってきました。「なごみの塔」は、一体どのような場所だったのか、詳しくご紹介していきたいと思います。
なごみの塔ってどんな場所?
竹富島の人気観光スポットの一つである「なごみの塔」は、竹富島集落の丁度中央付近に位置しています。
2006年には、国の登録有形文化財にも登録され、益々観光地としての人気も高まりました。
塔の横には、環境保全の為の募金箱も設置されています。もしも、「また竹富島へ遊びに来たい」「竹富島の景色を守りたい」と思っていただける方は、ぜひ募金に協力をお願いします。
なごみの塔の前には駐輪禁止!
なごみの塔の前は、駐輪禁止となっています。
30m(徒歩1~2分程)先にある、売店(ゆぬんや)の向かい側に駐輪場があるので、そちらを利用しましょう!
宿の送迎車や、他の自転車の方の邪魔になるので、ルールはしっかりと守るようにしましょう!
島で一番高い場所!「なごみの塔」へ到着!
なごみの塔は、高さは4.5m…斜度は約60度となっています。
「なぁ~んだ!意外に小さいじゃん!」と思った方も中にはいるのでは・・・?
確かに、塔自体の高さは「4.5m」なのですが、なごみの塔は「赤山丘」という丘の上に建っています。
丘の高さが約6mあるといわれており、その上になごみの塔が建っている為、塔自体に高さがあるイメージがついているようです。ちなみに・・・塔の階段は8段しかありません!
塔の近くには、塔を寄贈した日や工事に携わった人数、かかった費用などが刻まれています。
なごみの塔は、2016年9月からのぼることが禁止に!
2016年9月15日までは、なごみの塔はのぼることが出来たそうですが・・・2016年9月16日以降は老朽化に伴い…塔へのぼることが禁止になってしまいました。
以前は、8段ある階段を一人づつ登降しており、なごみの塔へ上る為の順番待ちの列が絶えなかったそうです。
なごみの塔の改修予定は、現時点ではないそうです。危険なので、絶対にのぼらないようにしてくださいね!
「なごみの塔(の高さ)からの景色を見てみたかった。。」という方は、なごみの塔の裏手にある「あかやま展望」へ行ってみてください♪「あかやま展望台」では、なごみの塔と同じ高さからの景色を堪能することが出来ますよ!
平家の落人伝説について
なごみの塔が立っている場所には、「平家の落武者」伝説が残っているようです。
平家の落人(落武者)とは・・・
源氏と平家は、1180年の治承・寿永の乱以降・・・一ノ谷の戦い(1184年)・屋島の戦い(1185年)・壇ノ浦の戦い(1185年)といった戦を繰り広げてきました。
その戦で…平家側は連戦連敗が続き、合戦を繰り返す中で…戦に敗れ、残党の追捕から逃れた武士(公卿・女性・子供も含む)が多くいたのだそうです。その後、逃亡した武士達は、人里離れた場所(全国各地)へ身を隠して生活しました。
このような人達(敗残者)のことを、「平家の落人(へいけのおちうど)」または「平家の落武者(武士に限った呼び方)」と呼ぶそうです。
竹富島に伝わる「平家の落人伝説」も、その一つで・・・1185年に起こった壇ノ浦の戦いの敗残者の一人である赤山王が、竹富島の美崎に流れ着き、現在なごみの塔がある赤山丘で生活していたのだそうです。
その後、時は流れ・・・1953年に赤山王の居城跡がある赤山丘を、西集落有志で構成する一和会が買収。なごみの塔や星見石などを建設し、公園化することに成功したといわれています。
ちなみに、「なごみの塔」の「なごみ」とは、全ての集落の人々が肩を寄せ合って仲良く暮らせるように・・・という意味を込めて命名されたのだそうです。
なごみの塔へのアクセス・詳細
なごみの塔の詳細
- 住所:〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町竹富 なごみの塔
- 駐輪場:近くに売店があり、その向かいの駐輪場に停めてください
- 入場料:無料
※現在地からなごみの塔までルート案内を表示するにはGPS機能を有効にして下さい。
筆者たちが宿泊した「やど家 たけのこ」や、人気観光スポットの一つである「西桟橋」からは一直線で、道に迷うこともありませんでした!