日本全国至る所でユニークなご当地ナンバープレートが誕生していますよね?もちろん沖縄でもご当地ナンバープレートはあります。今回はその中でも特におすすめしたい沖縄のご当地ナンバープレートを3つ紹介します。
ハート型のまちのカワイイご当地ナンバープレート【南城市】
本島南部にある南城市は、2006年1月に佐敷町・知念村・玉城村・大里村が合併したことによって誕生した市です。
南城市は沖縄県にある11の市の中では最も人口が少ない市で、さらに県内で唯一市内に警察署と高校がない市でもあります。でも、そんな南城市は合併したことによって、思わぬ得をします。
実は、南城市を上空から見てみると・・・市の形がハート型に見えることが分かります。
しかも、本島最高の聖地と呼ばれ世界遺産に登録されている斎場御嶽やニライカナイ橋のほかにも、美しい海と豊かな自然に恵まれた観光スポットがあることでも知られています。
とにかく人気者!南城市ゆるキャラ「なんじぃ」
南城市は、街の活性化のためにキャラクターをつくります。それが「なんじぃ」です。
ハート型の街のキャラクターとして登場したなんじぃは、ハートマークのひげがトレードマークです。
プリップリのお尻を振りながらいろいろなところに出没する「なんじぃ」は、無口なくせに運動神経が抜群!そのためヒマが出来ると、大好きな南城市の海でよく遊んでいるといいます。
なんじぃがプリントされたハート形のご当地ナンバープレートが人気
南城市のご当地ナンバープレートは、南城市のゆるキャラであるなんじぃがプリントされています。
しかも、ハート形の街を大々的に売り込んでいる南城市らしく、プレートの形もハートをベースにしています。
引用:南城市公式ホームページ
もちろん…排気量によって色分けされているのですが、ここにもハートを意識したデザインになっています。
色はピンク・黄色・水色の3色があり、中でもピンク色のナンバープレートは女性の間から「カワイイ♪」と評判です。
エイサーの街のカッコいいご当地ナンバープレート【沖縄市】
沖縄の伝統的な踊りの一つであるエイサー。
大きな太鼓を脇に抱え、頭には手ぬぐいを巻き勇ましい掛け声でダイナミックに踊るエイサーは、地元では夏の風物詩でもあります。
その踊り方は各地域によっても異なるのですが、中でも本島中部の中心都市・沖縄市は県内でもエイサーが有名な地域が集中しています。
そのこともあって、沖縄市では「エイサーのまち沖縄市」として全国的にPR活動をしています。
そんなエイサーのまち・沖縄市を盛り上げるために作られたキャラクターが、エイ坊とその仲間たちです。
引用:沖縄市公式ホームページ
キャラクターは全部で4体あるのですが、中でもリーダー役を務めているのがエイ坊です。大きな太鼓をわきに抱えバチを構えてポーズをとっている姿は、いかにもリーダーといった感じです。
エイ坊がデザインされた沖縄市のご当地ナンバープレート
沖縄市のキャラクターにはリーダー役のエイ坊のほかに女の子の「サーちゃん」とやんちゃな「たーくん」、泡盛が大好きな「さなじぃ」の4名がいますが、最も人気があるのはやはりエイ坊です。
エイ坊は「エイサー=かっこいい」を思いっきり意識したキャラクターです。そのため衣装もポーズも、一番エイサーのイメージが分かりやすいように設定されています。
引用:沖縄市公式ホームページ
なので・・・エイサーのまち沖縄市のご当地ナンバープレートは、エイ坊がデザインされたちょっとクールなナンバープレートになっています。
外国人が多い町ならではのこだわりもある
エイサーのまちが作っているご当地ナンバーですから、ナンバープレートにもきっちりと「エイサーのまち沖縄市」とプリントされています。
引用:沖縄市公式ホームページ
でも…よくよく見てみると、ナンバープレートの下の方には英語で「THE CITY OF EISA」の文字が…。
アートとして見応えのなあるご当地ナンバープレート【石垣市】
2017年7月に市制施工70周年を迎えた石垣市では、記念日となる7月10日からご当地ナンバープレートを交付しています。
ナンバープレートのデザインは「石垣市にゆかりのあるデザイン」として一般公募され、県内外から36件あった応募の中から最優秀賞を受賞したデザインが採用されました。
豊かな自然が魅力の野底の風景が凝縮されたデザイン
島の中でも絶景スポットがある人気の石垣市野底。ここには標高281.4mの野底岳があり、「自然の宝庫」と呼ばれるほど豊かな石垣の自然がギュッと凝縮しています。
野底岳は初心者でもハイキング感覚で登山を楽しむことが出来ることもあって、多くの観光客の姿も見られます。
山の上からは美しい海が見える上に、見る時間によって姿を少しずつ変えていくところも見所です。
そんな石垣市野底で見ることが出来る美しい朝日と星空をバックにカンムリワシや野底岳などのシルエットを盛り込んだのが、石垣市のご当地ナンバープレートです。
引用:石垣市公式ホームページ
美しい野底の風景が見事に1枚のプレートの中で表現されているこのデザインは、アートとしての価値も高いと人気です。
実は香港出身の移住者がデザインしていた
アートとしての価値も高い石垣市のご当地ナンバープレートは、実は香港出身のコウ・ジャッキーさんがデザインしています。
香港出身のグラフィックデザイナーであるコウさんですが、実はデザイン公募が始まる1年半前に野底に移住してきた海外移住者の一人。
彼が移住者だったからこそ、石垣市の持つ素晴らしい自然の魅力を客観的に表現することが出来たのかもしれません。
県内のご当地ナンバープレートの中でも石垣市のようなアート系のナンバープレートは非常に珍しいので、石垣市に遊びに来たらぜひチェックしてみてくださいね。
さすが外国人が多く集まる街・沖縄市。こんな所にもちゃんとこだわりがあるんですね。