沖縄移住を考えているのであれば、何はさておき「家探し」ですよね?でも沖縄で家探しをする時には本土とはちょっと違った目線で探すことも大事です。家探しをする前に知っておきたいことをまとめました。
「駐車場あり・なし」は家探しで大事なポイント
車社会といわれる沖縄では、どんなに都会に住んでいても車を持っていることが暮らしやすさにつながります。
もちろん、沖縄に来てから車を買うということもできますから、移住前に車がなくても基本的には問題ありません。でも、移住生活をするからには、どこかのタイミングで車を持つことになります。
都心から離れれば駐車場付きが当たり前になりますが、那覇市内などは都心部ですので駐車場がない物件も多いんです。
アパートに駐車場がないとなると、近所で月極の契約駐車場を探さなくてはいけなくなりますが、その駐車場の料金も都心に近いほど高いです。
月極駐車場があったとしても1台につき「月額15,000円」なんてこともあります。もしも将来、車を2台持つとなれば、この条件だと駐車場だけで月3万円もかかります。
これではいくら家の家賃が安くても、トータルで見た時に家にかかるお金は高額です。
とはいえ、家族で沖縄移住となれば最低でも車1台は必要です。ご主人の通勤は原付バイクで対応したとしても、毎日の買い物や保育園・子供の塾への送り迎えなどにはどうやっても車が必要になります。
ですから、家賃の安さと間取りだけを見るのではなく、駐車場についても詳しく調べておくことがポイントです。
築年数の古い物件ほど「浴槽なし・シャワーのみ」が主流
沖縄では「湯船につかる」という習慣があまりありません。その為、少し前の物件まではユニットバスが付いていない(シャワーのみの)バスルームが主流でした。
ちなみに、沖縄県民は「ユニットバスがない」事を「お風呂がない」と表現する方もいらっしゃいます。
実際は、浴槽無しでシャワーのみのお風呂場は完備されているので、誤解しないよう注意が必要です!
ユニットバスの有無をどう考えるかが、沖縄移住で家探しをする時のポイントになります。
たしかに、沖縄は一年の半分以上が夏ですから、お湯に入って体を温めたいと思う事はほとんどありません。
ただ、本土に住んでいれば「お風呂=湯につかる」ということが一般的ですよね?
しかも、お湯につかるということは「体を洗う・温める」という意味とは別に「疲れをとる」という意味でも使いますよね?ここが問題なのです。
本土の賃貸物件でも「風呂なしアパート」はよくあります。でも、湯につかる文化が根付いている本土では、地域に1か所くらいは銭湯があります。
ところが、沖縄にはそもそもお湯につかるという習慣がないので、銭湯そのものが存在しません。(一応、県内には1か所だけ銭湯が存在します)
ちなみに、スーパー銭湯のようなものもありません。
入浴施設はありますが、入湯料が大人1500円が相場ですから、毎日のように利用するということは難しいです。
もちろん、地元の人もこうした入浴施設をよく利用しますが、ほとんどの場合「お湯につかること」を目的としているのではなく「サウナで汗を流すこと」を目的として利用しています。
つまり、お風呂を利用する目的が全く違うのです。
そう考えてみると「お風呂に浴槽がある」ということはとても大事なポイントです。
お風呂が苦手という人であれば問題はないのですが、「毎日じゃなくても週1~2回はお湯につかりたい」というのであれば絶対浴槽付きの物件を探すべきです。
これって意外と大事なポイントなので、絶対に見逃さないでくださいね!
ストリートビューだけではわからない周辺事情も多い
沖縄移住で家探しをする時は、ほとんどの場合本土にいながら家を探すことが多いですよね?
このような場合、家の内装写真以外にも周辺の状況がわかるストリートビューを参考にする方が多いと思いますが、ここにも問題点があります。
沖縄でストリートビューが活躍するのは、ある程度その地域の土地勘があるからです。
住所を見て大体の場所が分かったうえで、「このあたりの雰囲気ってどんな感じかな?」と見るわけです。
ただ、ストリートビューで見ることが出来るのは、あくまでもその物件のすぐ近くの様子や周囲の様子ですよね?
ストリートビューを見てみると分かるのですが、坂道などの勾配がとても分かりづらく、実際に訪れてみると「結構高台にあった・・・」なんて事もあります。
さらに、その地域周辺道路の交通事情などもストリートビューではわかりません。
もしも、あなたが「いいな」と思った物件周辺の道路が、慢性的な交通渋滞を起こすような地域だったら、あなたはその場所を選ぶでしょうか?
要するに、こういった不利な条件がある物件は、那覇市内で間取りが広くても家賃が安いわけです。
ただ、地元に住んでいれば住所を見ればそのあたりの事情は大体わかりますので、よほどの理由がない限りこうした物件は選びません。
ですから、あなたが「穴場の物件、発見!」と喜んだときほど、「何か裏があるのでは?」と疑って物件情報を見るのがポイントです。
沖縄で家探しをする時は細かいところまでチェックが大事
沖縄で移住先の家を探すのであれば、本当は現地で物件や周辺状況を確認したうえで選ぶのがおすすめです。
昼と夜の雰囲気が大きく変わる地域もありますし、平日と休日で街の雰囲気が違うエリアもあります。
また、移住と共に仕事も沖縄県内で探すのであれば、通勤手段なども考えながら家探しをするのが失敗しない家探しのポイントです。
そこで問題になるのが「駐車場」です。
「車社会だからこそ駐車場付きはあたりまえ」なんてことは決してありません。