沖縄の夏は、気温が高いだけでなく湿度も高いのでエアコンなしで乗り切るのは不可能です。ただ・・・その分夏の電気代は恐ろしい金額に…。しかも、沖縄の夏は長い!
そこで夏の電気代を少しでも節約するコツを紹介します!
こまめにエアコンのスイッチを切るとかえって電気代が高くなる
「エアコンを使うと電気代が高くなる」というイメージはどうしてもありますよね?その為、エアコンのスイッチをこまめに切るように心がけている人も多いはずです。
でも、この行動が電気代を節約できない原因になっています。
実は、エアコンの電気量が増える1つの原因が運転スタート時です。エアコンは稼働時よりも運転スタート時の電気消費量の方が高いので、こまめにスイッチを入れる方が結果的に電気代は高くなってしまうというわけなんです。
エアコンの風向きは水平方向にした方がいい
部屋に入った瞬間ムワッとした空気に襲われると「とにかく早く涼みたい!」と思ってついエアコンの風向きを体に当たるように下に向けてしまいませんか?
・・・確かに、こうすればエアコンの効果をかなり実感できますし、何よりも「涼しい!」という快楽を得る事が出来ます。
ただ、これも効率よく部屋の温度を下げる方法としてはNG!
そもそも、空気は温度が低いほど下に下がり、温度が高いほど上に上がります。
つまり、エアコンの風向きを下に向けると冷たい空気は部屋の下の方にたまるだけで、天井に近い方にムワッとした空気が押し込まれてしまうだけなのです。
この状態で部屋全体を冷やそうとすれば、エアコンの設定温度を下げるか風量を上げるしかありません。
もちろん・・・このどちらも電気の消費量は上がるので、結果として電気代が高くなります。
本当に節約したいのであれば、エアコンの風向きを水平にするのが正解!
こうすることによって、冷たい空気が部屋全体にいきわたるので、設定温度や風量を調整しなくても十分部屋の温度は下がります。
扇風機とセットで使うとさらに節電効果が上がる
エアコンと扇風機をセットで使うと、さらに節電効果が出ます。
先ほども説明した通り、空気は温度によって重さが違います。冷たい空気は重たいですので下にたまりやすいですし、暖かい空気は軽いですので上にたまりやすいです。
要するに、この温度の違う空気を混ぜて部屋全体の温度を同じにすれば、エアコンの効果はさらにアップするというわけです。
そこでぜひお勧めしたいのが「エアコン&扇風機」の合わせ技です。
扇風機の消費電力は、エアコンと比べればものすごく少ないです。ただし、扇風機は風を起こすだけで、空気の温度を下げる効果は期待できません。
これに対してエアコンは空気の温度を下げることはできても、部屋の中の空気を循環させることは出来ません。
そこでこの2つのメリットだけを取り出す方法が、エアコンと扇風機のセット遣いというわけです。
ちなみに扇風機をセットする位置は、エアコンと反対側になります。この位置にセットすることによって、エアコンの冷たい空気が扇風機の風によってエアコン側に移動します。つまり「部屋の空気が循環する」というわけです。はっきり言いますがエアコンの温度をMaxまで下げるよりも扇風機とセットで使った方が、部屋の温度が下がるスピードも断然速いです。
もちろんこれも家電量販店の友人から教えてもらったことなので、ただの受け売りなのですけどね・・・?(笑)
室外機カバーは結構役立つ
室外機の周辺の温度を下げるということも「節電に効果がある」って知っていました?実は・・・これは私自身が実感したことなので、間違いないです。
我が家のエアコンの室外機はベランダにあるのですが、賃貸住宅には珍しく・・・無駄に広いベランダのせいで室外機は一日中強い日差しにさらされていました。
この状態で日中(特にもっとも気温が高くなる午後2時頃)エアコンをつけても、推奨されている設定温度では全然涼しさを感じません。
扇風機の合わせ技を使っても全く効果を実感しないばかりか、電気代の節約にもつながりませんでした。
そこで最近DIYにハマっている友人の勧めで室外機カバーを作って設置してみたところ、翌月の電気料金に変化が・・・!
確かに室外機に直接日差しがあたらないようにDIYした室外機カバーをとりつけましたが、そのほかにも室外機の周辺にシェードを追加で取り付けました。
そのため、室外機周辺の温度は何の対策もしていないベランダよりも涼しく、夏の憩いの場になっていました。
もしかしたら、シェードだけでも問題がないのかもしれませんが、無機質な室外機をそのままにするよりもDIYのカバーがある方が、見た目としてもナチュラルです。
それにカバーが付いているので室外機の上のスペースも有効活用できます。多肉植物やナチュラルグリーンを置けば、賃貸受託でも「なんちゃってガーデニング」が楽しめます。
最近はいろいろな室外機カバーが通販でも購入できますので「DIYなんて無理!」「時間がない」という人でも大丈夫です。
ただし、室外機全体がおおわれてしまうタイプは逆効果です。特に空気の吐き出し口やファンの前面を隠してしまうと、逆にカバーの内側に熱がこもってしまうため、室外機のカバーなしよりも、さらにひどい状態になることもあるので要注意です!
ちょっとした工夫次第で沖縄でも夏の電気代は節約できる!
今回紹介した節約のコツは、ほとんどお金がかからないものばかりです。
これまで続けてきたエアコンの使い方をちょっと変えるだけで、思っている以上に電気代は節約できます。
なにしろ沖縄の夏は長いです・・・。この長い夏をどう乗り切るかも大事ですが、夏の電気代をどうやって節約するのかも大きなテーマです。
まずは騙されたと思って1つ試してみてください。きっと翌月の電気代の請求額に変化が見られるはずですよ!
「ホントなの?」と思うかもしれませんが、家電量販店で働いている友人からのアドバイスなので間違いないですよ!