沖縄旅行を体験した人から「沖縄はマナーが悪い」といわれることが多い…。でも県民目線からすれば全く逆で「沖縄旅行者のマナーが悪い!」と苦情も多いです。沖縄県民が嫌がるマナーの悪い沖縄旅行者とは?
駐停車禁止の場所に車を平気で停める
「沖縄の人は車のマナーが悪い!」と散々ネットなど指摘されていますが、沖縄県民側からすれば「観光客の車のマナーの方がもっと悪い!」と大声で叫びたい気分になります。
例えば・・・突然ブレーキを踏んだと思うと、そのまま走行車線に車を停めて写真を撮り始める人もいますし、一方通行の道路に平気で車を停めてお目当ての土産物品店に買い物に行ってしまう人もいます。
都会から離れていくと、今度は別の問題があります。田舎に行くほどインスタ映えすると有名なスポットがたくさんある沖縄ですから、ドライブ中に突然メチャクチャいいスポットを発見してしまうことはあります。
だからといって、車道にそのまま車を停めてその場で記念撮影は、さすがにアウトでしょう。
でも、もっとやっかいなのは国際通り周辺の裏路地の細い一方通行の道での路上駐車!
基本的にこうした道路は駐停車禁止の場所が多いのですが、おかまいなしに堂々と車道に車を停めていきます。
「変だな?」とおもってクラクションを鳴らしても、運転手はおろか車内に誰もいない状態…。こうなると危険は承知で歩道に車を乗り上げ、ミラーをたたみスレスレの状態で通らなければならなくなります。
普通のスーパーに水着・上半身裸のままで入店
沖縄は島ですので、周囲はすべて海に囲まれています。もちろん、海の透明度は高いですので、その気になればどこでも海に入ることができます。
沖縄の都会と言われている場所でさえも、車を10~15分ほど走らせると海に行くことが出来るので、海の近くにスーパーやコンビニがあることは別に珍しいことなんかではないのです。
そんな地元スーパーに、水着のままで来店する観光客がいます。正直言って、沖縄県民からしたら「肌を出して歩くなんて恥ずかしい!」というのが男女ともにあるので、水着姿で堂々と店を歩いている観光客に遭遇するとビックリします。
最近は「水着での入店お断り」と入口に張り紙がされている店もあるくらいですが(貼り紙がされていなくても通常はNGな行為です)、それでも夏シーズンになると効果なし…。店員に言われても「ちょっとトイレ貸してもらうだけでだから…」という人もいました。
目的がどうであれ、その恰好そのものがアウトだと思うのです…。
ホテル清掃で捨てていいのか分からないものに悩む
私自身がホテルマンだったこともありますし、友人のお母さんたちがたくさんホテルの清掃員をしているので、この話題になると出るわ出るわ…文句の大洪水です。
とにかく厄介なのが「ゴミだかなんだかわからないもの」です。
大量のゴミが出たとしてもそれは旅行なので仕方がないとします。それだけのゴミになればさすがにゴミ箱には入らないでしょう。
でも、それならばゴミはゴミでゴミ箱の近くにまとめておいていてくれれば、捨ててもいいものだと分かりやすいので、それだけでも助かります。
ですが、現実はほとんどそのままの状態の部屋が多いです。
例えば、食べかけのカップラーメンをそのままテーブルの上に置いていく人や、観光スポットで購入したフルーツの食べかけをそのままの状態でテーブルに置いていく人も多いです。
ただ・・・厄介なことに、ゴミ(食べ残し)かと思って処分したものを後から取りに来る人がいるということです。
なので、明らかにゴミと思われるもの以外は、食べかけのパンや飲みかけの泡盛ボトルであろうが何だろうが、とにかく一時保管します。これってすごく大変な事なんです。
ゴミである事さえわかれば、食べかけの食べ物や飲み物を摂っておく必要もなくなるので、ゴミであることの意思表示をしてくれるだけでもだいぶ助かります。
ホテルに島らっきょを放置しないで!
さらに、もっと厄介なのが島ラッキョウの食べかけをそのまま部屋に残していく人!
島ラッキョウは独特の香りが特徴なのですが、正直言ってニンニク並みに臭いです。食べた人も相当臭いますが、現物がそのまま部屋の中に残されていると部屋中が島ラッキョウ臭でコーティングされます。
もちろん、この臭いはなかなか取れません。場合によっては臭い消しのために1日部屋を売り止め(使用停止)にして消臭しないといけないこともあります。
だから、ホテルの清掃員のお母さんたちは「掃除が大変」というよりも「臭いが取れなくて大変」と言っています。
【まとめ】楽しむのもいいけどマナーだけは守ってね
今回紹介した内容を実際にしている観光客は、全体のほんのわずかです。でも、観光客が多い場所に行けば行くほど遭遇率は高いです。
だから、どうしても沖縄県民としてはその点が目についてしまうのかもしれません。
ウェルカムする側の沖縄県民も考え直さなければいけない悪いマナーがありますが、観光客として沖縄に来る人にも観光する側のマナーをぜひとも考えてもらいたいものです。
マナーの悪さは「おたがいさま」ではありませんから、お互いに意識して直していくようにしましょうね。
もしも、あなたが地元のスーパーで買い物をしている時に、水着の人が入店して来たら、驚くのと同時にマナーについて考えませんか?それと同じことだと思うのです。