沖縄旅行中に子どもが急病!病院に行く前にチェックする事とは?

沖縄旅行中に子どもが急病になった時、救急医療機関に受診する前にチェックして欲しいことがあります。今すぐ対応すべきか、様子を見るべきかを判断するためにもまずはお子さんの様子をチェックしてみましょう。

目次 ページガイド

急な高熱(38℃以上の場合)が出た場合

発熱

子どもが熱っぽいと感じた場合にはすぐに体温計で体温を測ってください。(ホテルなどの宿泊施設では体温計の貸出をしています。

熱が38℃以上の場合には「すぐに救急病院を受診する」と「しばらく様子を見る」の判断に分かれます。

3か月未満の子どもが38℃以上の熱を出した場合

すぐに救急病院を受診してください。救急病院の場所は宿泊施設で紹介してもらうことが出来ます。

3か月~6歳の子どもが38℃以上の熱を出した場合

まず次のチェックリストに当てはまるものがないか確認してください。

チェックリスト

□ 元気がない(ぐったりとしている) □ ぐずって眠ろうとしない □ 水分を飲まない □ 繰り返し吐いてしまう □ 激しい咳が出る □ おしっこが極端に少ない(出ない)

チェックリストの中で1つでも当てはまるものがある場合は、すぐに救急病院を受診してください。

チェックリストに当てはまるものがない場合は、しばらく客室で様子を見てください。

翌日になっても症状が変わらない場合は、近くの小児科を受診するようにしてください。なお、経過観察の間にチェックリストに挙げた症状が出た場合は、すぐに救急病院を受診してください。

けいれん(痙攣)を起こした場合

けいれんを起こした場合、「救急車を呼ばなければいけないケース」と「救急車を呼ぶ必要はないが救急病院の受診が必要なケース」に分かれます。

なので、痙攣の症状を確認したら、すぐに時計を確認し、痙攣をおこしている時間を計るようにしましょう。

救急車を呼ばなければいけないケース

次のような症状がみられた場合には、119番通報をしてすぐに救急車を呼んでください。

チェックリスト

□ けいれんが止まらない(5分以上続く) □ 意識がない、または意識がおかしい □ 繰り返しけいれんが起こる □ けいれんが止まったのに呼びかけに反応をしない □ 唇の色が変色している

子どもの場合、6歳頃までは痙攣の症状がでやすいそうで、例えば風邪の際には「熱性けいれん」が起こりやすく、激しく泣いた場合には「憤怒けいれん」などの症状が出ることがあるそうです。

通常、数分で治まるのですが、5分~10分ほど続く場合や意識が戻らない場合は、すぐに病院へ受診しましょう。

嘔吐(吐く)した場合

子どもが嘔吐した場合、すぐに病院に受診する・様子を見るの判断ポイントは「吐く以外の症状があるか」です。

吐く以外の症状が見られない場合は、快適に体を休めることが出来る場所でしばらく経過観察をします。また、夜の外出は控え、客室などで安静に過ごしてください。

翌日も症状が続くようなら、近くの小児科を受診してください。

なお、チェックリストに挙げた症状が1つ以上みられる場合には、救急病院を受診してください。

チェックリスト

□ お腹の張りが強い □ 吐いたものに血が混じっている、または緑色をしている □ 元気がない、またはぐったりとしている □ 下痢をしている □ 腹痛を訴える □ けいれんを起こしている □ 半日程度おしっこが出ない □ おしっこが黄色い、または臭いがきつい □ 唇が乾燥している

嘔吐や下痢の症状がある場合、脱水症状を起こす可能性がありますので、こまめに水分(経口補水液)を補給させるようにしましょう。

また、嘔吐だけでなく痙攣の症状がある場合は、痙攣中に吐物で窒息しないよう、体を横向きにしましょう。

こんな症状の時にはすぐに救急車を!

119番

次のような症状がみられた場合には、一刻も早く救急医療機関を受診する必要があります。そのためレンタカーで病院に行くのではなく、救急車で搬送するようにしてください。

なお、緊急時は救急車を呼ぶ場合には「119」をダイヤルします。

救急車が必要な症状

□ 子どもの意識がない □ 繰り返し痙攣が起こる □ 痙攣が止まらない □ 呼吸困難 □ 顔面蒼白状態(顔色がひどく悪い) □ 激しい痛みを訴える □ 出血がひどい、または出血が止まらない

ホテルで救急車を呼ぶ場合について

救急車

ホテルの客室で休んでいるときに子どもの体調が急変した場合は、ホテルのフロントにすぐに連絡をしてください。

携帯電話でも救急車を呼ぶことはできますが、ホテルの場合は固定電話で呼んだ方がより早く救急車を呼ぶことが出来ます。

その際には必ず1人以上の大人が子どものそばにいるようにします。体調の変化が起こった場合はすぐに対応が出来るようにします。

フロントに救急車の手配をお願いする人は、子どもの年齢や症状を正確に伝えられる人にしてください。

119番通報をする際には子どもの年齢・現在の状況を正確に伝える必要があります。その際に救急車到着までの応急処置などの指示を受けた場合は、その指示に従うようにします。

その間、ホテルスタッフが救急車の誘導を担当します。慌てずに救急隊員及びホテルスタッフの指示に従ってください。

また、救急病院に向かう際には保険証や母子手帳などが必要になりますので、忘れずに準備してください。

【救急搬送】実は沖縄の救急医療体制は全国トップクラスだった

2019.02.09

病院に行くときに持って行くものリスト

勉強

救急病院に受診をする時に忘れずに持って行くものをリストアップしました。

シーズンによっては受診希望者が多く、長時間待たされることもあります。ですから必要に応じて飲み物やおやつ、おもちゃ・絵本なども準備してあげましょう。

また、子どもの体調の変化をメモに残しておくと、診察を受ける際に役立ちます。

もっていくものリスト

□ 健康保険証 □ 母子手帳(親子健康手帳) □ お薬手帳 □ 現金 □ 着替え □ タオル(バスタオルならタオルケット代わりになるので◎) □ ティッシュ □ ビニール袋(2~3枚)

【まとめ】子連れの旅行は予測不能!だからこそしっかりと準備を!

家族旅行

「子どもに沢山の思い出を作ってあげたい」と、はりきって計画を立てて旅行へと出かけますが・・・・予測していなかった事が起こってしまうことも。

特に、小さなお子さんほど、環境の変化や長時間の移動による疲れなどで、旅行先で体調を崩してしまいがちです。

なので、母子手帳やお薬手帳、健康保健証は絶対に忘れないで出かけてくださいね!


救急を受信する前にチェックすべきこと