沖縄といえば南国リゾート、青い海、極上ビーチ…など次々に夢のようなイメージが浮かびます。ところが実際に沖縄旅行では「思っていたのと違う」と感じる瞬間が…。一体沖縄のどこがイメージと違うのでしょうか?
沖縄本島からどこの離島にでもすぐに行けると思っていた
私が沖縄本島にある某観光ホテルのフロントスタッフだった頃、よく質問されたのが・・・
という質問。
確かに、沖縄本島から日帰りで行くことができる離島もあります。でも、それは言い換えると「すべての離島が日帰りできる距離にあるわけではない」ということです。
例えば、最近注目度が高い石垣島や宮古島ですが、沖縄本島からは飛行機で島に渡るのが正規ルートです。
距離が離れているだけに、沖縄本島に住んでいても石垣島に行ったことがない県民は多いですし、実際に行くにしても日帰りで出かけるのではなくプチ旅行に出かける感覚です。
でも、離島という言葉でくくられてしまうと・・・そのあたりのニュアンスが微妙に伝わりません。
ちなみに石垣島や宮古島に行くことが目的であれば、東京から直接島へ行く飛行機に乗った方が早いですし費用も抑えられますよ!
沖縄料理店は選んで入らないとガッカリする
旅行先で美味しいものを食べることは旅の楽しみの一つでもあります。
沖縄の有名な観光スポットでは、沖縄料理店が多く立ち並んでおり、中でも国際通りは数多くの沖縄料理店が出店しているんです。
ですが、実際のところ観光地にあるレストランの多くは、地元客が良く利用する食堂と比べると高いですし、「値段の割には少ないし、あまり美味しくなかった」という厳しい意見が多いのも事実です。
なので、沖縄料理の味や値段、量にガッカリしたくなければ、充分に下調べしてからお店を決める事をおすすめします。
沖縄県民が足しげく通うお店の多くは、安い・うまい・ボリューム満点の三拍子がそろっているお店です。
値段が高くて量が少なければ基本的に食べに行きません。
美味い魚が食べられると思ったのに…
沖縄は海に囲まれた島国なので、新鮮で美味い魚がたくさん食べられるというイメージがあるようですが、実際にはそれほど美味い魚に出会うことはありません。
カラフルな魚のオンパレードであれば、国内でも群を抜くはずですが、そのすべての魚が美味いというわけではありませんのでご注意を!
沖縄近海では、マグロやカツオが多く取れますが、一年中温暖な海で暮らす沖縄で成長しているので、何となく水っぽいですし締まりが甘いです。
それに比べて、本土の有名産地で水揚げされるものは締まりが良く、味もしっかりしています。
もちろん県内の飲食店やレストランでもこの辺りの事情はよくわかっているので、いいものを使いたい時には本土の魚を使っているんですよ!
ちなみに沖縄の高級魚と呼ばれるものであれば、それなりに美味いです。
ただし、高級魚ですからそれなりの値段がつきます。
そのため「値段の割にうまくなかった」という残念なことにはなりませんが、身近に食べられるものではないのでお財布の中身にゆとりが必要です。
【まとめ】イメージが違うことも含めて楽しむ余裕を!
沖縄の観光に対するイメージのほとんどは沖縄県民が作り出したものではありません。
美しい海や自然も・・・生まれた頃から身近にあるので、特別な存在というよりも「あって当たり前の存在」です。
なので、旅行者から「イメージしていた沖縄と全然違う!」といわれても、正直なところ…私たちも何(どういったところ)がイメージと違うのか分からないのです。
なので・・・ちょっとしたお願いがあります。
沖縄の旅行を楽しむのであれば、こうしたイメージと違うところも楽しむ余裕をもってください。そうすれば、色々な意味であなたの沖縄の旅行は楽しいものになるはずです。
「○○島に今日行きたいんだけど・・・」