国際海洋情報センターGODAC(ゴーダック)で深海について学ぼう!

ご紹介する施設は、新型コロナウイルス対策の影響などにより、運営状況の変更が生じる可能性があります。利用の際には、最新情報を確認することをおすすめします。

沖縄本島北部・名護市にある国際海洋環境情報センターGODAC(ゴーダック)には、無料で見学できる海洋・深海の博物館(展示エリア)があります。しかも珍しい深海生物の標本や潜水調査船の模型だけでなく、3D映像での深海散策体験ができる穴場スポットです。

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2020.11.06
目次 ページガイド

国際海洋情報センターGODACとは?

国際海洋環境情報センターGODAC(ゴーダック)は、文部科学省が所管する、国立研究法人「海洋研究開発機構JAMSTEC(ジャムステック)の施設です。

JAMSTEC(ジャムステック)は、調査船を使って海洋や深海の観測・研究を行います。

研究の中には、スーパーコンピューターを使用した世界規模の気候変動や地震の予測も含まれており、膨大なデータを抱えています。

そこで沖縄のGODACは、JAMSTECのデータや研究論文をでデータ化し、世界中に発信するためにつくられました。

そんなGODACでは、世界レベルの海洋科学技術を幅広い世代の人に知ってもらうことも、主な活動に含まれます。

その一環として施設の一部に、体験や貴重な展示品などを通して海洋科学技術を知ってもらう「無料開放ゾーン」を設置しています。

GODAC無料開放ゾーンの施設紹介

GODAC館内マップ

GODACの無料開放ゾーンは、別名「海洋・深海の博物館」と呼ばれています。展示室は無料の博物館とは思えないほど広いです。

GODACの無料開放ゾーンは、収容人数約100名の大講義室を中心に、深海生物エリア、地質・海底資源エリア、地球環境変動エリア、沖縄の海エリア、研究船・探査機エリア、さわって学ぶエリアがあります。

深海生物エリアでは、深海にすむ海洋生物の標本や生態展示、さらに希少な海洋生物の実物大模型などの見学が可能です。

研究船・探査機エリアには、世界で2番目に深く潜れる有人潜水調査船「しんかい6500」の模型や、実際に使われる観測器が展示されています。

しんかい6500は、現時点で日本唯一の大深度有人調査船です。

そんな しんかい6500には、日本が世界に誇る海洋科学技術がぎっしりと詰まっています。

このような貴重な日本の海洋技術を、模型を通してわかりやすく学べるのが、研究船・探査機エリアの魅力です。

GODACの無料開放ゾーンの利用方法

GODAC無料開放ゾーン(いわゆる海洋・深海博物館)は、個人の利用が可能です。

屋内施設なので、雨の日の観光にも利用できます。またGODACに個人で来館する場合は、予約なしでの利用が可能です。

ただし個人で利用の場合も、10名以上で来館する場合は、あらかじめ予約をしたほうがスムーズに対応してもらえます。

GODACでは専門解説員が無料で案内してくれる

指さし

GODACにはさまざまな展示品があるため、自分のペースでゆっくりと見学ができます。

ただし展示されているのは、世界レベルの海洋科学技術です。そのため展示品に添えられた説明文だけでは、内容がよくわからないこともあります。

そんなときは、GODACの専門解説員による「館内無料案内」を利用するのがおすすめです。

GODACの専門解説員は、プログラム体験や出張イベントにも解説員として活動しています。

そんなGODACの専門解説員は、博物館(無料開放ゾーン)の無料案内も行います。

しかも館内の無料案内は、団体だけでなく、家族や個人で来館した場合でも利用が可能です。

経験豊富な解説員が案内するので、説明文だけではわかりにくい展示品も、見学者にあわせてわかりやすく解説してくれます。

専門解説員の案内は希望者のみ対象なので、利用の希望がなければ、一般的な博物館と同じく、自由に見学ができます。

なおプログラム体験は、10名以上の団体向けサービスです。

GODAC

プログラムにはいくつかの種類があるので、興味のあるものを選んで体験することができます。


GODACの無料開放ゾーンの開館時間と料金

風船

一般開放されているGODACの無料開放ゾーンは、9時30分~17時30分が開館時間です。

休館日は月曜日、祝日、年末年始ですが、臨時休館もあります。

特に、台風接近時などは臨時休館になることが多いです。

気になる場合は来館前にGODAC公式サイトより、開館時間の確認をするのがおすすめです。なおGODACの無料開放ゾーンは、すべて無料で利用できます。

GODAC会員になるとオリジナルグッズがもらえる

オススメ!

GODACでは、会費無料で登録できるGODAC会員というものがあります。

来館当日に受付で申し込みをするだけで、GODAC会員になれます。GODAC会員には、一人1枚の会員カードが発行されますが、カードの発行手数料も無料です。

GODAC会員には3つの特典があります。

1つ目は、GODAC主催のイベントや無料体験講座の情報が、定期的にダイレクトメールで案内してもらえます。参加申し込みの際も、GODAC会員は優先的に受付されます。

2つ目は、GODACポイントがもらえることです。GODACポイントは、GODAC会員にならなければ獲得できません。

またポイントを獲得するには、GODACが主催するイベントなどに参加する必要があります。

とはいえイベントは、すべて無料で参加です。ですから子どもがGODAC会員の保護者には、「学びながら遊べる無料のお出かけスポット」としてイベントに参加する人も多いです。

3つ目は、GODACオリジナルグッズがもらえることです。

GODAC会員としてイベントに参加すると、その都度GODACポイントがたまります。

ポイントがたまるとGODACオリジナルグッズとの交換ができます。なお交換できるオリジナルグッズは、ポイント獲得数によって異なります。

GODACオリジナルグッズは、沖縄のお土産として購入する人も多い人気商品です。

館内では、エントランスで購入できますが、GODAC会員になると、ポイントを貯めるだけでもらえます。

しかもイベントの参加数が増えるほど、ポイントが早く貯まるので、子どもに人気です。

アン

ちなみに、オリジナルグッズはオンラインショップでも購入する事が出来ますよ!

公式ホームページも楽しめる

国際海洋環境情報センターGODAC(ゴーダック)

GODAC(ゴーダック)の公式ホームページには、スタッフさんお気に入りの深海映像を公開しているページがあります。これももちろん無料で鑑賞する事が出来ます。

現在(2020年10月)までに、約140もの映像を公開しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

【まとめ】年齢関係なく楽しむことが出来る施設

親子

いかがでしたか?

別名「海洋・深海の博物館」と呼ばれるGODAC無料開放ゾーンは、個人でも予約なしに利用ができるおすすめスポットです。

単に展示品を見るだけでなく、体験やイベントなども定期的に行っているので、小さな子どもも楽しめます。

しかも利用料金がすべて無料という点も、おすすめポイントです。

深海生物や海底探査機について学ぶことが出来る無料施設があるなんて、知らなかった沖縄県民も多いのではないでしょうか?

深海に興味のある方であれば年齢関係なく楽しむことが出来る施設なので、ぜひ一度訪れてみてくださいね!

基本情報

施設名称
国際海洋環境情報センター
住所
沖縄県名護市字豊原224-3
公式ホームページ
http://www.godac.jp/index.html
電話
0980-50-0111
見学可能時間
9時30分~17時30
休館日
月曜日・祝日・年末年始(臨時休館有り)