沖縄本島は南部・中部・北部の3エリアに分かれており、それぞれのエリアに観光スポットがあります。ただし那覇空港がある南部、絶景ビーチが集中するリゾート地の中部、美ら海水族館がある北部では楽しみ方も違います。
沖縄本島南部で立ち寄るべき観光スポットをご紹介!
沖縄本島南部は、沖縄の玄関口・那覇空港がある地域です。都会的でおしゃれな雰囲気が楽しめるエリアで、観光スポットは地元客にも人気があります。
国際通り
那覇空港からレンタカーで約15分、モノレールでもアクセスができる国際通りは、戦争で焼け野原となった沖縄で最も早く復興した場所です。
県庁前広場から安里(あさと)三差路までを国際通りといいますが、長さが約1マイルあることから「奇跡の1マイル」と呼ばれています。
2021年4月現在の国際通りは、新型コロナの影響で最盛期と比べると店舗数が減少していますが、それでも沖縄で最も人通りが多い繁華街ということもあり、沖縄観光では欠かせないスポットです。
やちむん通り
国際通りから徒歩10分程の場所にある壺屋やちむん通り。
やちむんとは、沖縄で採れる鉄分を多く含んだ赤土を使って作る【焼き物】の事です。
一昔前までは、昔ながらのデザインを継承する作家さんばかりだったのですが、昨今ではおしゃれな絵付けをする若い作家さんが増え、若い世代にも受け入れられるようになりました。
ぜひ、自分へのお土産に好みのやちむんを探してみてください。
ウミカジテラス
那覇空港が見える陸続きの離島・瀬長島には、地元客にも人気のおしゃれなデートスポット・ウミカジテラスがあります。
2015年にオープンしたウミカジテラスは、白亜の街並みを再現した非日常的な空間で、カフェやレストラン、雑貨、オキナワンジュエリーなど、さまざまなショップが並んでいます。
丘の斜面を利用してデザインされたウミカジテラスなので、どの場所からでも南国・沖縄の海が見えます。
ウミカジテラスには無料で利用できる駐車場が完備されていますし、夜にはウミカジテラス全体がライトアップされるので、ロマンチックな大人のデートスポットとしても人気です。
DMMかりゆし水族館
2020年に開業したばかりの新しい水族館【DMMかりゆし水族館】は、空港から15分の場所にあり、旅行の初日・最終日の予定に組み込みやすい観光スポットとなっています。
かりゆし水族館は、リアルとバーチャルを組み合わせた新しいタイプの水族館となっています。
水族館には、魚だけでなくカワウソやペンギン、ワニ(ブラジルカイマン)、リクガメなどもおり、美ら海水族館とは少し違った生き物を展示しているのも魅力の一つです。
港川外人住宅街(港川ステイツサイドタウン)
那覇空港から車で約25分の場所に、おしゃれなショップが集まる港川外人住宅街があります。
もともとは戦後、沖縄本島に駐留するアメリカ軍人向けに作られた住宅街で、日本の集合住宅とは建物の作りや雰囲気がまったく違います。
沖縄本島内にはこのような外人住宅街が点在していますが、そんな外人住宅を改装してこだわりの商品やサービスを提供するショップが増えています。
港川外人住宅街はそうしたこだわりのショップが集まってできた注目の観光スポットで、地元客にも人気のスポットです。
エリア内には65棟がありますが、その半数以上がおしゃれなショップに変わっているので、エリア内を散策しているだけでも楽しめます。
駐車場完備のショップはほとんどありませんが、近くにコインパーキングがあるので、歩いてショップ巡りをするのがおすすめです。
沖縄本島中部で立ち寄るべき観光スポット
中部エリアは絶景ビーチが集中する沖縄本島屈指のリゾートエリアで、マリンレジャーが人気です。
そんな沖縄本島中部は沖縄本島の中でも外国人居住者が多い地域で、海外の有名リゾート地のような開放的な雰囲気が魅力の1つといえます。
アメリカンビレッジ
アメリカンビレッジ(美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジ)は、沖縄本島中部・北谷町美浜にある大型ショッピングスポットです。
名称を見てもわかる通り、エリア内はアメリカの雰囲気を模して造られていて、昼・夜問わず観光客でにぎわっています。
アメリカンビレッジはビーチ沿いにあったハンビー飛行場の返還によって再開発されたスポットで、周辺に多くの米軍基地があるため、在沖米軍関係者の姿も多いです。
レストランやショップのほかに、サンセットビーチ、リゾートホテル、温泉施設などもあります。
夜になると沖縄で唯一の観覧車を中心にエリア全体がライトアップされるため、イルミネーションスポットとしても人気です。
道の駅かでな
道の駅かでなは、嘉手納基地に隣接している道の駅です。その為、展望施設からは嘉手納基地や戦闘機などを一望する事が出来る珍しいタイプの道の駅なんです。
お住まいの県に米軍基地がない方は、ニュースで米軍基地返還の問題が流れていても、あまりピンとは来ない方も多いのではないでしょうか?
そんな方にこそ、一度訪れていただきたい場所です。
戦闘機の騒音や、とても大きな土地がアメリカの基地として利用されている事をご自分の目や耳で確認していただきたいです。
東南植物楽園
沖縄自動車道・沖縄北インターのすぐ近くにある東南植物楽園は、園内に約1300種の亜熱帯植物が栽培されている人気スポットです。
水上楽園の「思いやりの湖」は6月になると一面に蓮の花が咲く絶景スポットですし、見晴らしの丘は水上楽園を一望できる絶景フォトスポットになっています。
東南植物楽園では「神秘の花」と呼ばれるヒスイカズラの名所としても有名です。例年東南植物楽園のヒスイカズラは3月下旬~4月上旬が見頃で、開花時期には地元客も多く訪れます。
やちむんの里
沖縄県読谷村(よみたんそん)にある【やちむんの里】は、沖縄のやちむん(焼き物)工房が多くあります。
その為、土産品店で購入するよりもお安い値段でやちむんを購入する事が出来たり、やちむんの共同窯などを見学する事が出来るんです。
敷地が広く、お散歩がてら買い物を楽しむ事が出来るので、焼き物が好きな方は楽しめる事間違いなしのスポットです。
沖縄本島北部で立ち寄るべき観光スポット
沖縄本島北部は、まだまだ自然が多く残るエリアです。その為、自然を観察する施設なども多くあります。
万座毛
恩納村(おんなそん)にある万座毛(まんざもう)は、【万人も座する草原】という由来で名付けられた場所です。
琉球石灰岩の崖から東シナ海を一望する事が出来る人気の観光スポットの一つです。
2020年10月には、新施設がオープンし、テラス席のある飲食店や無料展望台などを併設しています。
古宇利島
沖縄県国頭村にある古宇利島(こうりじま)は、言わずと知れた人気観光スポットの一つです。
特に人気なのが古宇利大橋。屋我地島と古宇利島を繋ぐ橋なのですが長さは全長1,960m!
橋の下には綺麗な海が一面に広がっているので、天気のいい日に訪れると最高に気持ちのいいドライブを楽しむ事が出来ます。
古宇利大橋の他にも、高台から一望できる古宇利オーシャンタワーや、CMで一時期話題になったハートロックなどもあります。
沖縄美ら海水族館
沖縄北部の観光スポットで欠かす事が出来ないのが「沖縄美ら海水族館」です。
美ら海水族館は、沖縄県北部の本部町(もとぶちょう)の海洋博公園(国営沖縄記念公園)の敷地内にあり、空港のある那覇市からは車で約2時間の距離にあります。
皆さんがテレビやネットなどで目にしたことがある大水槽の他にも、様々な魚やサンゴを展示しており、水槽の数は67槽もあります。
水族館の屋外には、無料で観覧する事が出来るイルカショー(オキちゃんショー)や、マナティ館・ウミガメ館といった施設もあり、海洋博公園エリアで一日遊びつくす事も出来ます。
海洋博公園内には、美ら海水族館意外にも熱帯ドリームセンターや海洋文化館・プラネタリウム、エメラルドビーチなどもありますよ☆
辺戸岬
辺戸岬(へどみさき)は、沖縄県の最北端に位置する観光名所の一つです。
かつて、アメリカに統治されていた沖縄県。
その時代に、地元住民たちが本土復帰に向けて立ち上がった場所だと言われています。その為、辺戸岬には「祖国復帰闘争碑」という石碑が設置されています。
【まとめ】自分好みの観光スポットを見つけて楽しんで!
沖縄県は、海に囲まれている小さな島国なので、海にまつわる観光スポットが多く存在します。
小さい島国ではありますが、さすがに一度に見て回れるほど小さくはありません。なので、少しずつ沖縄旅行の回数を重ねて楽しんでみてくださいね!
水族館のチケットは、お隣にあるイーアス沖縄豊崎の中央ツーリストで購入すると少しお安くなります。