「海外へ旅行へ行く=ビザが必要」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?もちろん、ビザの申請が必要な国もありますが、ハワイやグアムの場合は滞在日数や滞在目的によってはビザの申請がいらないことも・・・。どんな場合にビザが必要ないのか見ていきましょう!
グアム・ハワイに行く際はビザ(査証)の申請は必要なの?
グアムはアメリカの準州で、入国審査はアメリカの連邦政府が管轄しています。日本と米国は査証相互免除協定を結んでいるので、以下の条件を満たしている方はビザ(査証)を申請する必要はありません。グアムの場合は、それ以外にも、グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)というプログラムにも参加しているため、入国する際の手続きが何パターンかあります。まずは、それぞれのプログラムの条件などを見ていきましょう!
ビザ免除プログラムとグアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラムの違いとは?
グアムの場合、ビザ免除プログラム(VWP)意外にもグアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)というプログラムがあります。それぞれの違いを見ていきましょう!
ビザ免除プログラム(VWP)
90日以内の滞在であれば、ビザの申請をしない代わりにESTA(エスタ)を申請、入国許可がおりればグアムやハワイなどアメリカ国内へ入国できるシステムです。ESTA(エスタ)を申請していれば、入国書類(I-94/I-736)を記入する必要はありません!
ビザ免除プログラム(VWP)の条件とは?
- 日本国籍である事
- 有効なICチップ搭載のパスポートを保有している事
- 90日以内の短期滞在目的(観光・短期商用目的)
- パスポートの有効期限がグアムから帰国日まで有効
- 往復の航空券又はグアム経由で他国に渡航する航空券を持っている
グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)
グアム-北マリアナ諸島だけで行われているプログラムの一つです。グアム滞在が45日以内であれば、ビザもESTAも申請はいらず、機内で配布される入国書類(I-94/I-736)を記入すれば問題ないというプログラムです。事前申請の手間は省けますが、入国審査に時間がかかってしまうのがネックです。
グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)の条件とは?
- 45日以内の短期滞在目的(観光・短期商用目的)
- 入国時に入国書類(I-94、I-736)を提出すること
- オーストラリア、ブルネイ、香港、日本、マレーシア、ナウル、ニュージーランド、パプアニューギニア、韓国、シンガポール、台湾(台湾からグアムへの直行便のみ)、イギリス国籍である事(2016年6月現在)
ビザの申請が必要ない代わりに入国書類(I-94 / I-736)を記入!
上でお話ししたビザ免除プログラム(VWP)とグアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)を分かりやすく、図に表すと下のようになります。
グアム滞在日数が45日以内であれば、グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)を利用できるので、ビザとESTA(エスタ)の申請をしていなくても、機内で配布される入国書類(I-94 /I-736)さえ記載すれば問題ないという事になります。
グアムへ向かう飛行機の中で、必要な方にのみ配布しています。もらい損ねないように注意しましょう。
I-736・I-94のどちらもローマ字で記入するようにしましょう。記入する内容は、名前や国籍、旅券番号や旅券取得年月日、滞在先での宿泊場所などの記入が必要になってくるので、前もってホテル名やホテルの住所場所などを英語で書いたメモを準備しておくと便利ですよ。
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