沖縄県は小さな島である事は知っていますが、実際に「面積はどれぐらいなのか?」「どれくらいの人が住んでいるのか?」など、細かい情報を知らない方も多くいらっしゃいます。沖縄の面積や人口、県花などについてお話ししていきたいと思います。
沖縄県って、具体的にどんなところ…?
日本のなかでも最も南にあり、かつもっとも西にある県となっている沖縄県。
リゾート、青い海、青い空、日本とは思えない美しい風景に暖かい気候…などなど、沖縄といえばさまざまなイメージがあるかと思います。 沖縄に行ったことがない人の場合、沖縄にはゴーヤーチャンプルー・陽気な人たち・首里城・ちんすこうといった「ザ・沖縄」というイメージがしみついているでしょう。
ですが、そのほかにも沖縄にはさまざまな特徴があり、それは沖縄県の中でも市や町によってかなり違ってきます。 沖縄への移住を考えている人はもちろんですが、そうでない人も沖縄のいろいろな特徴や基本的なデータをチェックしてみましょう!
沖縄県全体の基本的なデータについて
沖縄県の面積や人口などについて詳しく見ていきましょう!
- 面積 : 2281.12キロ平方メートル
- 人口 : 143万2871人(2016年2月1日)
- 県の花 : デイゴ
- 県の木 : リュウキュウマツ
沖縄本島とその周りにある小さな島々をすべた合わせたこの面積は、東京都と同じくらい。 とても小さな島ではありますが、多くの人が暮らしている県となっています。
県の木はリュウキュウマツ、県の花はデイゴといった沖縄らしい植物ばかり。 県の中でもほとんどの部分が亜熱帯となっているのですが、中でも宮古島や西表島といった南の島は熱帯となり、とても暖かい地域であるということがわかります。 そのため、本州と沖縄では同じ日本であってもまるで違う環境に来てしまったように錯覚してしまうほど、さまざまな植物や自然であふれているんです。
沖縄の冬の気温と体感温度について
沖縄県の冬の気温は以下の通りになっています。
- 平均気温:18度前後
- 最高気温:26度
- 最低気温:13度
2015年冬にみぞれ(気象の記録によると雪と同じ扱いになるそう)が降りましたが、これは1977年以来のことなのだそう。
冬の寒さは毎年変わり、大晦日でも半祖で過ごせる年もあれば、とても寒く暖房器具が必要になる年もあります。 雪は降らないものの、海に囲まれている小さな島ですから、冬でも風が強く「気温が14度」と聞くと暖かく感じそうですが、体感温度が「5度」を下回る事もあるので注意が必要です。
沖縄は湿度が高く、風が強いのが特徴・・・。冬でもその状況は変わりません。台風が発生しているわけでもないのに風速9m以上の日なんてざらにあります。風速が1mあると体感温度が1℃下がると言われています。なので、沖縄の気温から、風速を引いた温度が体感温度という事になりますので「15度」という暖かそうな温度に騙されないようにしてくださいね!
これが沖縄!いろいろなデータはコチラ!
そのほかにも、沖縄ではいろいろな面白いデータがあります。
- 携帯電話
au(沖縄セルラー)が第1位
- お酒
言わずと知れたオリオンビールが県内シェア第1位。
- 銀行
沖縄の地方銀行やゆうちょ銀行(郵便局)が圧倒的。県外の銀行が支店を構えているのはごく僅かです。
- 産業
外食やレジャー、宿泊を含むサービス業が主な「第三次産業」が東京都に次ぐ第2位
- 物価
輸送費がかかってしまうので、家電や生鮮食品といったものは安くはありません・・・。
- 方言
琉球語、日本語共通語、もっとも日常的に使われているウチナーヤマトグチ(新方言)があります。
- スーパー
沖縄の企業である「サンエー」がスーパーの部門では売上1位。次いで2位がイオンとなっています。沖縄県企業売上ランキングでは1位が沖縄電力、2位がサンエー・・・イオンは5位と、サンエーとイオンでも大きく差があるんですよ。
- ディスカウントストア
ディスカウントストアと言えば、昔から沖縄にあるBig1(ビッグワン)が人気!沖縄にはドン・キホーテもありますが、沖縄本島にはまだ3店舗しかなく、本島に12店舗展開しているBig1(ビッグワン)がまだ沖縄の人にとっては身近な存在です。
沖縄県の人は、地元愛が強いため県内企業が大好きです。そのため、県外企業が上陸しても県内企業にはなかなか勝つことができません。
沖縄県民は県外企業が嫌いという訳ではありませんので、そこは勘違いしないでくださいね!
県内企業・県外企業、どちらも使い比べた結果、県内企業の方が沖縄県民の特性を理解していたり、ツボを押さえているので、結果的に顧客が県内企業のお店に居心地の良さを感じてしまうんです。
また、ゆいまーる(助けあい)の精神が強い沖縄では、「沖縄県産の商品」となると「買って応援しよう」「県外にも負けないくらいの会社になるよう頑張ってもらおう!」という、ウチナンチュならではの助け合い精神が発動し、沖縄県産品の購買意欲へとつながります。その為、沖縄の企業が1位になる事が多いんです。
沖縄県の交通事情
沖縄にはJRなどの電車がなく、おもにバスやマイカーでの移動となります。
また、那覇市内には沖縄都市モノレールである「ゆいレール」がありますが、それ以外はやはり車で移動するという人がほとんどです。 そのためバス会社やタクシー会社が多く、沖縄県民の貴重な足となっています。
ちなみに、ゆいレールは延伸することが決まっていますので、さらに多くの人の貴重な通勤・通学手段となることが期待されていますよ!
空港については、もっとも利用客の多い那覇空港をはじめ、石垣市にある新石垣空港、宮古空港などがあります。
特に那覇空港は、日本でも北は北海道から南は鹿児島・奄美を行き来する定期便があり、さらに国際線ではソウルや上海といった近隣のアジア各国との行き来ができるようになっています。アジアの旅行地となっているほか、米軍基地に滞在するアメリカ人の方が多く、さまざまな国の人が沖縄を訪れています。
沖縄県の経済事情
実は沖縄県は全国でもトップの失業率となっています・・・。
しかし、経済振興をはかるために優遇税制が設定されているんです! たとえば、ガソリン税では本土よりも1リットルあたり7円引きになっていたり、沖縄自動車道の料金も約4割引きで利用することができるんです。
さらに、沖縄県発着の飛行機についてですが、こちらは航空機燃料税が50%も減免されているんだとか。 そのため、県外で同じ距離の路線に比べると約5000円も安くなっていると言われています。 こういった税制措置のおかげで、観光客が多くなっているということもあるんです。
沖縄県にしかないTギャラリア by DFS
沖縄県には沖縄県限定の免税店制度「特定免税店制度」というものがあります。
これは、沖縄県の那覇空港ターミナルビルのTギャラリア沖縄免税店・那覇市おもろまちのTギャラリア沖縄 by DFSの2か所が指定店となっています。 ここではウイスキーやブランドバッグといった通常は関税がかかるものも、取扱商品のすべての関税が免除されるというとってもお得なシステムなんです。
沖縄県以外ではこの税制が取り入れられていないので、観光に来たらとってもお得!
しかも、この税制が利用できるのは観光客だけでなく、県外へ出るための航空券があればOKなので地元沖縄県の人はもちろん外国人の方でも誰でも免税価格でショッピングができるんですよ!Tギャラリアには、沖縄で店舗展開していないコスメブランドなどが入っているので、沖縄の女の子達は旅行に行くことが決まれば、チケットを持ってTギャラリア沖縄 by DFSへ買い物に行くんですよ♪
△を押すと、前進するのでTギャラリア店内を動かしてみて回ることができます。
Tギャラリア沖縄 by DFSで買い物をする場合は、自分名義の国内線の航空券が必要です。「身内からチケットを借りてTギャラリアで買い物!」なんてことはできませんので注意してください!また、免税対象外のフライト便もあります。以下は免税対象外となってしまいますので注意してください。
- ANA NH1000
- SKYMARK 528
また、ルイ・ヴィトンやグッチ、シャネルは、店舗側の意向により免税対象外となっている為、航空券がない方でもお買い物ができます。Tギャラリアは航空券を持っていない方でも入ることが出来ますので、一度はぜひ足を運んでみてくださいね!
中には、天気予報の「15度」という気温を見て、移住の際にコートやダウンジャケットを捨ててきてしまい、結局沖縄で買いそろえる方がいます。冬は暖かい暖冬の年もあれば、県外の方でも「寒いー!」と言ってしまうほどの寒い年もあるという事を覚えておいてくださいね!