カード犯罪スキミングの対策と対応方法
スキミングについて
みなさんスキミングって知っていますか?耳にした事はあるけどなんの事かよくわからないという方もいらっしゃると思います。
スキミングというのは他人のクレジットカードやキャッシュカードの磁気記録情報を不正に読み取ってカードのコピーを作成して使用する犯罪行為です。
スキミングされる場面
- キャッシュカードの場合
- キャッシュカードはATMなどでスキミングされる事があります。ATMのカードを入れる口に小型のスキマーと呼ばれる機械が設置してありそこにカードを通してしまうとカードの情報がコピーされてしまいます。しかし、カードには暗証番号の情報は入っていません。ではどのようにして暗証番号を手に入れるのかと言うと2通りありまして、一つは後ろからの覗き見です。後一つはカメラによる撮影です。ですので、カードの挿入口は注意深く確認し、挿入口がなんか異様だと感じた場合は使用しないようにしましょう。ATMを利用する際は極力コンビニのATMではなく銀行のATMを利用するなどしましょう。
- クレジットカードの場合
- クレジトカードは色々な場面が考えられます。飲食店、ショッピング、ホテル・・・スキミングをしようと考えている人はどこでもやります。大切なのはカードを安心して利用できるような店舗であるかどうかです。大手デパートやブランドショップだとスキマーに合う確立は低いでしょう。しかし、キャバクラやクラブなどはスキマーに合う確率は上がります。又、現地の治安などでも変わってきます。アメリカやシンガポールなどと比べてタイやベトナムなどのアジアの一部地域ではスキミングが多い国もあります。クレジットカードをスキミングされた場合、暗証番号まではばれません。しかし、ネットショッピングや店舗によっては暗証番号が分からなくても買い物が出来ます。
スキミング対策
スキミングはスキマーという装置を利用してカードの情報をコピーします。海外のお店で会計をする際はどうしてもカードを店員に渡さなくてはなりません。その際にスキマーを使用されないようになるべくカードから目を離さないようにしましょう。一番の対策は怪しいお店ではカードを使わない事です。
スキミングされたら早期発見を
もしスキマーに合ってしまった場合、すぐに気づく事はほとんど無いと思います。カードのデータをコピーされて実際のカードは手元に帰ってくるので、気づくのは難しいでしょう。ではどうやって早期発見するかというと、毎月のカード利用明細です。自分が利用した分をしっかりと把握しておき、見に覚えの無い請求がある場合はすぐに対応が必要です。
スキミングに合った場合の対応方法
クレジットカードにはカードを申し込みした際に自動的に盗難保険が付いています。がしかし、クレジットカードは紛失している訳では無いので、盗難にはならないと言い張る会社もあります。しかし、消費者からしてみれば盗難も同然であります。ここら辺がグレーゾーンなんですね。。現在の技術の発達からしてスキミングなんて簡単に出来てしまうのだから国が法律をしっかりとするなど対応しくれれれば。。とは言ってもしっかりとしたカード会社なら盗難保険で対応してくれて不正に利用されて分は全額払わなくても良いと判断してくれます。全額払わなくても良いと判断してもらう為にもカード会社に求められた資料や情報を提供し、スキミングに合った事実を認めてもらいましょう。スキミングに合ったらカード会社、警察、国民生活センター・消費生活センターなどに通報しましょう。盗難保険において、クレジットカード会社の規約には不正利用が発覚し、不正利用を受理した日の60日前以降発生したカードの使用を免除すると記載されています。(カードの会員規約に記載されています。カード会社によっては60日前以降でない場合もあります)
スキミングの被害に合われた方は国民生活センターが公開している「クレジットカードのスキミング等の不正使用に関するトラブル」もご覧下さい。実際に被害に合われた方の事例もあり、非常に役に立つと思います。
盗難保険で全額保障してもらう為に以下の点をチェックしておきましょう
- クレジットカードの裏に名前を書いておきましょう
- クレジットカードの暗証番号は誕生日など他人に簡単に予想されるような番号ではなく、予想できない番号にしましょう
- 暗証番号を書いたメモなどは持ち歩かない
- クレジットカードが利用された時にメールなどで通知するサービスに登録する。(そういうサービスを行ってないところもあります)