旧暦の行事が多い沖縄の人にとっては、沖縄カレンダーはなくてはならないものの一つです。親族が集まるような行事を「うっかり」忘れてしまうと大変です。様々なカレンダーがある中から、オススメの商品をご紹介したいと思います。
沖縄に移住・嫁いで来たら沖縄カレンダーを使ってみて!
年間を通して伝統的な行事が多い沖縄のカレンダーは、新暦に加えて旧暦や旧暦関連の行事ごとが欠かさず記載されています。
例えば・・・旧盆、正月と並ぶ沖縄の三大行事の1つであるシーミー、あちらの世界のお正月であるジュールクニチー(十六日祭)、女の節句であるといわれるハマウリ(浜下り)、ムーチーなどです。旧盆いつだっけ?となっても、沖縄カレンダーさえ持っていれば、カレンダーを見ればすぐに知ることができます。
ですが、「沖縄の行事ごとは予定として知っていたい・・・」という若者が増えるなか、「家のインテリアに合わない」「好みのデザインがない」などといった声も耳にします。
そんな方にオススメなカレンダーをご紹介したいと思います。
沖縄に深く関わりのある「旧暦」って一体何?
現在使われている新暦は、太陽暦と言われているもので、別名グレゴリオ暦と呼ばれています。太陽暦が使われ始めたのが明治5年(1872年)と言われており、明治5年(1872年)より以前に使われていた計算法を「旧暦」と呼んでいるんです。本土でも飛鳥時代から明治時代初期までは、旧暦が利用されていたそうです。
旧暦での日付の数え方は、月の満ち欠けを基準にされていました。どのように数えられていたかというと、新月を月のはじまり1日目と数え、次の新月が来ると翌月の1日目になる・・・という仕組みだったそうです。
新月から次の新月までの平均日数は約26日と言われています。その為、1年間が354日程度になってしまい・・・これを繰り返してしまうと四季などにズレが生じ、農作や漁などに影響が出てしまう事から、うるう月が設けられて調整していたのだそうです。
沖縄は、琉球の時代に中国の影響を濃く受けていたと言われています。そのことにより、作物や漁の無事を願うための儀式を行う際は旧暦と一緒に伝わった「二十四節気」も取り入れて、旧暦や季節の節目に基づき、定期行事として行われるようになったと言われています。
若い人にもオススメ!沖縄版まめカレンダー
沖縄県では、毎年多くの沖縄カレンダーが販売されています。毎年決まったカレンダーを購入している・・・という方もいれば、新聞会社などから年末に頂けるような無料の沖縄カレンダーを使っているという方もいます。
ですが、若い方の中には、大きいサイズの沖縄カレンダーは「インテリアに合わない」「好みではない」という理由で、使われていない方も多くいらっしゃるようですが、沖縄に住んでいる以上・・・沖縄の行事が分からないと不便でもありますよね。そんな方に、オススメなのがまめカレンダーなんです。
筆者の場合は、無料で貰えるカレンダーに加えて沖縄版まめカレンダーも愛用しています。
まめカレンダーは小さいのに行事ごとがしっかりと書かれているので、愛用している人も多いのではないでしょうか?
少し前までは、沖縄のガソリンスタンドなどで年末・年始のプレゼントとして配布されていましたが、愛用者が多いことや、セルフスタンドが増えた事から・・・現在では書店などでも販売されるようになりました!
縦 | 横 |
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10.5cm(台紙含む) | 8.5cm |
とても小さいのに、沖縄の行事や国の行事はもちろんのこと・・・六曜や旧暦、干支などもしっかりと記載されています♪
“まめ”カレンダーという名前の通り、場所を取らず小さく便利なので、冷蔵庫に張り付けている方や、車に置いている方など、使い方は様々なんです!
販売価格は120円ほどと、とても安く手が出しやすい!・・・なのに、分かりやすく使いやすい!
台紙の部分は、ホッチキスの芯さえはずせば、簡単にカスタマイズ出来るので、インテリアにあったカレンダーに変えられるのでオススメですよ!
イベント好きな方にオススメのイベントカレンダー!
沖縄カレンダーの多くは、沖縄の旧暦行事や国の行事は載っていても、イベントの情報は一切記載されていないというものがほとんど。
イベント事に関しては、毎年日付や状況が変わるので記載するのが難しいのでしょうが、目安でいいので去年行われた行事ごとが、各月ごとに掲載されていると便利ですよね。
そんな事を考えながらカレンダーを見て回っていると・・・「沖縄観光 先読みカレンダーPRO.」に出会いました!
「沖縄観光 先読みカレンダーPRO.」は、沖縄ツーリストグループである株式会社OTSサービス経営研究所さんが作成・販売しているカレンダーです。
こちらのカレンダーには、前年(2016年)に行われたイベント、2017年に行われる予定のイベントだけでなく、海外の休日や外国人の動向、ホテル(那覇・北部リゾート地区を分けて表示)や観光バスなどの混雑状況、各月のクルーズ船の入港件数まで記載されているんです。
観光関連のお仕事をしている人が知っておくと便利な情報が盛りだくさんです。また、よく外出をされるという方は、混雑状況や外国の休みと照らし合わせる事で、混雑を避ける事が出来るので、とても便利ですよね。
ただ・・・1つ問題なのがサイズです。。このカレンダー、もの凄くデカいんです。。
縦 | 横 |
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83.2cm | 61.2cm |
縦の長さが約83cm、横幅が約61cmと・・・超が付くほどのビッグサイズなんです。。ピンとこない方の為に分かりやすくいうと、通常よく使われているA4サイズの紙8枚分の大きさなんです。
観光業を営んでいる企業さんの事務所に貼るのであれば問題ありませんが・・・自宅に貼るカレンダーとしてはデカすぎますし、かなり目立ってしまいそうです。。
観光業に携わっている方には役立つ情報が多く掲載されていますので、一度目を通してみてはいかがでしょうか?
沖縄手帳も便利で優秀!
実は沖縄には、たくさんの沖縄手帳が販売されているのはご存知でしょうか?例えば・・・
- おきなわ手帳
- 沖縄手帳Natura。(なちゅら。)
- 沖縄リゾートダイアリー
- かりゆし手帳
- うりずん手帳
- 沖縄手帳「Plan(ぷらん)」
などなど・・・さまざまな種類の手帳が販売されており、旧暦・行事や沖縄の生活に役立つ情報がたくさん記載されています。
殆どの沖縄手帳には、共通して旧暦や六曜、十干十二支、日の出・日の入りの時間や満潮と干潮の時刻などが記載されていますが、ターゲットとしている年齢層や性別などが違うため、情報の内容などは若干の違いがあります。
正直、どの手帳も似たり寄ったりの内容で・・・表紙は年配・ビジネスマン向けであったり、沖縄を強調しすぎて若者向けでない表紙なども多くあり、若者があまり手に取らないようなものも多くあります。
そんな中で、一風変わった手帳を紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
筆者はおきなわ手帳を愛用していましたが、旧暦が書かれているだけでなく、公共交通機関の情報、その他に市役所や、救急病院リストなど生活に必要な電話番号などが記載されていたので、とても約に立ちました。
手帳型にするかカレンダーを選ぶか・・・
沖縄手帳には、カレンダーに無いような情報が沢山盛り込まれており、手帳には手帳の良さがあります。
もちろん、壁掛けカレンダーにもいいところが沢山あるので、ご自分の家の雰囲気や用途などに合わせて、どちらを購入するか決めてもいいかと思います。
少し手を加えるだけで、おしゃれに使いこなせるカレンダーや手帳も多くありますので、デザインや見た目で選ばないようにしてくださいね♪
旧暦の行事が数多くある沖縄。親族で集まらなければいけない行事ごとも多いので、絶対に忘れるわけにはいきません。。特に結婚されたばかりの女性などは、義理のお母さんの手伝いなどもある為、ぜったいに忘れるわけにはいかないんです。「うっかりしていた」じゃ、済まされませんよ!