ビックリ!読めない!?沖縄ならではの地名

沖縄旅行をよくされる方や、よく沖縄の特集番組を見るという方が一度は目にした事のある沖縄の不思議な読み方をする地名。そんな難読地名をまとめてみました。

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沖縄の地名、これって何て読むの!?

ビックリ!読めない!?沖縄ならではの地名

地図や町の標識などを見ていると、ときどき「これって何て読むんだろう…?」という地名に出くわすことがあるかと思います。しかし、多くの地域ではそういった地名を見かけるのはときどきという程度ではないでしょうか。

…ですが、そんな疑問が続出してしまうのが沖縄です。沖縄では独特の方言や地名がたくさんあり、一見するとふつうに読めるような地名も実は「!?」と驚くような読み方だったりします。思わず誰かに教えたくなるような地名から、地元の人でないと読めないような地名など、沖縄県のいろいろな地名を見てみましょう。

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2016.09.21

那覇市の難読地名

まずは県庁所在地である那覇市から。なかなか読めない地名というと田舎にあるとか、あまりなじみのない土地というイメージがありますが、那覇市は沖縄でも特に人の多い中心地。そんな那覇市でも「?」となってしまう地名はたくさんあるんですよ。

天久(あめく)

「あまく」と読みそうですが、あめくと読みます。那覇市の中でも北部にある地域で、2012年に天久小学校が開校しました。

西武門(にしんじょう)

誰がどう読んでも「せいぶもん」だと思いますが、にしんじょうと読みます。「西武門節」という民謡もあるそうですよ。

中頭郡の難読地名

那覇市とも隣接している、沖縄県の南部にある中頭郡。そもそもこの中頭郡は「なかがみぐん」と読みます。多くの方は読めても「なかがしら」だと思いますが、なかがみぐんと読むのですね。

読谷村(よみたんそん)

なぜ谷を「たん」と読むのでしょうか…村ではありますが人口は4万人ほどと、日本の村でもっとも多いといわれているところです。この読谷村の中にも字として「古堅(ふるげん)」や「比謝矼(ひじゃばし)」という読み方のところがあります。

北谷町(ちゃたんちょう)

…やっぱり谷を「たん」と読むようです。

中城村(なかぐすくそん)

沖縄や奄美地方では、昔「グスク」と呼ばれる城が立ち並んでいました。沖縄では首里城や中城城などのグスクがあり、そこから現在もこのような地名になっているようです。

浦添市の難読地名

那覇市や宜野湾市に隣接する浦添市。14世紀ごろには琉球王国の首都があったとして有名なところになっています。

伊奈武瀬(いなんせ)

「武」以外はごく普通の読みではありますが、「ん」が入ったことで一気に読みにくい町名に。

勢理客(じっちゃく)

まず読めないと思います。これはそのままの読みである「せりきゃく」が沖縄の方言による読み方で「しりちゃく」になり、そのまま訛って正式な読み方を「じっちゃく」にしたということです。

西洲(いりじま)

まったくもって読めない地名ではないでしょうか…。

名護市の難読地名

県北にある名護市でも、読みにくい地名があります。

東江(あがりえ)

名護市では大北(おおきた)や大西(おおにし)といった、比較的読みやすい地名が多くあります。…が、その中でズバ抜けて読みづらいのが東江になっています。

為又(びいまた)

パイナップルの産地ということで、パイン園やフルーツランドなどの施設があります。

宇茂佐(うむさ)

読めても「うもさ」ではないでしょうか…。

うるま市の難読地名

2005年に発足したうるま市は、沖縄県のちょうど真ん中あたりにある市です。

東山(あがりやま)

先ほどの名護市・東江(あがりえ)と同じような読み方をした地名です。

西原(いりばる)

どう読んでも「にしはら」です。

平安座(へんざ)

「へいあん」を訛って読んだのか、短縮したかのような地名です。

平安名(へんな)

こちらも平安座と同じような読み方をしています。

豊見城市の難読地名

豊見城市(とみぐすくし)は、2002年に村から一気に町を飛び越えて市となったところです。

真玉橋(まだんばし)

本来は橋の名前ですが、豊見城市では地名としても使われているそう。

保栄茂(びん)

沖縄の地名の中でも一二を争うほど読みにくい地名でしょう。漢字三文字なのに読み方は二文字、しかもどの漢字も読み方にかすりもしていません。

沖縄市の難読地名

那覇市に次いで人口が多く、とてもにぎわいのある沖縄市。

古謝(こじゃ)

なんとなくわかりますが、最初は「こじゃ」とはなかなか読めませんよね。

御殿敷(おどんしき)

訛ってこの読みになったのでしょうか。ちなみに、筆者のパソコンでは変換しても出ませんでした。

大工廻(だくじゃく)
こちらもなかなか読めません…「廻る(まわる)」という字を使って「じゃく」と読むようです。

その他の難読地名

伊釈加釈(いじゃかじゃ)

島尻郡の座間味村にあります。

具志頭(ぐしちゃん)

こちらも島尻郡の八重瀬町にあるのですが、なんとなくかわいらしい読み方ですね。

仲御神(なかのうがん)

八重山群竹富町の地名ですが、これまた難しい読み方です。

金武(きん)

国頭群金武町の読み方です。最初の一文字だけで読めそうなのですが、この漢字二文字で「きん」と読みます。

仲村渠(なかんだかり)

島尻郡久米島町にある地域。読み方以前に、この漢字自体をあまり見かけないのではないでしょうか。

びっくり読み方の難読な地名・場所

伊武部(いんぶ)

ちょっと口に出すのが恥ずかしいかもしれませんが、こちらは国頭群恩納村にあるところです。

漫湖(まんこ)

地名ではなく沖縄の那覇市にある干潟の名前です。…言わずもがなの名前ですが、本土の人はあまり口に出して言えないですね。

エミリー

このように、沖縄には一見読めない!読んでびっくり!という地名や場所がたくさんあるんです。もちろんここに掲載しているものは一部ですので、ほかにもたくさんの地名がありますので興味がある方は調べてみてくださいね。

また、沖縄移住する際にはやはりあらかじめ地名を憶えておくと良いかも。または、現地で「何て読むんですか?」という世間話のひとつとして、コミュニケーションをとる方法としても使えそうですね。

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2016.10.20

ABOUTこの記事をかいた人

広島から沖縄に移住してきたエミリです♪憧れの沖縄での生活を活かして沖縄の移住や文化について体験談を元にお伝え出来ればと思います。その他にも沖縄に関する様々な情報を発信していきます!