沖縄での生活っていったい月にどれくらいかかるのだろう・・・・?本土と同じくらいなのかそれとももっと安いのか・・・?と悩んでいる方が多くいるかと思います。ここでは沖縄在住の私がどれくらいの費用がかかるのかまとめてみました!
沖縄に住むために、月どれくらいの費用がかかる?
沖縄への移住を具体的に考えたときに気になるのが、なんといってもお金です。
沖縄はよく知られているように、お給料が安い上に失業率も高いというところ。平均所得はほとんどワーストとなっていて、それだけお給料が低く、たとえ移住してきたとしても賃金の低さに驚いて、移住をあきらめた…という人も多いんです。
沖縄への憧れで移住をしてきた人も、やはりなかなか生活していくことができない…ということで本土に帰ってしまいます。実際のところ、毎年沖縄には2~3万人の人が移住(転入)してきているのですが、もちろんすべてが移住者ではないにしろそのほとんどが出ていってしまいます。
ただ単に青い空と青い海にあこがれたから…といって移住してくると、なかなか住み続けることはできません。事前に沖縄に移住したあとの生活費など、具体的な暮らし方を考えていかなくてはなりません。
沖縄に住むための家賃について
まず気になるのは家賃でしょう。
支出のなかでもっとも大きいと思われる家賃ですが、沖縄はやはり東京など都会に比べると安いものです。ただ本土と違うのは、那覇市など移住者の多いところではそうでもありませんが、お風呂(浴槽)がないということがあるんです。つまり、バストイレがついていたとしてもシャワーのみということですね。
お風呂付が良い!という場合は、やはり移住者(本土の人)向けの浴槽がついているところがおすすめ。ですが、この場合は若干家賃が高くなる傾向にあるようです。
本土では電車の駅から近いとやはり家賃も高くなりますが、沖縄でも同じくモノレールから近ければ家賃も高くなります。
また、沖縄の中心である那覇市は移住者が多く、特に那覇市の北部にある「新都心」と呼ばれる再開発地区は新築・築浅の物件がたくさん!さらに周辺にはたくさんお店もあり、大きなショッピングセンターなどもあるのでとっても便利です。※ただ、周辺の渋滞は深刻に感じる事が多々あります。
青い空と青い海にあこがれて沖縄にやってきたとはいえ、やはりいきなり田舎に住むのは心が折れてしまいます。車やバイクがあれば海も近いので、まずはこういったところに住むことをオススメします。
気になる新都心での家賃ですが、5万円あれば新築・築浅の1LDKに住むことができます。場所を優先して築年数を気にしなければ3万円台でもじゅうぶん探すことができますし、寝泊りだけでいい!ということでワンルームなどにするとより低く抑えることができます。
ネットの賃貸情報などを見てみるとわかりますが、新都心を含めて1DKの場合那覇市では5万円ちょっと、次いで沖縄市では5万円弱、名護市や糸満市では4万円前後…といった家賃相場になっているようです。
沖縄に住むための生活費について
沖縄で生活していく上で大切な移動手段や食費、光熱費について見て行きましょう。交通費と移動手段
いざ沖縄に住み始めて、会社に通勤するときや買い物に出るとき、あなたはどうやって移動しますか?沖縄には電車はなく、モノレール・バス・タクシーでの移動になります。マイカーがあるという方はフェリーでもってくるかと思いますが、そうでない場合はバイクを利用するのがおすすめ。やはりガソリン代もさほどかからず、車と違って駐車場代が不要になりますよね。(駐輪場代が必要なところもありますが)
食費
家賃の次に気になるのがコレでしょう。沖縄のスーパーは安いというイメージがありますが、実はそうでもありません。
本土にはないような食材がたくさんありますが、実はスーパーでの物価はさほど安いと感じることはないようです。むしろ、お弁当はとても安いものが多く、東京でもよくバラエティ番組で激安お弁当!などと特集されることがありますが、沖縄ではザラのよう。
つまり、人によっては自炊のほうが高くついてしまうこともあります。注意したいのは夏の台風後の食材の高騰。夏になると台風が多く直撃する沖縄では台風後に高くなった野菜が多くなります。例えば、レタス198円が398円になったり・・・家計に打撃が・・。さらに、最近は台風でなくても温暖化の影響で野菜が高騰する事も。温暖化に関しては沖縄だけでなく日本各地で影響が出ているかと思います。
光熱費
高熱費に関しては二人暮らしの場合、実際にどの程度の料金がかかっているのかを参考にしていきたいと思います。
水道やガスは、浴槽のない物件に住むことでかなり抑えられるのではないでしょうか。ただ、なんといっても沖縄の暑さはエアコンや扇風機なしでは耐えられないでしょう…そこで気になるのが電気代です。
省エネのエアコンやオール電化の物件などいろいろな条件は違ってくると思いますし、また住んでいる市区町村でもかなり違います。
私の体験談(二人暮らし)としては節約の為にクーラーの温度を28度設定で扇風機を弱で回わすという事をほぼ1日中1カ月続けて10000万前後という感じです。ちなみにクーラーは最近の機種です。(部屋にいる人数などでも金額に差がでます。)
水道は4000~5000円程度、ガス代は3000~4000円程度といったところでしょうか。ガスについてはどのガス会社かによって大きく金額が変わるので注意してください。これは気づいていない沖縄県民も多くいますが、色々なガス会社の料金を比較すると明らかな差があります。ここでは社名は出せませんが、2倍近く料金に差がでるところも・・・。同じような使い方をしてても2倍近くも差が出るなんて許せませんね。ですのでガスや水道に関しては一口にこれくらい!とは言えません。家探しをするときにこのあたりの光熱費はどれくらいですか?と相談してみたりするのもオススメ。
また夏のエアコンですが、台風がやってきてなかなか窓を開けられないのでスイッチを入れるのは避けられないと思いますが、逆に冬場は暖房がなくても大丈夫!という人も多いものです。(もちろん暖房やコタツが必需品という方もいらっしゃいます)
沖縄で使う携帯電話・スマホ料金について
ちなみにみなさんはスマホや携帯電話はどこを利用していますか?
携帯電話やスマホのキャリアといえば、やっぱりau、ドコモ、ソフトバンクの3社が大きいですよね。全国的にみるとドコモのユーザー数がもっとも多いのですが、実は沖縄ではauがもっとも多いのが特徴なんです。
なぜかというと、auの「つながりやすさ」をあらわす基地局数が圧倒的に多いから。また、基地局数だけでなくショップ数もダントツで多く、何かトラブルがあったときにもauはすぐに対応してもらいやすいということなんです。もともとauは使いやすさや沖縄に特化したCMなどの親しみやすさもあり、さらに沖縄ではauがもっともつながりやすいということから、ユーザー数が多いんです。ただ、つながりやすさに関してはドコモも大差はないので、お好みでといった感じです。
auにするメリットとしては沖縄にはいろいろなところにauのWi-Fiがあり、auの方だけが接続可能となっています。ただ、今はフリーのWi-Fiも多くなってきているのでそこまでauのWi-Fiを重視する必要はないかもしれませんが、auを契約した場合のオマケ程度に考えると良いでしょう。
沖縄に移住するときに他社から乗り換えるという方は、乗り換え時にはキャンペーンを利用して安く済んでも、もしかすると利用していくうちに月額料金が今までより高くなることもあるので注意してください。沖縄でスマホや携帯電話、またパソコンも含めて利用する場合には、事前に月額料金などを調べておくとよいでしょう。
おまけ…沖縄に下見に来るときの費用って?
沖縄に移住するにあたって下見をすることがあるかと思います。そのときも、やはりできるだけ詳しくじっくりとあちこちを回って環境を見ておくほうが良いので、少なくとも1泊はしたほうが良いでしょう。そのため、この下見のときにかかる費用としても事前に考えておきたいですね。
沖縄ではホテル(ビジネスホテル)はもちろん、民宿やゲストハウスといった宿泊施設が多くあるのが特徴。ですから、ホテルよりもゲストハウスのほうが圧倒的に費用を抑えることができます。ゲストハウスは2000~3000円程度で泊まることができるところもとても多いですし、数も多いのでオススメ。
そこに、移動するための交通費や食費を併せて、さらに行き帰りのフェリー・飛行機代を考えておきましょう。飛行機代は別として、下見のために沖縄で過ごすために必要な費用としては、下見する場所が決まっていて遠くないところであればゲストハウスに1泊しても1~2万円あればじゅうぶんだということになりますね。
ちなみにタクシーの場合、沖縄の那覇市では初乗り運賃が550円(1750メートルまで)・東京23区では730円(2000メートルまで)となっています。多少距離は違うものの、ちょっとそこまで…というときには180円も初乗り料金が違っていますし、石垣市などではさらに安いため、やはり沖縄のタクシーは安いですね。