Happy New Year!皆さん、お正月は楽しんでいますか??沖縄の正月は本土と違って独特な文化があります。どのような違いがあるのかみていきましょう!
沖縄のお正月で食べられるものって?
一般的なお正月の料理といえば、やっぱりおせち料理。それに、お餅を焼いて食べたりお雑煮にしたり…というのが多いのではないでしょうか。ですが、沖縄の正月料理はちょっと違います。
沖縄はよく知られているように豚肉をよく食べる地域で、それはお正月であっても同じです。では、どんな料理が食べられているのかを具体的に見てみましょう!
今の沖縄では昔のように正月には沖縄の伝統料理を食べるという家庭は減ってきています。一昔前までは主に以下のような料理が良く食べられていました。
少し前まで沖縄でお正月に食べられていた料理
- 豚の皮付き三枚肉
- カステラかまぼこ
- 揚げ豆腐
- 昆布
- 紅白かまぼこ
- こんにゃく
- ごぼう
- 天ぷら
- 煮もの
- クーブイリチー
- 中身汁 etc…
中には聞き慣れない料理が・・・と感じる県外の方の為に簡単に、どのような料理なのか説明すると・・・
クーブイリチー
昆布が「よろこぶ」と語呂を合わせて縁起が良い!というのはよく知られていますが、この昆布と豚肉を使った料理がクーブイリチー。
お正月をはじめ、おめでたい席にはよく登場する定番料理なんです。昆布と豚肉、しいたけやこんにゃくなどと一緒にさっと煮炒めした料理です。
中身汁
こちらは沖縄でも定番中の定番と言ってよい汁物。
中身というのは豚の内臓のことをいいますが、さらにコンニャクやしいたけ、にんじんなどいろいろな食材が入っています。だしの効いたあっさりとした味で、沖縄の人の大好物といっても良いのではないでしょうか。アクセントにショウガを入れるととても美味しくなります♪食堂には中身汁定食もあります。
県外と沖縄では重箱の使い方が違う!?
上の項目を見て「あっ!沖縄の重箱の中身とほとんど一緒だ!」と、気づかれたかたも多いかと思います。昔の方々にとっては定番の料理で、お祝い事から年忌などの法要にも出される料理なのです。
県外の方にとって重箱というのはおせち料理が入っているもので正月などに食べるものだというイメージがあるかと思いますが、沖縄の重箱は主に年忌などの法要や沖縄の伝統行事である清明祭(シーミー)などの供養する場面で利用されています。
その為、正月に出されるカマボコやゴボウなどは、重箱には入っていない事が殆どで、お皿などに盛られて食卓に並びます。
しかし、現代では上記のように沖縄の伝統料理を食べるという風習も消えつつあります。。
沖縄ではお正月におせちではなくオードブルを食べる!?
県外の方からすると驚かれる方が多いのですが、現在の沖縄の正月はおせち料理ではなく主にオードブルを利用する家庭が多くあります。
正月から料理をするという家庭もありますが、スーパーで手っ取り早く購入して準備できるオードブルが人気!みんなでオードブルを囲んでワイワイお話しをしながらお酒を飲むという家庭が多くあります。
その為、12月31~1月1日まで沖縄県内のスーパーのお惣菜コーナーにはズラッとオードブルが陳列されているんですよ♪
12月31日にご自宅で年越しそば(沖縄そば)を作られた方は余った年越しそばを1月1日も頂くという家庭も多くあるのではないでしょうか?その他には初詣に出ている屋台で食事を済ませたりする事も多いかと思います。
このように、県外では一般的にはブリや雑煮、黒豆や栗きんとんに田作り・・・といったものがおせち料理(正月料理)として食べられますが、沖縄はガラっと違います。ただ、おいしいものを食べてお正月には紅白歌合戦を見ながらのんびりして・・・ということは、やっぱり全国共通のようですね。
沖縄の行事ごとには、中身汁は絶対に欠かせません!