沖縄に住んでいる方も、今から沖縄に住もうと考えている方も沖縄の銀行についてどれだけ知っていますか?沖縄の人からすると沖縄にある銀行は地方銀行が殆どというのは当たり前の事かもしれませんが、本土の人からすると都市銀行が殆ど無い事に驚きます。また、ナゼ沖縄に都市銀行が殆ど無いのかについて見て行きましょう!
沖縄には都市銀行が「ほぼ」ない!
どこかで働いて暮らしていく…と考えたときにまず必要になるのが、お給料をもらうための準備。
勤め先の会社によっては、給料を振り込む銀行口座を指定してくることもありますよね。その土地の地方銀行や郵便局のゆうちょ銀行などなど、いろいろな銀行口座があるかと思います。
やはり多いのはその場所の地方銀行となりますが、移住など遠く離れた土地で新たに銀行口座を作らなくてはならないことがあります。
沖縄にあるおもな銀行はコチラ!
沖縄の地方銀行ですが…
- 沖縄銀行(沖縄県民はおきぎんと呼んでいます)
- 琉球銀行(沖縄県民はりゅうぎんと呼んでいます)
- 沖縄海邦銀行(沖縄県民はかいぎんと呼んでいます)
この3つの銀行があり、さらに都市銀行としては「みずほ銀行」のみがあります。
しかし、みずほ銀行は支店としては国際通りにある那覇支店のみで、あとはイオンなどの大型スーパー内にあるATMのみとなっています。
全国に支店を構える都市銀行がなぜ沖縄にないの?と不思議に思いますが、沖縄の経済規模を考えると都市銀行がやってきても大きなメリットがないからだということなんです。
沖縄には先ほどの沖縄銀行などの地方銀行もありますし、ほかにもゆうちょ銀行やJAなどもあります。都市銀行がわざわざ進出してくる必要がないため、このようにみずほ銀行の支店ひとつ…となっているんです。
でも、なぜみずほ銀行だけはあるの?と思いますよね。
これは、みずほ銀行が高額当選した宝くじの引き換えといった宝くじの取り扱い業務があるからなんです。宝くじは1万円以上の当選金はみずほ銀行の窓口で引き換えなくてはなりません(中には5万円まで引き換えOKなところもありますので確認を!)
沖縄銀行について
JAおきなわとATMの相互提携サービスを行っていることから、JAを利用している方にも人気の銀行です。セブン銀行とのATM提携もしているので、全国のセブンイレブンやイトーヨーカ堂に設置されているATMでも利用することができます。
ですから、沖縄県内のおきぎんのATMではもちろん、県外からの移あればあれば本土に帰ったときにもあちこちのATMを利用して預金を引き出すことができるということですね。
店舗数は2017年1月調べでは65店(県内60店・県外1店・出張所4店)あります。
琉球銀行について
おきぎんと同じように支店・出張所の数が多いりゅうぎん。店舗数は2017年1月調べでは75店(県内59店・出張所16店)があり、またお得なサービスもたくさんあります。
りゅうぎんの口座を給与振り込み先に指定すると、お持ちのTポイントカードにポイントが貯まるという嬉しいサービスが。Tポイントカードを持っている方で沖縄に移住する場合、給与口座はりゅうぎんにするとポイントが貯まりますよ。
沖縄海邦銀行(かいぎん)について
沖縄の那覇市・浦添市・沖縄市を中心に店舗を展開しているかいぎん。店舗数は2017年1月調べでは48の店舗(本支店・出張所)があり、沖縄県内にたくさんのATMがあり、どこでも利用しやすい銀行となっています。
提携ATMも多く、特に福岡中央銀行や長崎・熊本・南日本銀行など九州・西日本の銀行のキャッシュカードで預金を引き出すとき、他行手数料も無料となっているのもチェックしておきたいですね。
本土に帰ってからも使える口座はより便利
どうしても今持っている都市銀行口座を利用したい!ということでなければ、やはり沖縄にある地元の銀行口座を持っておくほうが便利。
いちいち手数料がかかっているともったいないですし、都市銀行が進出していないのに、ほかの地方銀行が沖縄にあるわけがありません。沖縄に住むのなら沖縄の地方銀行で!ということですね。
また、ほかにも「JAおきなわ」のJA貯金や、郵便局のゆうちょ銀行などもおすすめ。
こちらは全国で利用することができますし、あちこちへの振込・カード・全国ATM利用など用途も多いので使い勝手が良いですね。
先ほどご紹介した3つの地方銀行が沖縄の銀行市場をほぼ占めていると言っても過言ではありません。自分が住む場所の近くに支店がある・勤め先の指定など、どの銀行にするかは環境に合わせて選ぶと良いでしょう。
特に沖縄では、都市銀行が「ほぼ」ないので移住を計画されている方は現地沖縄の地方銀行に口座を開設しておく方が良いでしょう。では、そんな気になる沖縄の地方銀行についてみていきましょう!