アメリカ合衆国の公式通貨「USドル」について

初めてアメリカへ旅行に行くとなると、言葉も問題だけでなくお金の価値がよく分からないという問題が出てきます。特に小銭の価値が良く分からなくて、毎回紙幣で買い物を済ませ、財布が小銭だらけになってしまう・・・なんて方もいらっしゃいます。米ドルの価値を知って、小銭を上手く使えるようにしましょう!

アメリカで使用されている公式通貨USドルの種類って?

通貨USドルについて

アメリカ合衆国ドル(United States Dollar)は、アメリカ合衆国の公式の通貨です。通貨の記号は、$ もしくは US$で表記されています。日本人は、“1ドル”“10ドル”など・・・『ドル』という言葉をよく口にしますが、実際US$が使われている国に行くと『ドル』という言葉は通じません。現地の方々は『ドル』ではなく『ダラー』と発音します。旅行に行った際、金銭のやり取りはとても重要になってきます。為替レートは日々変動している為、下記に記載されている金額は目安となります。US$についてしっかりと学んでいきましょう。

旅行前に正しいレートを確認したい場合はこちらから(外部サイト)

アメリカで広く流通している硬貨とは?

広く流通している硬貨

広く流通している硬貨は、1¢, 5¢, 10¢, 25¢などがあります。コインによっては裏表どちらにも「25¢」などの記載がないものもありますので、しっかりと確認しておきましょう。

1¢(penny:ペニー)

1¢(penny:ペニー)

1¢は、$1の100分の1と同等の価値を持つ硬貨です。(0.01アメリカドル)100¢=$1という事になります。表側にはアメリカ合衆国第16代大統領、エイブラハム・リンカーンの肖像が描かれており、裏側にはリンカーン・ユニオン・シールドが描かれています。硬貨の裏側には、小さく「ONE CENTS」と記載があります。日本でいう10円硬貨のような色をしています。

5¢(Nickel:ニッケル)

5¢(Nickel:ニッケル)

5¢は、$1の20分の1と同等の価値を持つ硬貨です。(0.05アメリカドル)表側には、1938年よりアメリカ合衆国第3代大統領を務めたトマス・ジェファーソンの肖像が描かれています。裏側には、彼の邸宅でもあり世界遺産でもあるモンティチェロがデザインされています。硬貨の裏側には、小さく「FIVE CENTS」と記載があります。

10¢(Dime:ダイム)

10¢(Dime:ダイム)

10¢は、$1の10分の1と同等の価値を持つ硬貨です。(0.10アメリカドル)表側にはアメリカ合衆国第32代大統領を務めたフランクリン・ルーズベルトの肖像が描かれています。裏側には、たいまつとオリーブの枝が描かれています。硬貨には「10¢(10cent)」という表記はなく、「one dime (ワンダイム)」と記載されています。

25¢(Quarter:クォーター)

25¢(Quarter:クォーター)

25¢は、$1の4分の1(クォーター)と同等の価値を持つ硬貨です。(0.25アメリカドル)表側にはジョージ・ワシントン、裏側にはワシが描かれています。硬貨には「25¢(25cent)」という表記はなく、「QUARTER DOLLAR (クォーターダラー)」と記載されています。

アメリカで広く流通している紙幣とは?

広く流通している紙幣

広く流通している紙幣は、$1, $5, $10, $20などがあります。

$1

$1

表側にはジョージ・ワシントン、裏側にはアメリカ合衆国の国章が描かれています。(2013年11月17日現在)$1=約100円の価値があります。$1紙幣は、チップとして利用する事が多いので多めに持っていると便利な紙幣です。

$5

$5

表側にはエイブラハム・リンカーン、裏側にはリンカーン・メモリアル(リンカーン記念館)が描かれています。(2013年11月17日現在)$5=約501円の価値があります。

$10

$10

表側にはアレキサンダー・ハミルトン、裏側には財務省建物が描かれています。(2013年11月17日現在)$10=約1,002円の価値があります。

$20

$20

表側にはアンドリュー・ジャクソン、裏側にはホワイトハウスが描かれています。(2013年11月17日現在)$20=約2,003円の価値があります。

アメリカであまり流通していない硬貨とは?

あまり流通していない硬貨

他にも旅行者にとっては、あまり縁のない硬貨ですが以下のような硬貨もあります。

50¢(Half Dollar:ハーフ・ダラー)

50¢(Half Dollar:ハーフ・ダラー)

50¢は、$1の2分の1(ハーフ)と同等の価値を持つ硬貨です。(0.5アメリカドル)表側にはジョン・F・ケネディ、裏側にはアメリカ大統領の紋章が描かれています。硬貨には「50¢(50cent)」という表記はなく、「HALF DOLLAR (ハーフダラー)」と記載されています。ハーフ・ダラー硬貨は、主にカジノで使用されることが多い為、旅行本などのよく使う硬貨の中には紹介されていません。アメリカ合衆国内の自動販売機などでも、ハーフ・ダラー硬貨は利用できず、あまり流通していない硬貨の一つといえます。

$1硬貨(One Dollar Coin:ワンダラーコイン)

$1硬貨(One Dollar Coin:ワンダラーコイン)

$1硬貨(100¢)は、$1紙幣と同等の価値を持つ硬貨です。($1硬貨=$1紙幣)表面にはジョン・アダムズ、裏面には自由の女神が描かれています。$1硬貨は、原料に金は含んでいないですが、その色からゴールデン・ダラーと呼ばれています。硬貨の裏面には、「$1」の記載があります。同じ$1でも紙幣と硬貨、両方存在しているというところがアメリカの面白い点でもありますね。

アメリカではあまり流通していない紙幣とは?

あまり流通していない紙幣

$2

$2

表側にはトーマス・ジェファーソン、裏側には独立宣言署名の図が描かれています。(2013年11月17日現在)$2=約200円の価値があります。

$50

$50

表側にはユリシーズ・S・グラント、裏側には連邦議会議事堂が描かれています。(2013年11月17日現在)$50=約5,008円の価値があります。

$100

$100

表側にはベンジャミン・フランクリン、裏側には独立記念館が描かれています。(2013年11月17日現在)$100=約10,016円の価値があります。

1ドルはおよそ何円になるの?USドルの価値を把握しておこう!

1ドルを100円とした時のUSドルの価値って?

アメリカの紙幣・硬貨を一つずつ説明していきましたが、それでもよく分からないという方がいるかもしれません。そんな方の為に、表で分かりやすくご紹介していきたいと思います!下の表は、アメリカでよく使われている(流通している)紙幣や硬貨を、日本円であらわした際の表になっています。1ドルの価値を100円として考えた場合のおおよその金額で表していますが、その日のレートなどで金額に変動があるので注意が必要です。

ジェシカ

1ドル紙幣はないけど、小銭がたくさんある・・・という場合、何を何枚出せば1ドルになるか分からない事もありますよね!そんな方の為に、分かりやすく表にまとめてみました!

USドルの価値
ミッチェル

なるほど。これさえ覚えれば1ドルを作りたい時にもう迷わなくてすむな!

この表を見て「硬貨で1ドルを作るためには25セントが四枚あればいいのね!」と、細かいコイン(硬貨)の使い方を理解してもらえると嬉しいです。硬貨の価値を知らないでいると、旅行から帰ってきた時には、お財布が1セントや5セント硬貨でパンパン・・・なんて事も。日本でお買い物するときのように、しっかりと硬貨も使って帰ってこれるといいですね!


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