台湾(台北)旅行初日のよるに「ナイト九份観光&夜市散策ツアー」に参加してきました。ノスタルジックな雰囲気漂う九份に憧れて、台湾を訪れる方も多いのではないでしょうか?私たちが実際に九份に行ってみて気が付いた注意点などをお話ししていきたいと思います。
九份(きゅうふん)へ行ってみた
台湾でも人気が高い観光地の一つである「九份」。九份は、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」のモデルとなったと言われている場所として有名なスポットです。
九份の赤ちょうちんで彩られた景色を見てみたい!…でも、自分で行くとなるとバスに乗らないといけなかったりと・・・台湾初心者にはハードルが高い場所です。
ミッチェルとジェシカは、自分で行くよりツアーで効率よく回ろう!という事で「ナイト九份観光&夜市散策ツアー」に参加しました。
九份ってどんな町?
九份は台北にある山あいの町です。
名前の由来としては色々と説がありますが、下のような説があるそうなんです。
- 初期の頃、9世帯しかなく物を買うときにいつも「9つ」発注していたことから
- 開墾した土地の持分を9人で分けたから などなど・・・
※諸説あります。
昔、金鉱が発見され、一獲千金を狙った人たちで溢れかえっていたそうですが、金が取れなくなるにつれ・・・次第に衰退していったのだそうです。
ですが、80年代末に映画「悲情城市」のロケ地として使用しされたことで、再び台湾の方の注目を集め、オシャレなカフェや飲食店が増加し、今に至るのだそうです。
バスの中でガイドさんから聞いた九份での注意点
九份に向かうバスの車中では、ツアーガイドさんから色々な情報を教えて頂きました。
例えば、九份のお店で販売されているカラスミは、安く購入できるが冷蔵などにいれられていないので質が悪くなっていたり、賞味期限をごまかしている事があるという話しや、九份で売られているお茶の中には台湾製でないものも多く販売されており中にはベトナム製のお茶が混ざって販売されている話などを聞きました。
カラスミやお茶を買って帰りたいと考えているなら、九份ではないしっかりとしたところで買うように勧められました。
こういうアドバイスは現地に住んでいる方しか知らないような情報なので、とても助かります。
ホテルから出発して40分ほどで九份に到着しました。
九份(きゅうふん)を探索!
1月末のこの時期、山の上にある九份は「寒い」と聞いていましが・・・全然風も無く、なまぬるい感じでした。。。ですが、白い息が出ている・・・という、とても不思議な状態でした。
交番とコンビニ(Hi-Life)の間の階段を上っていくと、見たことのある光景が徐々に広がってきます。
九份の人の多さにビックリしたのですが、それよりも驚いたのは階段の多さです。想像していたよりも階段の段数が多く、運動不足の方や妊娠中の方、高齢の方には少し辛いくらいの階段です。
九份は山の上にある為、年間200日は雨が降っているそうです。その為、坂道や階段が続く九份は、足元が滑りやすい状態になっています。ミッチェルも何度か転びそうになりました。
階段が続く道には左右ともお土産・雑貨・民芸品・飲食店が軒を連ねています。
このように細い路地にある階段を上っていくと・・・みなさんが「九份」と聞いて思い浮かべる景色があります。
綺麗な写真がとれるスポットは、激混み状態で人が映りこまないように写真を撮るのも難しいですが、九份の夜景をバックに2ショット写真をとる・・・という事さえ難しい状況でした。
タイミングが合えば、素敵な写真を撮影することが出来ます!ですが・・・人が引くのを待っていると、次から次へと新たな観光バスが到着し、常に人でごった返していたので、いいタイミングを見つけてササッと写真を撮ってくださいね!
ここから更に階段を上っていくと、お土産などが販売されている商店街のような場所にでました。
その中には臭豆腐のお店もあり、ドブのような匂いが広がっていました・・・。臭豆腐の匂いが苦手だという方も多いですよね。
妊娠中の方は特に、「匂いのキツさ」と「坂のキツさ」で参ってしまう方もいるかと思うので、妊娠中の方は九份は控えたほうが良いかもしれません。
フリータイム後は「九戸茶語2号館」で食事!
ツアーには食事が含まれていました。ツアーガイドさんからは、18:45に「九戸茶語(チウフーチャーユィ)2号館」に集合するように言われていました。
バスで告げられたテーブルナンバーを店員さんに伝えると、テーブルまで案内していただけました。席は円卓で10名席の相席になっていました。
この日のメニューは、麻婆豆腐・わかめスープ・麻婆茄子・野菜炒め・ザーサイ・お肉を塩・胡椒で炒めたもの・白米でした。味は、まぁまぁ・・・普通といったところです。
ナイト九份のツアーは、九份の後に夜市に立ち寄るので、こちらでの食事は軽めにすませて退席されている方も多くいらっしゃいました。
饒河街観光夜市へ向かう
食べ終わると、バス乗り場へ戻ります。九份の町中からバス乗り場までは10分ほどで到着します。全員揃うと、饒河街観光夜市へ向け出発しました。
帰りのバスでは、ツアーガイドさんが九份で行方不明になった日本人観光客の話をしていました。
2013年の夏に78歳の方が、ツアー中に行方不明になり3日後に離れた場所で保護されたようです。。
確かに・・・迷子になりそうなほど九份の道は、ゴチャゴチャと入り組んでいたので、九份に行く際は、道をしっかりと覚え、来た道を引き返せるようにしておくことが大切です!
迷子になる方が結構いるそうですよ!方向音痴の方は要注意です!
九份へ訪れる際の注意点
九份を訪れてみて分かった注意点は以下の通りです。
- 滑りにくい靴を履いていく
- 歩きやすい靴を履く
- 妊婦さんは出来るだけ避ける
- 出来るだけお茶やカラスミなどは九份で買わない
- 迷子にならないよう通って来た道を覚える
九份のバス乗り場の近くには、傘屋さんがたくさんありました。急に雨が降っても、傘に困ることはなさそうですが・・・若干値段はお高め設定でした。
くれぐれもハイヒールなどで参加しないように注意してくださいね!
宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」のモデルになった場所として有名ですが、宮崎駿監督ご自身はそれを否定しているそうですよ。なので、「千と千尋の神隠しのモデルになった場所」ではなく「千と千尋の神隠しっぽい雰囲気の町」という方が正しいかもしれません。