沖縄の警察は毎日大忙しってホント?

沖縄の警察官は、年末年始問わず年中忙しいと言われています。「忙しいイメージがない」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、全国的にみると沖縄の警察官はとても忙しいらしいんです。なぜ沖縄の警察官が忙しいのか見ていきましょう。

沖縄県の警察は忙しい!?

警察

毎年特別番組の時期になると、必ずと言っていいほど放送される「警察官の密着ドキュメンタリー番組」。

事件や事故の対処から、酔っぱらいの相手やこんな事まで!?と思うようなことまで…警察官の方は本当に大変なんだなということがよくわかるかと思います。警察官の忙しさというのは、やはり都心になればなるほど事故や事件の数が多くなるため忙しさに拍車がかかる傾向にあります。

東京や大阪といった人口の多い場所はもちろんですが、特に大忙し!というのが、実は沖縄県の警察なんです。

人口や風土、沖縄に暮らす人々のことを考えるとあまりイメージにないかと思いますが…沖縄県の警察が大忙しというのは、いったいなぜなのでしょうか?

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沖縄県の通報件数は多い!!!

電話

まず、沖縄県警への通報件数というのは平成24年は190,483件、平成25年は192,595件と増加しています。

そのうち事故や事件として受理されたのは159,401件。いたずらや間違いなどは3万件以上になり、これでは業務に支障が出てしまうことも考えられるほど多いですね。

この通報件数って多いの?少ないの?と思うかもしれませんが、いたずらや間違いなどを省いて受理された「有効受理件数」では、沖縄県は全国14番目に多いんです。九州では福岡県に次いで2番目に多いということだから驚きです。

3分も経たないうちに1回は通報の電話がかかってくるという計算になるので、警察官はひっきりなしの通報に追われるということなんです。では、沖縄県の警察にこうして通報される内容として、どんなものがあるのでしょうか。

交通事故が多い沖縄

グアムで救急車・消防車・警察を呼びたい場合

もっとも多い内容は、交通事故です。通報件数の約3割が交通関係で、やはり鉄道がなく渋滞しやすい沖縄ならではと言えるでしょう。

特に、週末・都市部・夕方から夜という3点セットがもっとも通報が多く、沖縄の警察の方たちは事故処理に追われているといいます。

この都市部というのは、那覇市・沖縄市・浦添市の3署。

沖縄県には14の警察署数がありますが、なんとこの3署だけで通報件数の半分以上を占めているというのですから驚きです。そして、その中でも「那覇警察署」については110番の通報件数が全国1位となっているんだとか。

沖縄県の中でも人口が集中する那覇市では、外国人や移住者、旅行者が運転するレンタカーなども多く・・・交通量が多いため、交通事故にかぎらずさまざまなトラブルや事件が起きてしまうということなんです。

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DV・ストーカーの事件が年々増えています

失恋

事件の中で特に深刻となっているのが、DV(ドメスティックバイオレンス)です。DVやストーカーについての相談件数は、沖縄県でも増加にあるそうなんです。

DVに絡んだ傷害・暴行の容疑や、近年厳しくなっているストーカー規制法違反の容疑で検挙された件数もどんどん増えているといわれています。

昨年の平成27年も、26年に比べると相談件数が増えています。夫婦でのトラブルがもっとも多いのですが、次いで多いのが結婚はしていないけれど同棲しているというカップルです。その原因もさまざまで、嫉妬やささいなことから暴力に発展したということや、別れ話のもつれで…というパターンも。

また、沖縄のイメージとしてお酒を飲む人が多いことも挙げられますが、これらDVの相談によって検挙された人で飲酒をしていた人は半数を超えていることもわかっています。

「お酒は飲んでも飲まれるな・・・」

那覇市など繁華街で酔っぱらいのトラブルが多いこともそうですが、このようにDVや飲酒運転での事故などでもお酒が絡むことも多いのが沖縄なんです。

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ハブを見かけたら110番

ハブ

こちら、沖縄ならでは…の通報内容ですよね。

毒をもつハブは自分で駆除するのはとっても危険です。家のそばにいたり見かけたらまずは110番をして、捕獲要請をしましょう!

平成25年では、ハブの捕獲要請が731件あったうち357匹を捕獲したとのことです。

人のトラブルだけでなく危険なハブも捕まえなくてはならない…沖縄の警察官が大変だということは言うまでもありません。

緊急の通報に支障が出ないために…

電話

これらの通報で警察官が出動し、沖縄県民の安全が守られています。ですが、通報件数が多い一方で・・・すべてが事故・事件などというわけではありません。

先ほども述べたように、いたずら電話や間違い電話だったりということが少なくなく、さらに「110番をすること?」という照会や相談といった内容もあります。こういった照会・相談の通報はなんと3割を超えると言われていて、今すぐ出動しなくてはならない緊急の事件の対応に支障が出てしまっています。

このことから沖縄県警では、緊急でない事案については、専用の警察相談電話「♯9110」または「863-9111」、110番ではなく各警察署への電話を利用するように呼び掛けています。

エミリー

緊急の通報に支障が出ないように、緊急を要さない事に関しては「♯9110863-9111」に電話するようにしてくださいね!


警察

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広島から沖縄に移住してきたエミリです♪憧れの沖縄での生活を活かして沖縄の移住や文化について体験談を元にお伝え出来ればと思います。その他にも沖縄に関する様々な情報を発信していきます!