沖縄県の中でも特に人気のある観光スポット・・・竹富島。竹富島には一体どのような魅力があるのか、どのような見どころがあるのか見ていきましょう!
注目の観光スポット、沖縄県竹富島!
沖縄県の離島のひとつ、竹富島(たけとみじま)。
沖縄県のさまざまな島がある中で、特に観光でも人気となっているのが八重山諸島の島々です。八重山諸島というのは、石垣島や西表島、黒島や波照間島などのたくさんの島が含まれる島の群となります。
その中でも近年注目されているのが竹富島なのですが、石垣島から高速船に乗れば10分ほどでつくところになっています。
さまざまな魅力がたっぷりの竹富島ですが、どんな島になっているのでしょうか。観光客はもちろんのこと、沖縄への移住者も注目しているという竹富島はいったいどんな島なのでしょうか?
サンゴ礁でできた美しい竹富島
竹富島は、なんとほとんどが隆起サンゴ礁でできているといいます。そのため竹富島の全体が西表石垣国立公園として指定されていて、その周囲もサンゴ礁に囲まれているというとっても美しい島なんです。
人口は360人(平成28年1月末現在)で、観光がメインの島となっています。小さな島ではありますが、島の中にはたくさんの民宿やホテルがあったり、貴重な文化財もたくさんあります。
石垣島から船で10分ほどということもあって、石垣島の観光とともに人気の観光スポットとなっています。赤瓦に石垣、サンゴの道という、ザ・沖縄といった住宅風景がひろがり、のんびりとした時間を過ごすことができます。
では、そんな竹富島のさまざまな見どころをご紹介していきましょう!
歴史的な住宅、文化財が並ぶ竹富島
竹富島には、さまざまな文化財や名所があります。どのような文化財や名所があるのか見ていきましょう。
竹富町竹富島(重要伝統的建造物群保存地区)
島全体が歴史的な環境を保っていることから、それを保存するために定められた地区のことです。竹富町町並み保存地区(38.3ヘクタール)がこの保存地区に指定されているんですよ。
なごみの塔(登録有形文化財)
竹富島にある赤山公園の中にある、4.5メートルほどの高さがある塔です。
1953年に住民によって建てられたこの塔は、最初は集落全体に連絡するときに使われていたのだそうです。2016年9月17日以前は登る事が可能でしたが、今現在は保存の為、登降が禁止されているそうなのでご注意を!
旧与那国家住宅(重要文化財)
1913年に建てられたこの住宅は、これぞ沖縄!という伝統的な住宅。そのため過去の暮らしや住宅を知るためにもとても貴重だとされていて、現在では重要文化財建造物となっています。
西表石垣国立公園
日本最南端の国立公園として知られるこの西表石垣国立公園は、沖縄ならではの美しいサンゴ礁はもちろん、マングローブ林などの自然がいっぱい。竹富島全体を含め、波照間島や西表島などが公園に含まれているのでさまざまな海・山の自然の動植物を目の当たりにすることができます。
コンドイ浜(コンドイビーチ)
竹富島の西側にある海水浴場です。
ここは日本!?というほどの美しい真っ白な砂浜、青い空、青い海が広がるコンドイ浜は、ゆったりとした波の流れなので海水浴場として人気の場所。またシュノーケリングなどマリンレジャーを楽しむこともできますよ。
カイジ浜(皆治浜)
ここでは、海藻などにくっついたアメーバのような「有孔虫(ゆうこうちゅう)」という生き物の殻でできた星の砂が有名なところ。海岸の砂粒を拾ってみると星のようなトゲトゲとした形の砂が交じっていて、とってもかわいい!と評判になっています。ちなみに、国立公園ですので星の砂を持って帰らないように…。
伝統的な文化や神聖な場所が多い竹富島
沖縄といえばお祈りをする拝所などの聖域といったちょっとスピリチュアルな場所が多いですよね。
竹富島ももちろんそういった場所はあり、特にお祈りや昔の祭事を執り行う「御嶽(うたき)」が数多くあります。代表的なものとして、竹富島の村役場があった跡に作られた「世持御嶽(ゆーむちうたき)」という御嶽がありますよ。
ほかにも、沖縄県指定の文化財となっている「西塘御嶽(にしとううたき)」があります。こちらは竹富島の守護神である豊作の神として祀っている御嶽で、お正月になると初詣に訪れる人もたくさん。
また竹富島では伝統文化も多く、現在まで伝えられているものとしては「ジッチュ節」や「安里屋節」など無形民俗文化財に指定されているものも多いのが特徴です。
竹富島ではおいしいグルメも♪移住は難しいかも…
竹富島では「八重山そば」がおいしいと有名です。沖縄のソーキそばよりも細麺で、コシがあるのが特徴となっています。
また、竹富港から歩いて15分ほどのところにはオシャレなカフェも。ランチやスイーツを楽しむことができますし、カップルなどの旅行者にも人気となっているんです。
竹富島の南部には大きなクルマエビの養殖場があることから、このエビを使ったエビフライなどのメニューもおいしい!と知られていますよ。
また、ほかにも見どころとして水牛車が島の中を歩き回っています。大きな水牛が10~20人ほどの人を乗せた車をゆっくりと引っ張っている姿は、沖縄ならでは。ガイドのおじさんも三線を弾いてくれたり、のんびりと快適に竹富島をまわることができるのでとってもオススメですよ。
竹富島への移住としては、景観を保護する指定地区となっているため安易に土地を購入したり家を建てることができません。そのため、移住するためにはまず審査が必要となるのでご注意を。
審査の期間は年単位で長くなってしまうこともありますが、よほどの熱意があるという方はぜひチャレンジを!!