どんなご家族・カップル・ご夫婦にも迷ったり悩んだりすることがありますよね。そんな方々の道しるべとして「恋する灯台プロジェクト」が発足したのだそうです。沖縄県には唯一1か所だけ「恋する灯台」として認定されている灯台があります。
恋する灯台プロジェクトって一体何?
「恋する灯台プロジェクト」という活動をご存知でしょうか?一般社団法人 日本ロマンチスト協会と、と日本財団が共同で発足したプロジェクトなんです。
その、「恋する灯台プロジェクト」で沖縄県には1か所だけ「恋する灯台」として認定された場所があるんです。どの灯台が認定されたのか、恋する灯台プロジェクトとは一体何なのか・・・詳しくお話ししていきたいと思います。
日本ロマンチスト協会って?
日本ロマンチスト協会は、長崎県雲仙市愛野町を「ロマンチストの聖地」とし本部を設置し、2008年5月から活動を開始している協会なんです。
日本ロマンチスト協会の活動理念は「大切な人を世界で一番幸せにできる人」が増えることで夫婦関係や恋人関係がよくなり、さらには社会全体が豊かになるのではないか・・・と考えているのだそう。
確かに、日本人はアメリカなどの外国の方に比べると、ロマンチックやロマンス、ムード作りといった事が苦手な国民だと言えます。(中にはそうでない方もいらっしゃいますが。)
生活の中にロマンスやトキメキがあると、人は幸せを感じそれをパワーに変えて毎日を楽しく生きる事が出来ます。1人1人が愛で満たされることで社会全体が豊かになると考え、「人を大切にする力(ロマンス力)」の大切さを日々PRしている団体なのです。
恋する灯台プロジェクトの審査基準とは?
2016年、日本ロマンチスト協会が日本財団 海と日本プロジェクトとの共同でスタートした「恋する灯台プロジェクト」。
カップルやご夫婦、家族、個人・・・どんな時も毎日何事もなく幸せに暮らしていけるわけではありません。
灯台とは、船が迷わないよう道しるべとして建てられているものですよね。そんな灯台のように・・・未来を照らし、あなた自信やご家族、お二人を導いてくれる・・・。どんなに悪い状況にあっても迷ってしまわないよう道を示してくれ、前に進むための勇気を与えてくれる・・・。
そんな勇気を与えてくれえるような素敵な灯台、2人の未来を見つめる場所として灯台を恋愛の聖地として位置づけ「恋する灯台」と名付けて認定しているのです。
「恋する灯台」に認定されるための審査基準は以下の通りになっているのだそうです。
審査基準「PHAROS」とは・・・
- PLACE(場所)
- 非日常を感じさせてくれ、二人の恋する気持ちをもりあげてくれるような場所にあるか
- HISTORY(歴史)
- 後世に語り継いでいくべき歴史や、感動的な逸話が存在するか
- ACCESS(道のり)
- 二人の恋心を高めるような道のりになっているか
- ROMANTIC(ロマンティック)
- 心夢見る気持ちに広がりを感じられるようなロマンティックさがあるか
- OCEAN VIEW(景観)
- 青い海と空が広がり、世界の果てに来たような感覚を味わえるか
- SHAPE(形)
- 灯台のフォルムが美しく、孤高の美を感じさせるか
上の6つの頭文字をとると「PHAROS(ファロス)」となります。「PHAROS(ファロス)」とは、紀元前3世紀頃エジプトのファロス島に「アレクサンドリアの大灯台」が建造されたことから、フランス語やスペイン語で灯台の語源になった言葉なのだそうです。
上の6つの審査基準をクリアし、1600名の協会員から認められた「平久保崎灯台」とは、いったいどのような場所なのでしょうか。
恋する灯台に選ばれた平久保崎灯台ってどんな場所?
石垣島最北端にある平久保崎(ひらくぼざき)。平久保崎の魅力といえば白い灯台にエメラルドグリーンの海のコントラストがとても美しい石垣島の観光スポットとしては定番の場所です。
観光スポットとして知名度はとても高いのですが、市街地から車で片道約120分もかかり遠い場所に位置しているので・・・せっかく石垣島を訪れたけれど平久保崎までは足を運ばなかったという方も実は多いんです。
そんな平久保崎灯台が2016年に「恋する灯台」として認定されました。平久保崎灯台の認定理由は以下の通りです。
灯台に向かう坂を登ると、ひらけた水平線が目に入る。視界を彩るエメラルドグリーンの海と紺碧の空、白い灯台が輝く壮大な風景に身も心も吸いこまれそうになるだろう。
丘には牧場が広がり、牛が歩くのどかな風景に心も和む。この美しい風景は黄昏時に、海原に沈みゆく夕日が青空を紫とオレンジのグラデーションに溶かした絵画のような光景を生みだしてくれる。
恋する2人の心も一つに溶け合う時間を過ごせるだろう
なんだか、とても素敵な言葉ですよね♪この文章を読むと、ますます「石垣島を訪れるなら立ち寄らなきゃ!」と思ってしまいます。
他にもある!2016年に認定された恋する灯台
平久保崎灯台のほかに21か所、恋する灯台に認定されているところがあるのでご紹介していきたいと思います。
- 北海道 : 湯沸岬灯台
- 青森県 : 尻屋埼灯台
- 岩手県 : 碁石埼灯台
- 秋田県 : 入道埼灯台
- 山形県 : 鼠ヶ関灯台
- 神奈川県 : 安房崎灯台・城ヶ島灯台
- 新潟県 : 能生港灯台
- 福井県 : 立石岬灯台
- 兵庫県 : 余部埼灯台
- 和歌山県 : 友ヶ島灯台
- 岡崎県 : 六島灯台
- 広島県 : 大久野島灯台
- 山口県 : 角島灯台
- 徳島県 : 蒲生田岬灯台
- 香川県 : 高松港玉藻防波堤灯台
- 愛知県 : 佐田岬灯台
- 長崎県 : 伊王島灯台
- 熊本県 : 湯島灯台
- 大分県 : 鶴御崎灯台
2016年は、こんなにもたくさんの灯台が「恋する灯台」として認定されたのだそうです。
「恋する灯台」として選ばれた灯台を撮影したフォトコンテストを開催したり、ショートフィルム(ショートムービー)なども公開しています。興味のある方は、公式サイトをご覧ください。
一度は訪れてみたい!平久保崎灯台
日本各地に沢山ある灯台の中から、沖縄の灯台が「恋する灯台」に認定されたことはとても喜ばしいことです。
平久保崎は海も景色もとても綺麗で、もともと有名な観光名所でもある場所ですが、「恋する灯台」に認定されたことにより、更に観光客が増えてくれることを願っています。
石垣島を訪れた際は、ぜひカップル・ご夫婦・家族で平久保崎に足を運んでみてくださいね。
その他、石垣島のオススメスポットをご紹介!
石垣島には多くの観光スポットがありますが、平久保崎灯台以外でオススメの場所をいくつかご紹介しておきたいと思います。
ユーグレナモール
石垣島の観光スポット「ユーグレナモール」ここは、石垣島に訪れた誰もが一度は訪れる場所です。
中央通りと銀座通りの2つに作られているアーケードモールで、店舗数は100店舗以上。お土産品店やアクセサリーショップ、食べ物やさんなど、さまざまなお店が軒を連ねています。
具志堅用高のブロンズ像
ボクシング元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高さん。石垣島が誇るボクシングの世界チャンピオンです。
なんと防衛戦を13回も制覇したんですよ。そんな具志堅用高さんのブロンズ像は、石垣港離島ターミナル内に設置されています。石垣島でも人気の撮影スポットになっています。
具志堅用高記念館
石垣島が生んだ世界的大スターの具志堅用高記念館です。試合映像や、グローブ、展示品も充実しています。
いつもテレビで見る具志堅さんとは、違った一面を垣間見ることができるかもしれません。格闘技が好きな方などは、興奮すること間違いなしです。
遠出してでも、1度は実際に自分の目で見ておいたほうが良い素晴らしい景色なんですよ!