沖縄県那覇市内で運行している沖縄都市モノレール「ゆいレール」。電車や地下鉄のない沖縄では、マイカーや自転車と共に、ゆいレールが活用されています。ゆいレールに乗ったことがない、電車・地下鉄を利用したことがないという方の為に、乗り方などの利用方法をお話ししていきたいと思います。
レンタカーを利用しない沖縄旅行の強い味方【ゆいレール】
沖縄県には、ご存知の通り・・・電車や地下鉄、新幹線などはありません。あるのは、那覇市内を結ぶ「モノレール」のみです。
沖縄県那覇市を通っているモノレールは「ゆいレール」という名前で親しまれており、この名前は、一般の公募で決まりました。
ゆいレールの「ゆい」とは、ゆいまーるのゆいで、沖縄のモノレールを県民が支え、路線が地域を結び、人と人を結ぶという意味が込められているのだそうです。
ゆいレールは全19駅!
現在は【那覇空港駅】から【てだこ浦西駅】までの17キロを19駅で結び、起点から終点までを37分で走行します。
- 那覇空港駅
- 赤嶺駅
- 小禄駅
- 奥武山公園駅(おうのやまこうえん)
- 壷川駅
- 旭橋駅
- 県庁前駅
- 美栄橋駅
- 牧志駅
- 安里駅
- おもろまち駅
- 古島駅
- 市立病院前
- 儀保駅(ぎぼ)
- てだこ浦西駅
ゆいレールの運賃は110~370円!
ゆいレールは、上でお話しした通り、那覇空港から首里駅までの19駅を結んでいます。
料金は、お隣の駅(一区間)まで利用する場合は、大人110円(子ども60円)となっています。
2駅以上利用するとなると、料金は大人230円(子ども120円)からスタートし、終点まで乗車しても大人370円(子ども190円)となっています。
切符を利用する際のゆいレールの乗り方
まずは、きっぷを買いましょう。券売機はタッチパネル式で、英語、中国語、韓国語の表示も可能で、外国の旅行者でもわかりやすい仕様になっています。
改札口を通る時は、きっぷにQRコードがありますので、その部分を、改札の青い部分にタッチさせましょう。
その後、モノレールに乗車し・・・目的の駅で下車したら、再度改札でQRコードをタッチして、チケットを赤箱(回収箱)へいれます。
切符は利用者が面倒なシステムになっている…
以前は、切符を機械に通すタイプが採用されていましたが、切符詰まりをなくす事や、メンテナンスが容易で切符をリサイクル出来るという事から、QRコードタイプが採用になったのだそうです。
QRコードタイプのメリットは、上記の理由でゆいレールの従業員の方にとってメリットが大きいようですが、デメリットは利用者側に多いように感じます。
きっぷが裏返しでもダメだし、反対向きでもダメ・・・利用者はしっかりとQRコードを裏表や向きを確認しなければいけない面倒臭さがあります。
初めてモノレールを利用される方やご高齢の方には、とても分かりにくいのではないでしょうか。。
QRコードで最新式・・・のように見えますが、駅から出る時のきっぷの回収は赤い箱に入れるという・・・なんともアナログな感じ・・・。
交通系ICカードSuicaも対応してます!
県外から旅行でお越しの方は、Suicaを利用されている方が多いと思います。ゆいレールはSuicaに対応しているので、お持ちの方はSuicaを利用すると良いでしょう。
ちなみに、Suicaと相互利用する交通系ICカードもご利用可能です。
旅行者には一日乗車券もおすすめ!
ゆいレールには【1日フリー乗車券】【2日フリー乗車券】なるものが存在します。
有効期間内なら何度でも乗り降り自由なので、旅行の移動手段が主にモノレールだという方は、フリー乗車券だとお得に利用する事が出来るのでとてもお勧めです。
また、フリー乗車券を提示するだけで入場料が割引になる施設(旧海軍司令部壕や首里城など)もあるので、うまく利用してみてくださいね!
旅行で訪れるならコインロッカーも気にしておこう!
旅行で訪れるのであれば、コインロッカーも気にしておく必要があります。
というのも、ゆいレール駅にはコインロッカーが設置されているのですが、高さ1メートルの大型スーツケースが収容できる特大サイズのコインロッカーが設置されているのは僅かなんです。
スーツケースを持ったまま観光に出かける方は要注意なので、ぜひ一度確認しておいてくださいね。
旅行で訪れるならこの駅の周辺がオススメ!
旅行で来られる際に、モノレールを利用したいと考えている方は下の駅沿いがオススメです!
- 県庁前駅
- 国際通り入り口の最寄り駅(デパートリウボウ直結)
- 美栄橋駅
- 国際通りの中央エリアの最寄り駅
- 牧志駅
- 国際通りの最寄り駅
- おもろまち駅
- 免税ショップTギャラリア沖縄に直結。大型ショッピングセンターサンエーもあります
- 首里駅
- 首里城まで徒歩10分程度で行くことが出来ます
ちなみに、駅の最寄り駅にある下のホテルはとても便利なのでお勧めです。
到着駅によって車内に流れる音楽が違う
駅に到着するとゆいレールの車内に、沖縄民謡やわらべうたなどの音楽が流れます。駅ごとに違っているので、聞いていて楽しいですよ。
興味のある方は、どんな曲が流れているのか実際に聞いてみてくださいね♪
ゆいレールの各駅案内チャイムのご紹介
- 那覇空港駅:谷茶前(たんちゃめぇ)
- 赤嶺駅:花の風車
- 小禄駅:小禄豊見城(おろくとみぐすく)
- 奥武山公園駅(おうのやまこうえん):じんじん
- 壷川駅:唐船ドーイ(とうしんどーい)
- 旭橋駅:海ぬちんぼーら
- 県庁前駅:てぃんさぐぬ花
- 美栄橋駅:ちんぬくじゅうしぃ
- 牧志駅:いちゅび小節(いちゅびぐゎーぶし)
- 安里駅:安里屋ユンタ(あさとやゆんた)
- おもろまち駅:だんじゅかりゆし
- 古島駅:月ぬ美しゃ(つきぬかいしゃ)
- 市立病院前:クイチャー
- 儀保駅(ぎぼ):芭蕉布(ばしょうふ)
- 首里駅:赤田首里殿内(あかたすいどぅんち)
- 石嶺駅:ちょんちょんキジムナー
- 経塚駅:はべら節
- 浦添前田駅:めでたい節
- てだこ浦西駅:ヒヤミカチ節
【まとめ】5~10分間隔で運行しているのでとても便利!
ゆいレールは定時運行です。朝と夕方のラッシュ時が5~8分間隔、日中は10分間隔で運行しています。
時間にはルーズだと言われている沖縄ですが、モノレールは時間厳守で運行しています。
運行間隔も短い上に、終点まで行っても37分と・・・とても使い勝手が良いのでレンタカーを利用せずに沖縄旅行を楽しみたいと考えている方は、うまく活用してみてくださいね!
那覇市以外に住んでいる方も、大型連休に1日乗車券を購入して、モノレールの旅を楽しんでみてくださいね!
これが一通りのゆいレール利用の際の流れとなります。駅によっては、目的地によって階段が分かれている駅があります。反対方面のホームへ向かってしまわないよう注意しましょう。