民泊と聞いてイメージするのはどのようなことですか?沖縄県でも最近増えてきている民泊事業。あまり知らない世界だったのですが、民泊の清掃に携わっている方に聞いた話が衝撃的だったのでちょっとだけご紹介したいと思います。
「え!?本当!?」聞いて驚いた民泊での珍事件
最近、沖縄でも増加傾向にある民泊。大人数で泊まれたり、人数によってはホテルに泊まるよりも安く泊まれることなどから、人気が集まっています。
そんな民泊の清掃業に携わっている友人から聞いた話が、あまりに衝撃的だったので・・・「民泊の使用マナーを考えてほしい!」という気持ちからこの記事を書くことにしました。
もちろん、みんながみんなマナーが悪い(間違えている)というわけではありません。とても綺麗に使って返して下さる方が多いのも事実です。
備品が無くなる程度だと思っていた私の想像を遥かに超えていたので、面白いものから、自分が目の当りにしたら嫌だな・・・と思うものまで、様々な事件簿をお伝えしていきたいと思います。
とにかく多い!トイレの事件簿
外国人旅行者が増え始めたころ、最初にマナーとして問題になったのが「トイレの使い方」!
最近では、トイレの隅っこに使用済みのトイレットペーパーが積まれているような光景は目にしなくなりましたが・・・それでもまだまだトイレの使用法で驚かされることも多いのだとか・・・。
実際に、沖縄の民泊で起こったトイレの事件簿をご紹介していきたいと思います。
トイレットペーパーの補充を見つけきれず・・・
他国の方がチェックアウトした後の清掃時に驚くべき光景を目にしたのだそう・・・。
そのお宅(民泊)のトイレは棚が小さく、トイレットペーパーの予備が見つけづらい場所にあったそう。トイレットペーパーを切らしてしまい、予備のトイレットペーパーが見つけられなかった外国人の方がとった行動・・・
それは、ハンドタオルでお尻を拭くということ・・・。チェックアウトした後のトイレには、お尻を拭いたハンドタオルが放置されていたのだそうです。
このハンドタオルも、民泊のオーナーさんの私物なので・・・場合によっては、弁償という事もあるそうです。
トイレがそこにあるのに・・・
沖縄県の住宅は、トイレが水洗いできるよう床がタイル張りになっている家が多いんです。
タイル張りタイプのトイレがある民泊での出来事なのですが、なぜかトイレが目の前にあるのに・・・トイレの横にある排水溝にわざわざ用を足していたのだとか・・・。
筆者としては「トイレの形が違う国の方だった(使い方が分からなかった)のでは?」と疑問に思い聞いてみると、「トイレもちゃんと使われていた形跡があったので、使い方は知っていたはずだ」と・・・。
なぜ、あんな小さな排水溝にわざわざ用を足したかったのか・・・疑問です。
レバーはそこにあるのに!!
日本国内では、外国人旅行者が増え始めたころから外国人のトイレマナーが問題になっていますよね。
その中でも一時期とても問題になっていたのが、水洗トイレなのに流さないという問題・・・。問題になり始めて数年たっていますが、まだ流さない旅行者も中にはいるようです。
ツアーで訪れる方は、ガイドさんなどからマナーを教わりますが・・・初めから個人旅行で来られる方の中には未だに日本のマナーを知らない方も多いのだとか。
一体何があったの?驚きの事件簿
民泊では、日々様々な驚きがあるようで・・・中には「普通のホテルなら絶対にしないよね?」と問いかけたくなるような出来事も。どのような事が起こったのか事例を見ていきましょう!
え?別の部屋かな・・・?
ある日、いつものように依頼されている民泊の清掃へ向かうと・・・そこにはいつもと違うお部屋が広がっていたのだとか・・・。
外国人の旅行者の手によって、まさかの模様替えが行われており、あったはずのものが無くなったり、無かったはずのものが飾られていたりと、大幅な模様替えが行われていたのだそうです。
もちろん、民泊は実際に家主さんがいらっしゃるわけで、インテリアなどの装飾品も家主さんの私物であり、家主さんの好みのものなので、模様替えをしたり移動したりという事はタブー。
旅行者の方は、どうしてもインテリアが気に入らなかった(落ち着かなかった)のか・・・、ただただインテリアコーディネートが趣味だったのかは定かではありませんが、勝手に模様替えが行われていたそうです。。
水浴びフェスでもやったの・・・?
意外に多いの事例なのだそうですが・・・室内に入ると至る所が水浸しになっていることがあるのだそうです。
キッチン周りであれば「雑に食器でも洗ったのかな?」という風にも考えられますが・・・全然水気がないところ(リビングや寝室、廊下などの)色々なところが水浸しになっていることがあるのだそうです。
チェックアウトの直前まで、水を使って何をしていたのか・・・とても気になるところです。
私に対しての・・・試練なの?
民泊では、宿泊される方の為にスリッパを多めに準備されているそうなのですが、特に外国人の方は脱いだら脱ぎっぱなしの方が多いのだそうです。脱ぎっぱなしにしたせいで、次に入室する際は玄関にスリッパがなく、また靴箱から新しいスリッパを出して使うしかありません。
その為、チェックアウト後に部屋へ入ると・・・人数に対し倍以上のスリッパが部屋中に散らかっていることが多いのだそうです。
過ごしている中で、スリッパが邪魔になったのか・・・近くにある収納にスリッパを入れたり・・・マガジンラックに立てたりと、まるで「全部のスリッパを探し出してみろ!」と、試練を与えられているかの如く・・・清掃ではなくスリッパ探しから始まることがあるそうです。
民泊はチェックアウト時も大変。。
チェックアウトに関しては、国内外問わず困っているそう・・・。意外にも、日本人もチェックアウトの時間を守らない方が多いのだそうです。
民泊は家主さんの家を借りて宿泊するため、ホテルとは違うという認識の方が多いそうで・・・チェックアウトを1~2時間遅れる方も多いそうなんです。このようなことをするのは、海外の方だけなのかと思っていたので「日本人旅行者も多いんだよ!」という言葉を聞いて少しショックを受けてしまいました。
民泊は確かに誰か(家主)の自宅を利用して宿泊するのですが、ホテルと同じように次に控えている方(泊まる方)もいるという事を覚えておいてください。
旅行者さんが、のろのろとチェックアウトした後に、次のチェックインの時間に間に合わせて戸建ての掃除をする・・・。そう、民泊は誰かの自宅なので、ホテルのお部屋に比べると何倍も広い!!そんな広い家を、清掃の方々は日々時間に追われ・・・掃除しているのだとか。
ホテルのようにフロントなど管理する方がいない為、お客様に「チェックアウトの時間ですよ!」と催促しても取り合ってもらえない事の方が多いそうです。「清掃の人来てたけど・・・待たせちゃっていいよね?」みたいな軽い感覚。。
チェックアウトの時間に食事を始める人も・・・
外国人の場合、チェックアウトの時間帯に荷物を置いたまま外出していたり、チェックアウトの時間を過ぎているのに、マイペースに食事の支度を始めるなど・・・時間にルーズな方がとても多いようです。
チェックアウトを催促しても、待つように言われるのだとか・・・。
【まとめ】誰かの家だからこそ大切に使ってほしい!
民泊は、使用していない別荘や自宅などをホテルのように貸し出している事業です。
フロントがなく、同じ建物内に従業員などが存在しない為、自分の家のようにくつろぐことが出来るという事が大きな利点!ですが、管理している方がいない為、気が緩みがちなのも確か・・・。
日本人として、昔から伝わる「来た時よりも美しく」というマナーを大切にしていきたいですね!
民泊は「他人の家を借してもらっているからこそ、綺麗に使わなければいけない」という気持ちを絶対に忘れてはいけません。
もちろん、無くなっていたものは返却要請をし、インテリアも元に戻したのだそうです。