沖縄は「困った時は助け合い」の精神が根付いているため、他県と比べると、比較的子育て環境が整っている沖縄。そんな沖縄だからこそ、子育て中でも働きやすい企業ややサービスがいっぱいあります。
子育て中に助かる様々な支援を知っておこう!
子育て中のママを悩ませることと言えば、待機児童の問題や、子どもが体調を崩してしまい学校を休まなければいけない時に、預けられる場所がないといった事ではないでしょうか?また、沖縄県は観光業が盛んな為、土日関係なく仕事をされている親御さんも多く、休日保育が出来る場所を探されている方も多いと聞きます。
まだまだ知らない方も多いようですが、沖縄は本土に比べると・・・そういった親御さんを助けようと活動している団体が多くあるんですよ!どのような保育施設・預かり施設があるのか見ていきましょう。
保育園完備!沖東交通グループ
沖東交通グループは、2000年に設立された、タクシー営業、貸し切りバス事業を取り扱う地元企業です。なんと、タクシーの所有台数は、県内最大の355台!無線グループとしても、県内最大の台数を誇っています。
そんな沖東交通グループは、特に「働く女性」にうれしいサポートが充実しているのが魅力となっています。
女性ドライバー応援企業に認定されています
沖東交通グループは、平成28年に国土交通省の「女性ドライバー応援企業」に認定されています。
この認定を受けるには、「女性ドライバーが働きやすい施設や環境」「勤務形態が整備されている」「福利厚生の労働環境情報を後悔している」などの条件が満たされていなければ、認定されない厳しいもの。
そのため、県内はもちろんですが、全国でもこの認定を受けているタクシー会社は、業界全体で見てもまだ一部にすぎません。
従業員のための保育園がある
なんと、沖東交通グループには、保護者がグループの社員または、パート従業員であることが入園資格となっている保育園があります。実はこの保育園は、グループ社員の福利厚生を目的として運営している保育園の為、グループ内で働いていなければ利用することが出来ません。
でも、この会社では、タクシー運転手以外にも、「事務員」「電話オペレーター」「バスガイド」など、女性が活躍しやすい仕事が多数あります。しかも、在籍していることが条件ではなく、これから働きたいという人も利用することが出来ます。
オレンジキッズランド
- 【住所】〒903-0804 沖縄県那覇市首里石嶺町4-230-6
- 【電話】098-884-4665
- 【URL】http://www.orange-kidsland.com/
タクシー乗務員でも子育てしやすい勤務時間
子育てをしていると、こどもの保育園や学校の送迎などが必要になります。そのため、働きたくても、勤務時間の関係で諦めている人も多いのでは?
その点、女性ドライバー応援企業であるこの会社では、正社員としてタクシー乗務員となっても、勤務時間は8時30~17時30分まで!これなら、仕事と子育ての両立が目指せそうですね。
土曜日に預かってくれる保育園
認可保育園となると、平日は延長保育を受け付けても、土曜日の保育は受け付けていないというケースもよくあります。また、保育園によっては、通常であれば土曜日保育があっても、月に1~2度は職員研修として、保育が出来ないということもあります。
ところが、沖縄県では観光業やサービス業で働く人が、比較的多い地域です。そのため、土曜日に休みを取るのが困難という人もかなりいます。そんな時におすすめなのが、那覇市久米にある認可外保育園「ゆめ王国」です。
「ゆめ王国」は県内初の一時預かり専門の託児所
一時預かり専門の託児所なのに、手作りの食事で、丁寧に見てくれる保育園です。しかも、こちらは24時間保育なので、急に仕事が入った場合でも、すぐに対応してもらうことが出来ます。
また、ゆめ王国とは別の保育園に預けていて、お迎えの時間に行けない場合もあるかと思います。その場合はゆめ王国へ事前に相談しておけば、ゆめ王国の方が保育園に直接迎えに行って、希望の時間まで園内で保育してくれるサービスもあります。実際に筆者自身も、こちらをよく利用していました。
しかも、毎回預けるたびに、保育士さんが手書きで保育日誌をつくってくれます。そこには、食事の内容や、昼寝時間、排せつの回数や保育中の子どもの様子などが丁寧に書かれていますので、安心できます。
もしも認可外保育の運営方針が不安な場合は、事前に相談すれば、園内の様子を見学させてもらうこともできます。急なお仕事が入るような方や、土日も仕事だという方は、一度学校を見学しに行ってみてはいかがでしょうか?
認可外保育園「ゆめ王国」
- 【住所】那覇市久米2-23-21(2F)
- 【電話】098-869-3338
- 【URL】http://www.ok.au-hikari.ne.jp/yumebaby/
※敷地内に、専用駐車場があります。
インフルエンザでも預かってくれる施設
集団感染の可能性の高いインフルエンザなどの病気の場合は、病院で完治証明書を発行してもらうまで保育園は受け入れてくれません。ところが、このような病気の場合、発症から完治まで1週間程度かかります。
さすがに、仕事をしている限り、突発的に休暇を申し入れて快く受け入れてくれるというのは、ほぼ不可能です。そんなときには、ぜひ利用したいのが、病児・病後児保育です。今回は、那覇市の施設について紹介します。
安謝小児クリニック こどもデイケアセンター
那覇市に安謝にある小児クリニックに併設された施設です。
こちらでは、保育料・食事代込みで8~18時まで預かってくれます。事前予約が必要ですが、月~土曜日までの平日であれば受け付けてくれます。
安謝小児クリニック こどもデイケアセンター
- 【住所】〒900-0003 沖縄県那覇市字安謝215‐1
- 【電話】098-869-0600 (木曜日のみ098-864-1616)
- 【URL】http://ganju.biz/
こくらクリニック 小児健康支援センター
こちらは、古波蔵交差点の近くにあるこくらクリニックに併設された施設です。
利用する場合は、1日利用または半日利用のどちらかとなり、それぞれ料金が異なります。また、月~金曜日までは、9~18時までですが、土曜日は9~13時までとなっています。
こくらクリニック 小児健康支援センター
- 【住所】〒900-0024 沖縄県那覇市古波蔵3丁目8番28号
- 【電話】098-855-1020
- 【URL】https://www.nantoku.org/facility/kokura.php
那覇市母子生活支援センターさくら
こちらは、母子家庭の生活支援のための入所施設に併設されています。
施設では、病児・病後児保育だけでなく、乳幼児保育、放課後の学童保育なども行われています。利用する場合は、月~土曜日までの8~18時まで預かってくれます。
那覇市母子生活支援センターさくら
- 【住所】〒903-0805 沖縄県那覇市首里鳥堀町4丁目99番地
- 【電話】098-886-8808
- 【URL】http://sakura.nahaboshi.org/
困った時、悩まずにまずは相談から
「働きたくても子供が心配で出られない」とき、1人で問題を抱え込まずに、まずは相談してみてください。今回紹介したものは、沖縄県内で行われている支援やサービスの一部ですが、これ以外でもまだまだ多くの支援があります。
もしも気になることがあったら、沖縄県こども生活福祉部の「子育て支援課」にお問い合わせしてみてくださいね。
沖縄県こども生活福祉部子育て支援課
- 【電話】098-866-2457
- 【URL】http://www.pref.okinawa.lg.jp/site/kodomo/kosodate/index.html