沖縄にバカンスへ訪れるという方は多いと思いますが、中には移り住む・・・つまり移住をすると考えている人も、意外と多いんです。そんな沖縄移住をする前に、まずはやっておきたいことがあります。それは「予行演習」です!
「やっぱりやめた」では済まない沖縄移住の厳しさ
沖縄へ移住するために、まず予行演習をしておいた方が良いというのはどういうことなのでしょうか・・・?
移住というのは、旅行のように2~3泊するのではなく少なくとも数か月・数年はそこで生活をするということになりますよね。旅行であれば多少忘れ物があったり、食べ物の好みが合わない地域に行ったとしてもなんとでもなります。
ですが、長期間そこに住むということを考えると、ちょっとした違和感やイメージの違いが致命的なことになりかねません。
実際に行ってみないとわからない…ということは多いと思います。が、沖縄は本土からは飛行機や船で行かなくてはならない長距離のところにあります。
「やっぱりやめた!」とすぐに帰るのは難しいですし、交通費もたくさんかかってしまいます。また、移住というからには親や友人をはじめ、職場の方にも移住する旨を報告していかれるかと思います。「もう戻ってきたの?」と驚かれないようにするためにも、行動に移す前にまず本当に沖縄に移住できるんだろうかということを調べる必要があります。
こういった失敗を少なくするためにも、沖縄移住をするためには準備万端にしておく必要があります。そこでぜひやっておきたいのが、移住の予行演習です。
移住前に沖縄滞在を!おすすめはドミトリー
沖縄移住を考えている…という方は、短期間で(職場で連休が貰える時期ならいつでも)かまいませんのでまずは滞在して生活を実際にしてみる事が大切です。
旅行のように2~3泊ではなく、できれば1か月単位で過ごすとより沖縄のことがわかるでしょう。でも、そんなに沖縄に滞在する余裕はないよ~!という方へ。もちろんホテル住まいでは経済的にとっても大変なことになると思います。そこでオススメなのが、ドミトリーです。
ドミトリーって何?
ドミトリーというのは、相部屋を前提とした宿泊施設です。知らない人と同じ部屋で宿泊するだけで、そのぶん格安で過ごすことができるので長期滞在にもぴったりの施設なんです。
トイレやシャワーは共同で、キッチンや洗濯機なども利用することができます。なので食費や生活費は節約しながら過ごすことができますので、まさにその土地で生活をする予行演習をするためにベストな施設だと言えるでしょう。
実は沖縄はリゾートホテル同様にドミトリーが多く、長期滞在している方が多いんです。沖縄移住にあこがれて長期滞在する方はもちろん、外国人観光客にも人気なんです。
予行練習の際にチェックしておきたい事
予行演習をする際に、ぜひチェックしておきたい事がいくつかあります。
食材や日用品、ガソリン代などの値段(物価)
特に物価については、本土よりも高い…!と感じるものも少なくありません。
これは、本土から運ばれてくるものは船や飛行機を利用しているので、そのぶん輸送費が上乗せされているから沖縄内で生産されているものなどは安いのですが、それでも本土では19円程度のもやしも、沖縄では80~100円程度と高い傾向にあります。
また、車社会として知られている沖縄ですが、実はガソリン代は全国で常にワースト3に入るほど高いと言われているんです。自動車を所有しようと考えている方は、ガソリン代なども調べておくといいでしょう。
スーパーで販売されている野菜や魚が口に合うか
沖縄には、本土では中々見かけない野菜やお魚などが沢山あります。
沖縄県内のスーパーを訪れると、沖縄県産の野菜が沢山陳列されている為・・・、沖縄県産の野菜や魚に関する知識が無いまま、移住すると食べ方・味が分からずとても困る事の方が多いそうです。
なので、予行練習中にスーパーやファーマーズマーケットなどを訪れてみましょう。見たことない野菜や魚はメモを取るなどして覚えておき、居酒屋などで食事をする際にその食材が入った料理を食べてみたり、お店の方と仲良くなって調理法を学ぶというのも一つの手です。
沖縄で生活するには、沖縄の食材・沖縄料理が口に合うのかという事も、とても重要なことなんです。
郵便局や銀行、スーパー・病院などの場所
生活の拠点として考えている所に、生活に必要な公共施設などが揃っているか確認してみましょう。
実際に歩いてい見ると、地図で見ていたよりも遠かったり・・・逆に新たな施設の発見などをすることも。また、沖縄で生活する際、交通手段として車を使おうと考えている方は、どこが渋滞するなど知っておくと後々役立ちますよ!
バスやモノレールの停留所の位置
本土では私鉄やJRを利用して通勤・通学する人、普段よく利用しているという方は多いと思います。が、沖縄では那覇市の一部を走るモノレール(ゆいレール)があるのみで、鉄道は走っていません。
なので、バス・モノレールを利用したいと考えている方は、モノレールの駅やバス停留所の位置などをしっかりと確認しておきましょう。
転職したい職業の情報などを集めておく
沖縄へ移住するとなると、今務めている会社を辞めて、沖縄で新たに職を見つけなければいけません。
同じ業種につきたいと考えているのであれば、コンビニなどで無料配布されている求人誌で、条件や給料などをあらかじめ調べておきましょう。
予行練習をしながら人脈を作っておこう
このように、沖縄と本土では生活をしていくうえで感じる「違い」がかなりあります。
その違いを知った上で、それでも「沖縄に移住したい」と感じたときには、より具体的な準備を進めていくかどうかを判断してみてはいかがでしょうか。
また、予行練習で沖縄に滞在している間に、居酒屋やドミトリーなどで移住者との人脈を広げておくと、後々困ったときや分からない事があった時に、助けてもらうことができます。「沖縄の友達を作りに来ました~」くらいの感覚で、まずは1週間~1カ月ほど住んでみましょう!