いろいろな魅力がギュッとつまっている沖縄では、その虜(とりこ)になってしまった芸能人も数多くいます。そんな芸能人たちがこっそりと訪れるお店が、沖縄にあります。
宮本亜門さん行きつけの店『風庵』
演出家として活躍する宮本亜門さんといえば、一時期は、沖縄の海が目の前に広がる一軒家で過ごすほど、沖縄好きの著名人として有名です。
そんな沖縄好きの宮本亜門さんが行きつけにしていた「風庵」は、沖縄の古民家をそのまま使用した、知る人ぞ知る名店です。
沖縄の古民家で時間を楽しむ贅沢
宮本亜門さんが行きつけにしている「風庵」は、本島南部の住宅街の中にある琉球赤瓦の古民家のお店です。
行き過ぎない程度に美しく手入れされた庭や、優しい光に照らされた古民具が飾られた店内は、どこか懐かしいふるさとの香りも漂ってきます。
『食事を楽しむのと同じように、時間を楽しむ場所』
これこそが、日々を忙しく過ごす宮本亜門さんの心と体を癒してくれていたに違いありません。
店主がほれ込んだ器でいただく沖縄料理
風庵では、店主がほれ込んだ陶芸家・大嶺寶清氏率いる大嶺工房で製作された器を使っています。
大嶺寶清氏は、読谷焼の重鎮といわれる陶芸家で、土の風合いや沖縄独特の釉薬にこだわった趣のある作品が人気の作家です。
「沖縄の土が作り出した器に、沖縄の食材を使った料理を盛りつける」
これもまた、風庵ならではのこだわりと言えます。
ちなみに、大嶺工房の器を手にしてみたい人のために、店では、ランチタイムとディナータイムの間に、ティータイムが設けてあります。
ティータイムでは、大嶺工房の作品を使って、珈琲や紅茶を出してもらうことが出来ます。実際に使ってみた時の感触を試してみたい方におすすめです。
すべてコース料理(完全予約制)
風庵では、ランチタイムとディナータイムで営業をしています。どちらも、すべてコースメニューとなっており、地元の食材をふんだんに使った料理がメインです。
「新鮮な食材を新鮮なうちに」という店主の想いもあって、「予約時間を守る」「20歳以下・子連れはお断り」など注意書きが多いお店ですが、それをすべて受け入れても満足が出来る料理が出てきます。
特に、見た目にも美しい沖縄島野菜寿司や透明な出汁でいただく如意麺などは、一度食べたら忘れられない味。素材を五感で楽しむことが出来るのも、店主のこだわりがあってこその演出なのでしょう。
風庵
- 住所:沖縄県島尻郡八重瀬町友寄108
- 電話:098-996-0020(完全予約制)
- 定休日:不定休
りゅうちぇるさんおすすめの店 『ブエノチキン普天間店』
ローストチキンを食べる機会なんて、クリスマス以外には滅多にないという人も多いはず。
・・・ところが、ローストチキン専門店がある沖縄では、記念日やちょっとしたホームパーティ以外に、普段の食事としても見かけることもあるほど、チキン料理はメジャーな料理です。
そんなチキン大好き県民の一人であるりゅうちぇるさんが、地元で行きつけにしているローストチキン専門店が、『ブエノチキン普天間店』です。
普天間店がブエノチキンの元祖だった?
沖縄には、ローストチキン専門店が数店舗あります。各店舗には『ブエノチキン』という名前がついているのですが、それぞれの店は、チェーン店というわけではないようで、味や値段にも若干の違いがあります。
ちなみに、「ブエノチキン」という名前がつく店は、普天間店のほかにも、浦添店、宜野湾店、高原店、繁多川店がありますが、普天間店はこの中で最も古いお店といわれています。その影響なのか、チキン好きの沖縄県民の間では、普天間店押しのファンが意外と多い!
そのうちの一人が、あのりゅうちぇるさんらしいのです。
アルゼンチン仕込みのパンチ力のあるチキン
ブエノチキン普天間店のローストチキンは、アルゼンチン帰りのオーナーが作るブエノスアイレス仕込みの味。
ハーブやビネガーで香りづけされたたっぷりのニンニクを鶏の中に詰めて、タレの中に浸した状態で一日寝かしたものを、オーブンで2時間かけてローストします。
そのため、時間をかけてローストしているのに、身はしっかりとジューシー!しかも、想像以上にビネガーやハーブが効いているので、大量のニンニクが入っていても、あっさりと食べることが出来ます。
ちなみに、チキンはお店で食べやすくカットしてくれるので、チキンを上手に解体する自信がない人でも、安心して食べることが出来ます。持ち帰り専門なのですが、きちんと密封できる容器に入れられているので、匂いが気になることもありませんよ!
ブエノチキン普天間店
- 住所:沖縄県宜野湾市普天間1-28-13
- 営業時間:11:00~21:00
- 電話:098-893-4527
- 定休日:年始・盆
中尾彬さん行きつけの店『なーざと家』
食通で知られるうえに沖縄好きで有名な俳優の中尾彬さんが行きつけなのが、沖縄そばの店『なーざと家』です。実はなーざと家は、地元のラジオや雑誌でも何度か紹介されたことがあるほど、地元では人気のお店です。
メニューはソーキそばと三枚肉そばのみ
お店のメニューは、シンプルにソーキそばと三枚肉そばの2つのみ。ソーキそばと三枚肉そばは、沖縄そばの定番メニューであるからこそ、地元のジャッジが厳しい…。手間をかけなければ肉の臭みが残ってしまうし、きちんと煮込んでいなければ、硬いだけの塊肉になってしまいます。
ところが、シンプルなのに一番難しいソーキと三枚肉の2つで勝負に挑んでいるなーざと家。この強気の姿勢は、辛口コメントの中尾彬さんをも納得させる味があるからこそできることなのでしょう。
鰹の風味が効いた透明なスープ
沖縄そばの味の決め手となるのは、スープ。なーざと家のスープは、地元客でも驚くほどしっかりと鰹の風味が効いているのが特徴です。
器から湧き上がる湯気だけでも、しっかりと鰹の存在を確認することが出来るスープは、丁寧な仕事を裏打ちする透明のスープです。豚骨ベースと比べるとあっさりした印象がある鰹ベースのスープですが、これだけしっかりと鰹の風味が出ていると、十分に満足できます。
もちろん、ソーキや三枚肉との相性も抜群!しっかりとした味付けの肉を食べた後に、鰹ベースのスープを流し込むと、それだけで味に広がりが出てきます。これなら、女性であってもぺろりと完食できるはずです。
なーざと家
- 住所:沖縄県沖縄市宮里528-2
- 営業時間:11:30~20:00
- 電話:098-938-9477
- 定休日:月曜日
芸能人は美味しいお店を知っている!
沖縄県民の中で「美味しいお店」だと認識されていても、旅行者にはまだまだ伝わっていないお店も多いものです。
ですが、沖縄通の芸能人の方々が「美味しいお店」をメディアなどで発信してくれることで、より沖縄の魅力に気づいてもらえるキッカケにもなります。ぜひ、沖縄通の芸能人の方が通うお店を一度訪れてみてくださいね!
お料理のお写真などは、風庵さんのブログをご覧ください。