沖縄で年収500万以上の仕事に転職するには?

沖縄は全国的に見ても、平均年収が低いといわれています。でも、月収40万円以上年収500万円という仕事も…。せっかくの沖縄移住ですから、年収も確保したいのは本音。さて、どんな方法があるのでしょうか?

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確実に500万越えするのは公務員

学校

沖縄では、昔から公務員希望の若者が多いです。

特に、学校の教員を目指す若者が多く、正式に採用されるまで就職浪人を続ける人や、臨時教員をやりながら正式に採用されるチャンスを待つ人もたくさんいます。このような若者たちの中には、「公務員である」ということを理由に教師を目指す人もいます。

「学校教育の現場であるにもかかわらず、なんて不純な動機!」と思うかもしれませんが、沖縄で年収500万円を稼ぎたいのなら仕方のない選択・・・。

公務員であれば、給与は法律で定められており、平均年収が低い沖縄であっても、例外ではないのです。

資格があれば年収500万円も夢じゃない

履歴書

資格を持っている人の方が、何も資格を持っていない人と比べれば就職に有利になるのは、沖縄であっても同じことです。となれば、移住の準備中に、思い切って資格を取ってみるのはいかがでしょうか?

特に、長寿県である沖縄では、今、本土事業者による介護ビジネス業界への進出が目立っているため、介護系の資格はかなり魅力的です。

資格を持っていても車の免許がなければ採用されない事もある

車

沖縄へ移住して、再就職を考えている方に注意していただきたいのが、運転免許証の問題です。

沖縄は、車社会です。なので、多くの職種が普通自動車免許が必要になってくるため、「免許を持っていなければ採用されない…」なんてこともあるんです。(もちろん、運転免許がなくても大丈夫な職種もあります。)

何しろ、高校卒業時にはほとんどの若者が免許を取得する沖縄では、もはや免許を持っていないことの方が驚きなのです。

もしも現時点で車の免許を持っていないのであれば、AT限定免許だけでも取得するのがベスト。

薬剤師の資格があると沖縄でも年収500万以上が狙える

薬

沖縄は、薬剤師の数が需要に対して少ないのが現状。そのため、薬剤師の求人は非常に多いです。

何とかして薬剤師を確保したいのが事業者側の本音ですから、働き方についても、短期OKの派遣の仕事もあります。

沖縄では、大手製薬会社の求人は少ないのですが、病院や調剤薬局など、調剤業務がメインの求人はかなりあります。

特に都心部では、アジア圏の観光客をターゲットにした大型ドラッグストアが次々とオープンしており、薬剤師の求人もかなりあります。

長期的な雇用形態ではなく、短期・中期で働きたいという人には、このような大型ドラッグストアを狙ってみるのもおすすめです。

資格がなくても営業なら年収500万も夢じゃない

仕事

比較的時間にもビジネスにもおおらかな人が多い沖縄では、バリバリの営業マンという人が圧倒的に少ないのが現状です。

もちろん、典型的な沖縄の性格であっても、営業職でしっかりとノルマを達成している人もたくさんいます。ただしその理由は、沖縄の社会に根付いている「横社会ビジネス」が背景にあります。

沖縄では、年功序列の縦社会ではなく、親族や知人・友人など人の縁を重視する横社会です。

その象徴となっているのが、模合です。簡単に説明すると、友人や職場、学校の同級生などが複数あつまってお金を集め、参加者が交代で一定額の模合金を受け取る、一種の金融システムのことを模合といいます。この模合ですが、沖縄では、親睦が目的で行われるものが多いのが特徴にあります。

沖縄の模合は、プライベートでの付き合いのためだけに行われるわけではありません。

もちろん、沖縄のビジネスでも模合は行われており、営業マンたちはこの模合を通じて人脈を広げるのが一般的です。人脈の拡大のためだけでなく、事業の資金調達として模合が行われることもあります。これは、企業模合といわれており、模合金が大きい場合は、事業の運転資金の調達にも使われます。

お酌

模合は、ビジネスマンだけでなく、高齢者や専業主婦たちの間でも行われます。こうした親・祖父母世代が自分の模合仲間を息子や孫に紹介することもよくありますので、これも沖縄の営業マンにとっては有利な状況です。

でも、横のつながりが強すぎるために、個人の力でバリバリと営業の実力をつけていく土壌がないのが、沖縄のビジネスの欠点。

それだけに、資格はなくても営業マンとしてのキャリアと経験は誰にも負けないという人ほど、沖縄では重宝されます。貴重な人材であれば、年収もそれなりにアップ!うまくいけば、何も資格を持っていなくても年収500万円を目指すことが出来るはずです。

独立開業で年収500万円はなかなか厳しい厳しい

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沖縄で移住するのをきっかけに、自分の趣味やキャリアを武器に独立開業するという方法もあります。ただし、この方法は、移住者にとってかなりリスクが高いです。

若くして独立して成功している人が沖縄に多いというのは、あくまでも、地元人の間での話。

先ほど説明した通り、沖縄は横社会であり、金銭がらみの模合という付き合いが定期的にある地域です。こうした土壌には、長い歴史があり、社会やビジネスにおいても大きな影響力があります。

ですから、たとえ若くして独立しようとしても、地元出身であれば、常に周りには支援者やサポーターたちがいます。ですから、一からすべて自分1人で行う移住者の独立開業とは大きく異なります。

そこを理解せずに、すでに独立して成功した人の話ばかりを参考にしていては、年収500万円どころか、毎月大赤字となってしまいます。

ターニングポイント

そもそも移住者の場合は、沖縄のビジネス界で常識である横のつながりがほとんどありません。たとえ、どんなにサービスや事業内容に魅力があったとしても、よほどの発信力と資金力がなければ成功につながりません。だから、「仕事がなければ自分で仕事を作ってしまおう」という考えが、常に成功に結び付くとは限らないのです。

ただし、せっかく自然豊かな沖縄での生活ですから、自分のペースでゆっくりと仕事をしたいというのなら、話は別です。

独立することによって、収入以上の幸せや達成感を味わいたいというのであれば、たとえ横のつながりがなくても成功することができるでしょう。


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