南北に細長い沖縄本島には電車がありません。そのため効率よく観光を楽しむにはレンタカーは必需品です。でも車が多いということは渋滞もおこります。そこで車の渋滞を回避しながら観光を楽しむ裏技を紹介します。
バスレーン規制中は国道58号線を通らない!
沖縄では観光をするにしてもレンタカーが必要です。ということは、沖縄で暮らしている地元県民にとっても車が必需品だということです。
そのため、朝夕の通勤・帰宅時間となれば、道路は激しい渋滞に襲われます。沖縄では慢性化する渋滞の緩和のために、通勤・帰宅時間に合わせてバスレーン規制が行われています。
そもそも沖縄県内でのバスレーン規制は、公共交通機関である路線バスの正常運行を確保するために設置されたものですが、規制の内容には2パターンあります。
1つは、複数車線を持つ幹線道路において歩道側の1車線(一番左の車線)を「バス専用車線」とするものです。国道58号線におけるバスレーン規制が、これにあたります。
もう1つは、片側1車線の道路を「バス専用車線」とするものです。国際通りにおけるバスレーン規制が、これにあたります。
バスレーン規制中は、規制された一車線はバス(平成28年以降はタクシーも含む)しか通行することが出来ません。ですからレンタカーなどの一般車両は、それ以外の車線または道路を利用しなければいけません。
それでなくても渋滞が激しい時間帯ですから、必然的にバスレーン周辺の道路の渋滞はさらに激しくなります。
バスレーン規制中にバスレーン走行してはいけない
レンタカーの方がやってしまいがちなミスの一つに「バスレーンを走行してしまう」ということがあげられます。「何がいけないの?」と思った方は要注意です!!
上でもお話しした通り、バスレーン規制中は、規制された一車線はバス(平成28年以降はタクシーも含む)しか通行することが出来ません。
なので、バスレーン規制中は、一般車両がバスレーンを通行してしまうと、交通違反になってしまいます。
中には、左折したくてバスレーンに侵入しなければならないという方もいらっしゃると思います。
左折時に、バスレーンへ進路変更する場合は、左折する場所の30m手前からバスレーンを走行し、左折するようにしましょう。
渋滞があっても抜け道を利用するのは危険!
渋滞にはまって動けなくなってしまうと、抜け道を利用して少しでも前に進みたいという気持ちが出てきてしまいますよね?でも、それを実行に移してしまうと、大変なことが起こってしまいます。
なにしろ・・・沖縄本島には至る所に米軍基地(または関連施設)があります。
幹線道路は、基地の隣や間を抜けるように通っていますから、抜け道に見える道路も基本的には全て幹線道路(他の渋滞している主要道路)につながっています。
しかも、一方通行の表示がなくても車が通行できないほど狭い道だったり、進んだ先が行き止まりになっていることもよくあります。間違ってこんな道路に入り込んでしまったら、渋滞回避どころではありません。
ちなみに、知人にタクシー運転手の仕事をしている方がいるのですが、その方曰く「沖縄ではどんなに混んでいても、幹線道路(58号線や329号線、330号線)を使った方が早く目的地に到着できる」と断言しています。ご参考までに…。
美ら海水族館から那覇に移動するなら午後3時までに出発!
沖縄観光で外せないスポットといえば、本島北部にある美ら海水族館ですよね?
大型水槽にジンベイザメが優雅に泳ぐ姿を間近に見ることが出来る美ら海水族館は、大人から子どもまで誰もが楽しめる観光スポット!もちろん連日、多くの観光客が訪れる場所でもあります。でもそれだけ人気があるということは、道路の渋滞も日々おこるわけです。
しかも美ら海水族館がある本島北部のアクセスに欠かせない沖縄自動車道は、名護市にある「許田(きょだ)インター」が最終です。
一般道を使うと那覇市から~名護市まで約90分(美ら海水族館までは名護の許田インター付近からさらに約35分)かかりますが、沖縄自動車道を使えば那覇市から名護市まで約60分になります。これだけ時間が短縮できるわけですから、レンタカーだけでなく地元の利用者も多いわけです。
さらに夕方は、名護から那覇方面に向かう車が一気に集中!そのため午後4時30分を過ぎると、許田インターに向かう国道58号線は激しい渋滞が起こります。
この渋滞を回避するためには、美ら海水族館から出る時間を間違えないことが大切です。
美ら海水族館からどこにも立ち寄らずに那覇方面に移動したいのであれば、午後4時までに出発すればなんとか渋滞に巻き込まれずに許田インターまで移動することが出来ます。
でも・・・せっかく本島北部まで来たのですから、人気の道の駅「許田道の駅」をスルーするのは勿体ない!「許田道の駅」へ立ち寄りたいと考えている方は、美ら海水族館へ行く前に立ち寄るのがオススメです!
理由としては2つあります!一つは帰りの渋滞に巻き込まれない為。もう一つは「許田道の駅」では、沖縄美ら海水族館の入館チケットを安くで購入することが出来るから!
1850円のチケットが、1600円で購入できるのはここだけですよ!
往路で「許田道の駅」へ立ち寄り、水族館の割引チケットの購入・腹ごしらえ・トイレ休憩を済ませて、美ら海水族館へ向かいましょう!
【番外編】飛行機を降りてすぐに車を借りるのは時間の無駄!
「沖縄到着後、どのタイミングでレンタカーを借りるか」ということも、時間の節約には大きなポイントになります。
那覇空港周辺には多くのレンタカー各社の店があり、そのほとんどが空港と店までを無料バスで送迎しています。ところが店までの無料送迎バスに乗り込む時点で、すでに長蛇の列・・・!
タイミングよく乗り込めたとしても、店では手続きの長蛇の列が待っています。
これではせっかく早めに沖縄へ到着しても、実際に観光に出発できるまでに相当な時間がかかります。この無駄な時間を回避する裏技が3つあるので、ご紹介したいと思います。
宿泊先のホテルでレンタカーを手配する
沖縄県内のホテルには、空港まで無料送迎サービスを実施しているホテルもあります。この無料送迎サービスを利用して、初日に宿泊するホテルに移動し、ホテルでレンタカーが受け取れるようにします。
そうすることで、スーツケースなど大きな荷物を先にホテルに預けておくこともできますし、ホテルの駐車場の場所を事前に確認をすることもできます。
更に、周辺観光の地図をもらえたり、面倒なチェックインの手続きも済ませることも出来ますので、さらに時間を有効に利用することが出来ますよ。
何より、空港⇔レンタカー会社間の無料送迎バスの列や、手続き待ちの長蛇の列に並ぶ必要がないのが、何よりの利点だと思います。
初日はレンタカーを使わない
初日に美ら海水族館へ行くのなら、レンタカーを使わずに観光バスツアーを使う方法もあります。
例えば「那覇空港出発~美ら海水族館のみ観光」のツアーを申し込めば、スーツケースなどの大きな荷物をバスに乗せたまま美ら海水族館で観光を楽しみ、その後宿泊先のホテルで下車することもできます。
ツアーを企画するバス会社によって内容は異なりますが、那覇市内を含む中南部の主要ホテルを経由するコースもありますので、うまく利用すれば初日から効率よく観光を楽しむこともできます。
Tギャラリア沖縄 by DFSでレンタカーを予約する
Tギャラリア沖縄 by DFSといえば、日本で唯一国内旅行なのに免税ショッピングが楽しめるスポットです。
那覇空港からゆいレールで簡単にアクセスすることが出来る上に駅と直結しているため、大きなスーツケースを持ったままでも楽に移動することが出来ます。
しかもTギャラリア沖縄 by DFSには、レンタカー各社の受付カウンターが設置されています。ショッピングの合間にレンタカーの手続きを済ませることが出来る為、待ち時間のストレスもありません。
しかも那覇市内の中心部にありますから、その後の移動も便利!かなりおすすめですよ。
那覇空港からTギャラリア沖縄 by DFSまでは、沖縄都市モノレール「ゆいレール」で20分!おもろまち駅までの運賃は、大人300円・小人150円となっています。ぜひ利用してみてくださいね!
せっかく沖縄旅行に来たのに、通勤ラッシュにハマってしまうばかりか・・・バスレーンを走行してしまい、違反切符を切られてしまうことも…。旅行のモチベーションを下げないためにも、バスレーンの規制には注意してくださいね。