沖縄で子育てをしたいと考えている人は多いですが、実際に沖縄で子育てをする魅力は何があるのでしょう?環境?豊かな自然?人とのつながり?いやいや!沖縄での子育てはそれ以上にこんな魅力があるのです。
子どもの衣類に関する費用が抑えられる
一年を通して温暖な気候が続く沖縄。
「春夏秋冬」といった四季はあまりはっきりとは存在しておらず、一年の大半が夏で残りの残った内の半分が冬、そしてその残りを春と秋がほんの少しだけ存在するのが沖縄です。
とにかく子供の体の成長スピードは速いですから、成長期となれば一年ごとに服を買い替えることもあります。
夏服であれば比較的安く購入できますが、冬服となれば夏服の倍以上の値段になることもあります。これは子育て世帯にとってはかなり痛い出費です。
でも、沖縄では冬になれば朝夕の冷え込みはありますが、日中日差しが出ていれば十分に温かさを感じます。そんな沖縄では分厚いセーターやコートなどは一切不要!
風を通しにくいウインドブレーカーやダウンジャケットさえあれば、最も気温が下がる1~2月も乗り越えられるのです。
なので、沖縄では子供の服にかかる費用は、全国と比較してもかなり安く抑えられるといわれているのです。
どこへ出かけるにも車で1時間以内の範囲
子供がいれば休日にどこかへ遊びに出かけることも多いでしょう。
本州の都心部に住んでいれば、「ちょっとお出かけ」といっても片道1時間以上かけて移動することもざらなはずです。でも沖縄はそこが大きく違います。
まず最も面積が広く人口も多い沖縄本島であっても、本島一周するのに車で1日もかかりません。例えば首里城から沖縄美ら海水族館まで移動するとしても、沖縄自動車道を使えば片道約90分です。
ちなみに本島南部のメイン観光地と本島北部のメイン観光地が首里城と沖縄美ら海水族館ですから、どんなに遠くへ出かけたとしても片道2時間以内で移動することが出来るというわけです。
そうはいっても沖縄に住んでいれば、これほど距離が離れた場所に子連れで出かけることは年に数回程度。基本的に日常的な外出は、移動時間が1時間以内の場所ということになるのです。
無料で一日遊ぶことが出来る大型公園がたくさんある
観光ではなく沖縄に移住するとなれば、休日ごとにお出かけすることになるはずです。となれば・・・、できればこうした出費も安く抑えておきたいものですよね?
そんな時に便利なのが、無料で遊ぶことが出来る大型公園です。
実は沖縄県内には、大人から子供まで遊ぶことが出来る大型の公園が多数あります。
例えば本島南部の観光スポットとしても有名な糸満市の「平和祈念公園」も、地元では子供たちを一日遊ばせることが出来る超大型遊具施設「命の卵」があることで有名です。
なにしろ県内最大級の大型遊具が揃っており、未就学児から小学校高学年の子どもまで1日中思いっきり体を動かして遊ぶことが出来るため、休日には多くの家族連れでにぎわっています。
またハリウッド映画『ハクソーリッジ』のモデル地となった浦添市にある「浦添よーどれ」のすぐ近くには、山の斜面を利用した大きな滑り台やアスレチック遊具が充実しており、こちらも週末になると多くの家族連れでにぎわいます。
さらに沖縄市にある沖縄県総合運動公園では、子供用の遊具施設以外にもランニングコースや各種スポーツ施設、レンタサイクルや貸しボードなどが準備されている公園もあります。
こうした無料で利用が出来る大型公園が県内各所に多く設置されているのも、沖縄で子育てをする上で大きな魅力となっています。
いろいろなイベントを通して親子で一緒に成長できる
沖縄は観光客が多く訪れることもあって、小さな島なのですが一年中様々なイベントが県内各地で行われています。
もちろん観光客をターゲットにしたイベントも含まれていますが、イベントの多くは地元に住む沖縄県民をターゲットにしたものが多いのです。
しかも全国的に見ても子供の出産率が高い沖縄では、親子で参加できるイベントや子育てに関するイベントの開催が多いのも特徴です。
地元自治体が運営するイベントの場合は、その地域に住む子供たちのお遊戯や演武が披露されることもよくありますから、ちょっとしたお遊戯会に早変わりします。そのため親戚が勢ぞろいしてカメラ片手に観覧する姿も多くみられますし、それに合わせて様々な出店が並ぶのでそれらを見て回るのも楽しいものです。
このように沖縄のイベントでは、「親子で参加」や「家族で参加」することが出来るイベントが数多くあるため、子どもがイベントに参加しているのをただじっと見ているだけでなく、保護者も一緒に参加して体験を共有することが出来るのが最大の魅力!
また、こうしたイベントで触れ合う人との交流が、その後のお付き合いに発展することも沖縄ではよくあることなので、職場以外で交友関係を広げる上でもものすごく役立ちますよ。
観光客になり切って沖縄を回ってみるのも新しい発見に出会える
沖縄に移住して数年たっても、街を歩いていれば「あなた、県外出身者だね?」と必ず言われるはずです。
それは沖縄に何十年住んでいたとしても、変わることはありません。なぜなら「顔を見ただけで本州出身だと分かるから」なのです。
それならばこれを逆手にとって観光客気分で沖縄を探検してみてください。
沖縄に住み始めれば、観光として訪れていた時の沖縄の印象と実際の沖縄とのギャップも見えてくるはずです。でもそのギャップを埋めるためには、本当の沖縄を知るしかありません。
観光地でガイドから説明される沖縄の歴史は、あくまでも沖縄の歴史の一端にすぎません。
でも、沖縄の人々と接し沖縄の空気の中で毎日を過ごしていれば、それだけでは語りつくせない沖縄の歴史があることに気が付くはずです。
このように移住したからこそわかる沖縄の歴史や文化は数多く存在します。
沖縄での移住生活は、毎日が新たな発見の連続です。そして、そこで知ることが出来た知識・感動・体験は、沖縄を故郷として今後生きていく子供たちの大きな糧になります。しかも、それは子供だけでなく、保護者であるあなたにとっても大きな学びの場となるはずです。