今回は沖縄県南城市玉城にある百名伽藍(ひゃくながらん)へ宿泊してみました。百名伽藍には海を見ながら入る露天風呂もあります。そして、World Luxury Hotel Awards を2014年から7年連続で受賞している素晴らしいホテルです。
百名伽藍ってどういうホテル?
上のアニメーションは下のルートを通っています。ピンが立っているのが上のアニメーション①の位置です。Googleのストリートビューで見ると建物の様子が違いますが、ストリートビューは画像が更新されておらず、古いものになります。
百名伽藍に着くと駐車場が地下にあり、そちらに車を駐車します。すると、どこからともなくホテルの方が現れ、荷物を持ってくれ受付まで案内してくれます。フロントから一望できる海もとてもきれいです。
絶景の望む事が出来るテラス。宿泊金額が高いだけあり、普通のホテルとは最初から見せ方が違います。ソファーに座り受付を済ます間、ハイビスカスとシークヮーサーを混ぜた飲み物が出てきます。
3月でしたので温められて出てきました。飲んだ事の無い味でしたが美味しかったです。ただ、酸味の強いホットドリンクの為、少しむせそうになります。何度もむせそうになりましたが我慢し、気丈に振る舞う事に成功しました。そして、いよいよ宿泊するお部屋とご対面~♪
部屋に入ると入った瞬間からリッチな雰囲気に唖然。フロントで見た絶景を部屋からも見る事が出来たのです!!
こんなに海を近くに見る事が出来るリゾートホテルは中々無いので、感動すら覚えます。クローゼットには室内用と外出用の部屋着が用意されています。約半分の宿泊客が外出用の部屋着に着替えてホテル内を移動しているようです。通常ホテルには、このように外出OKの部屋着が用意されているところは無く、夜ごはんが終わるころまで私服でいなければなりません。このように外出用のゆったりウエアが用意されているのは有りがたいですね。
お部屋には、お水やコーヒー、紅茶、緑茶などが揃っています。コーヒーは沖縄で有名な35COFFEEで、紅茶は沖縄産の無農薬紅茶です。35COFFEEは、風化したサンゴを用いて焙煎しているのが特長です。
室内には日の出の時間と満潮・干潮の時間が記載されたカードが置いてあります。バルコニから見える海の景色は満潮と干潮ではまったく違う顔を見せてくれるそうなので、時間をチェックして海を見ると楽しいでしょう。満潮の時間には、ホテルから海へ降りる階段も海の中に沈んでしまうそうで、お部屋から見る景色は船に乗っているのかと錯覚してしまうような景色だそうです。
ホテル内の施設
ホテル内には色々な施設があります。
ビーチ
ホテルの1階からビーチへ出る事が出来ます。ビーチといってもさらさらの砂浜がるわけではありません。砂浜は石がゴツゴツしていて裸足で歩き回るのは危険です。海もサンゴが剥きだしになっているので海で泳ぐのは危険かもしれません。あくまでも景色を楽しんだり記念撮影をしたりする程度だとお考え下さい。とは言ってもすぐ隣には新原(みいばる)ビーチがありますので、泳ぎたい方はそちらへ行かれるといいと思います。
アトリエ・ギャラリー-1階
1階には沖縄の歴史が詳しく書かれたキャンパスがずらりと並んでいます。博物館にでもきたような感じにさせられます。
レセプションホール(禅の間)-2階
ライブラリー-2階
ライブラリーも無料で解放しています。本は、自分のお部屋へ持ち帰って読むことも可能だそうです。
露天風呂
露天風呂は大浴場ではなく、貸し切り個室(混浴)タイプです。予約(無料)しておくことで指定した時間に利用する事が出来ます。予約できる時間は朝の5時半~24時の間で何度でも予約する事が出来ます。予約開始の時間は日の出に合わせているそうです。露天風呂の使用時間は、混み合っている時期だと1時間程度だそうです。シーズンオフでお客さんが少ない時期には、時間の上限を設けていないとの事でした。今回は、19時と6時15分に予約しました。3月だったので日の出は6時27分でした。
露天風呂には、4.5畳ほどの畳間があり、バスローブ2つとと大きなタオル2枚と小さなタオル2枚、お水2本が用意されていました。もちろんシャンプーなども揃っています。タオルを巻いたまま、露天風呂に入っていいのか気になったので、フロントに電話して聞いてみたところ「お好きなように使ってください」との事でした。2回目の6時15分に露天風呂に行った際には日の出を見る事が出来ました。
沖縄の初日の出についてのページで説明していますが、沖縄の日の出は地平線に雲がたまりやすい為、地平線から顔を出す日の出を見る事がなかなか出来ません。今回も雲が地平線にたまっていて地平線からひょっこり顔を出す日の出を写す事は出来ませんでしたが、満足いく日の出を見る事が出来ました。ちなみに日の出を見る事が出来る露天風呂は限られているので早目に予約しておきましょう。夕日も同様に見る事が出来る露天風呂が限られています。その他色々な施設があります。
アメニティ
アメニティは、フランスの化粧品ブランド「エラバシェ」です。通常、ホテルで使用するシャンプーは、洗っている最中から髪のキシキシ感が気になりますが、エラバシェは洗っている時から指通りがよく、洗い上がりもとても良かったです♪
お部屋の残念な点
●部屋にあるゴミ箱は全て木で出来たゴミ箱です。ですが、ゴミ箱に袋が入っていないので、食べ物(ドーナツであったり、サーターアンダギーなどの油もの)を食べた後のゴミなどを捨てると、ゴミ箱に油シミが出来てしまいそうで捨てるのに抵抗がありました。回りに袋がないか探したのですが見当たりませんでした。。
●ホテルは回りが石で造られている為か電波が悪いです。ホテルから出れば電波はバリバリなのですが。。室内にいる場合は電波が1~2本立つくらいです。バルコニーに出れば3~4本立ちます。
食事
今回はエグゼクティブスイートを予約しましたので、朝食・夕食ありでした。夕食は館内にある甘露で頂きました。
朝食
朝食は、お部屋・ダイニングレストラン甘露・レセプションホール蓮華の間の3か所の内から選ぶことが出来ました。どちらで食べても食事内容は一緒との事です。せっかくなので、前日のディナーとは別の会場(レセプションホール蓮華の間)を選んでみました。こちらも景色が素晴らしいです。
まず出てきたのが、島人参とリンゴのフレッシュジュース。
作りたてのフレッシュジュースから始まる1日・・・とても贅沢な気分です。リンゴの味が強く、人参のクセも全く無くて美味しくいただけました。
お吸い物(ゆし豆腐)
ゆし豆腐とは、「おぼろ豆腐」のことです。柔らかい豆腐たっぷりのお吸い物です。味はほんのりカツオ出汁です。
ぼろぼろジューシーor白米
ぼろぼろジューシーとは、沖縄風の雑炊です。ですが、こちらの朝食で出てきたぼろぼろジューシーは、沖縄風ではなく普通の玉子雑炊でした。それはそれで美味しかったですよ♪おかわりも出来るようです。
酢の物(県産のモズク酢)
タコのお刺身がのっています。タコも柔らかく、もずく酢の酢は少し薄めで、朝には優しい味でした。
焼き物(サゴシの西京焼き、あぐー豚のウインナー、地元の卵を使用した出汁巻き)
サゴシの西京焼きは、文句なしに美味しいです。ほんのり西京味噌の風味でとても美味しかったです。あぐー豚のウインナーは、粗引きのお肉で作られていてとても美味しかったです。出汁巻きは、出汁味がしっかりとしていて美味しかったです。
3点盛り
県産若鶏と冬瓜の焚き合わせ
煮物(県産若鶏と冬瓜の焚き合わせ)
薄めの味つけで素材の味がしっかりと生かされていて美味しくいただけました。
サラダ
夕食に出てきたサラダとは違い、定番のクセのない野菜ばかりだったので美味しく頂けました♪(ドレッシングは、青じそドレッシングか野菜すりおろしドレッシングから選択)
デザート(フルーツ、ヨーグルト)
デザートはフルーツとアロエとマーマレードが入ったヨーグルトでした。
朝からこんなに豪華な食事をいただけて満足です♪途中で他のお客様が来られたのですが、スタッフさんが料理の説明をしているのを聞いて、メニューが違う事に気付きました。お隣の方は、ゆし豆腐がアーサ汁(アオサのお吸い物)、若鶏が牛肉という感じだったので、お部屋のランクによって、提供されている食事の内容が違うようです。今回のディナー・モーニングは、一番安いお部屋(エグゼクティブスイート)のものです。
まとめ
百名伽藍は、年中を通して料金が一律となっています。一番安い部屋でも「スイート」という名前が付きます。お部屋も綺麗ですし、眺望も最高。露天風呂も使い放題でお食事もとても豪華で美味しい。露天風呂に関しては朝日が昇る時間から24時まで利用できるので、日の出を見ながら露天風呂といった贅沢な時間を過ごす事が出来ます。今回、百名伽藍を訪れたのは3月でしたが、既に今年の12月31日、来年の1月1日は予約が埋まっているとのことでした。百名伽藍は、初日の出を見るには絶好のポイントです。露天風呂から初日の出を見たいという方は、1年前から予約を入れておくことをオススメします。(現在、予約受付期間は決めておらず、1年以上先の予約も取れるとのことでした。)
また、朝食は前もって伝えておけば洋食へ変更が可能なようです。こちらのホテルは、様々な事に臨機応変に対応してくれるので、何かあれば質問してみると良いでしょう♪
基本情報
- チェックイン・チェックアウト
- チェックイン14:00 / チェックアウト11:00
- 定休日
- 年中無休
- TEL
- 098-949-1011
- FAX
- 098-852-6588
- 住所
- 〒904-0603 沖縄県南城市玉城百名山下原1299-1
- 公式ホームページ
- http://www.hyakunagaran.com/index.php
- クレジットカードの利用
- 各種クレジットカード利用可: 銀聯
- 駐車場
- 無料専用駐車場有り
- 対応言語
- 日本語、英語、韓国語
- コインランドリー
- 無し
- 海の見え具合
今回宿泊したお部屋からの海の見え具合の評価になります。部屋タイプ「エグゼクティブスイート」4階
アメニティ・設備・備品
以下の表は宿泊プラン(お部屋)によって異なる場合があります。
客室洗面所・バスルーム関連
シャンプー | 歯磨き粉 | ブラシ・クシ | |||
---|---|---|---|---|---|
コンディショナー | バスローブ | シェービングフォーム | |||
ボディーソープ | 浴衣 | シャワーキャップ | |||
石鹸・ハンドソープ | パジャマ | 綿棒 | |||
歯ブラシ | ボディタオル・スポンジ | 化粧落し | |||
化粧水・乳液 | バスタオル | フェイスタオル | |||
ドライヤー | 加湿器 |
その他の客室設備・備品
テレビ | スリッパ | ||
---|---|---|---|
電気ポット | 金庫 | ||
冷蔵庫 | 客室Wi-Fi | ||
ミニバー | 客室LANケーブル | 無料 | |
コーヒーメーカー | ※1 | PCレンタル・PC利用スポット |
※1 コーヒーメーカーはネスプレッソの為、ネスプレッソ専用のカプセルのみ利用が可能です。
ホテル予約最安値を探す
那覇空港から百名伽藍までのルート
現在地から百名伽藍までルート案内を表示するにはGPS機能を有効にして下さい。
那覇空港から車で行く場合
那覇空港から百名伽藍まで23km、車で約42分。到着までの時間は混雑状況によってかわります。下のルートは高速道路(無料区間)を使用しています。
近くのホテルや飲食店
近く(5.0km圏内)にあるホテル
- ユインチホテル南城
- 百名伽藍からユインチホテル南城までの距離約5.6km
近く(5km圏内)にある飲食店
- 浜辺の茶屋
- 百名伽藍から浜辺の茶屋までの距離約140m
- 山の茶屋
- 百名伽藍から山の茶屋までの距離約300m
- カフェ ビーンズ
- 百名伽藍からカフェ ビーンズまでの距離約1.3km
- Cafeやぶさち
- 百名伽藍からCafeやぶさちまでの距離約1.6km
- ケイブカフェ
- 百名伽藍からケイブカフェまでの距離約7km
最寄駅・最寄のバス停
- 最寄駅
- 付近に駅はありません。
- 最寄のバス停
- 最寄のバス停2件をご案内致します。玉城(那覇向け)、百名伽藍まで約1.4km、歩いて約20分 / 玉城(百名・志喜屋向け)、百名伽藍まで約4.5km、歩いて約21分
百名伽藍は宿泊だけでなく挙式、披露宴、結納なども行う事が出来ます。お昼はランチ・夜はディナー(どちらも完全予約制)などもあります。まず初めに言っておきたい事は、百名伽藍はとてもリッチなホテルで、2名で利用の場合、一番安い部屋(エグゼクティブスイート)でも100,000円(夕食・朝食付き)となっています。価格は、シーズンオフなども関係なく365日ずっと変わりません。少し高めの料金設定なので、簡単に宿泊とはいかないと思いますが、記念日など特別な日に是非宿泊して頂きたいです。
百名伽藍はお忍びで有名人の方々も多く宿泊されているようです。高級ホテルの分類に入りますので、リッチな大人達が集まるようなホテルで、館内も落ち着いた雰囲気です。逆に言うと若い方々がワイワイキャッキャはしゃいでいると浮いてしまうかもしれません。仕事の疲れを癒したり、ゆったりとした時間を過ごしたい方におすすめです。
それでは早速レビュー!!ホテルの近くまでは、googleマップに頼りました。百名伽藍が近くなってくると、案内の看板出てきます。その指示に従い、案内通りに進むとホテルに着きます。