上手いと評判の高橋クリニックさんで大腸がん検査を受けてきました。料金や流れについても詳しくご紹介しているので、まだ受けた事がないという方はぜひ参考にしてみてください。
久々に大腸がん検査を受けに行ってみた
今年はコロナ禍という事も有り、検査系は翌年に回したかったのですが・・・訳あって大腸検査を受けなくてはいけない事に。
筆者は昔から酷い便秘で悩んでいる為、20代に入った頃から大腸検査を受けるよう心がけています。
私が昔からお世話になっているのは、大腸検査が上手いと有名な「高橋クリニック」さんです。
高橋先生から「3年に1度、検査を受ければいい」と言われていたものの・・・気が付けば前回の検査から7年もあいてしまっていました。
そこで、久々に予約を入れてみる事に。
大腸検査の流れ(高橋クリニックの場合)
まだ1度も大腸検査を受けに行った事がないという方の為に一通りの流れをご説明します。(こちらで紹介する流れは高橋クリニックさんの場合となります。)
電話で事前に予約を入れる
大腸検査は、直接病院に行ってすぐに受けられるようなものではありません。
数日前から食べてはいけない食品など、準備があるので必ず予約の電話を入れるようにしましょう。
その際に、前日から食べてはいけない食品などの説明を受けます。電話をかける際は、必ず手元にメモをとる準備をしていてくださいね。
前日から準備する事
前日から食べてはいけないと指示された食品は以下の通りです。
- タネの多い食べ物
- 例:キウイ・トマト・イチゴ・ヘチマ・ゴマなど
- 海藻類
- 例:ひじき・ワカメ・こんぶ・アーサ・モズクなど
- その他
- ゴボウ・こんにゃく・豆類・納豆・雑穀米・玄米など
前日の夜ご飯は、20時までに済ませ、食べるものは消化のいい物(うどんや、おかゆなど)を食べて過ごすよう案内を受けました。(水はOKです)
ちなみに、検査当日は朝食抜きです。水は8時までなら飲んでも構いません。
持っていく物と大腸検査にかかる金額
当日、持ってくるように案内があったのは、
- 保険証
- タオル
- 下着
です。
金額は25,000円から30,000円ほど準備しておくよう案内があります。
経験としては、念のため30,000円持っていくのが無難です。
- 大腸検査のみ 約6,000円
- 大腸検査+組織検査+ポリープ切除 約25,000円~30,000円
当日朝早くに病院へ
高橋クリニックさんの場合は、集合時間がとても早く8:15~8:40までの間に病院へ行かなくてはいけません。
道が通勤ラッシュで渋滞する時間なので注意が必要です。
病院についたら、コロナ対策として手の消毒と検温があります。
吐き止めを服用
到着して、診察を待つ間、処方された吐き止めを服用します。
これから数時間かけて、液体の下剤を何リットルも飲むため、吐いてしまわない(体調が悪くならない)為の対策です。
診察を受ける
その後、下剤の服用・検査を行っても問題ないか、高橋先生による診察が行われます。それと合わせて検査に関する説明も行われます。
通常であれば、診察後はすぐに検査準備(下剤の服用)が始まるのですが、今年はコロナ禍という事も有り、家がそれほど遠くない人は下剤の服用を病院で行うか、自宅に戻って下剤を服用するかの二択から選ぶことが出来ました。(※初回の方は、病院しか選べない可能性があります)
なので、筆者は自宅に帰宅して服用する事を選択しました。
自宅で下剤の服用を行う
自宅に帰ってすぐに下剤の服用をスタートしました。
コップの180mlのところまで下剤を注ぎ、10分で飲み干すくらいのペースで進めていきます。
だいたい2時間ほどで2リットル全て飲み干す感じになります。
服用中、トイレに行って大きい方が出たら、時間や色の記入をしていきます。(色に関する詳しい内容は病院でチラシをいただけます)
お昼時間ごろ、病院から体調やトイレに行った回数の確認電話が入ります。その際に、来院時間も一緒に告げられます。
下剤は、しょっぱい感じの味です。味が苦手な方や味を変えたい方の為に、病院側が飴玉を沢山用意してくれます。
自宅で服用する筆者にも、沢山の飴を持たせてくれました!
病院で確認してもらう
病院に戻ったら、一度トイレに行き、便の色を看護師さんに確認してもらいます。(流す前にナースコールで看護師を呼んで確認してもらう)
透明の水しか出なければ検査に進むことが出来ますが、まだ濁りがある場合は、腸内にまだカスが残っている事になるので下剤を追加されることになります。
筆者は、日ごろの便秘が祟り・・・毎回下剤の追加が発生します。今回も例に漏れず、追加で服用する事に・・・。
こればかりは、かなり個人差が出ます。
5回トイレに行くだけで検査に進むことが出来る人もいれば、10回超えてもまだ合格ラインに達しない人もいるんです。
日ごろのトイレ事情によって、腸内が綺麗になるまでの時間が違う・・・という訳なんです。
2回目の下剤の方が美味しいんですよね・・・。味がポカリスエットに似ているので、1回目より美味しくいただけます。
いよいよ検査へ
ようやく合格をもらい、検査に進むころには・・・検査を終え会計している方も多くいらっしゃいました。
ちなみに、帰宅時間は早い人で15時、筆者のように居残り組は18時頃になります。
検査着に着替え、検査室に入ってからは10~15分程度で終了します。
一緒にモニターを見ながら進めていきます。途中、ポリープを見つけたら切除してもらえるのですが、痛みなどは全くありません。
高橋先生は大腸カメラの技術が凄い!
高橋先生が上手いと称される理由の一つとしては、「空気を入れない」事と「大腸を直線化してカメラを通す」事にあります。
通常、大腸カメラを入れる際は、空気も一緒に注入しながらカメラを進めるそうなのですが、高橋クリニックさんでは空気を入れることが殆どありません。
また、看護師さん達が痛くない程度の力でお腹を押したり引いたり事で、カメラが進みやすいよう腸を直線化している事も痛みが少ない秘訣なのだそうです。(患者側も頻繁に体勢をかえるよう指示を受けます)
筆者は、過去数回高橋クリニックさんにお世話になっていますが、今まで1度も痛みを感じたことはありません。
今年も、ポリープを4つ切除して、検査は無事終了しました。(筆者はポリープが出来やすい体質のようで、20代のころから1回の検査につき平均4つは切除しています。。)
検査中、看護師さん達がこまめに声をかけてくれたり、高橋先生が気にかけてくれるので、とてもリラックスした状態で検査を受けることが出来るんです。
検査終了後、会計を待ちながらお菓子を食べる
検査終了後は、お菓子とお茶を準備していただけます。この日初めての食事という事も有り、お菓子がとても美味しく感じます。
会計時に、今回の検査結果などの告知の為、次回の予約を取って帰宅します。
痛みがなく、お腹のハリも少ないので、検査が終わったら自分で車を運転して帰る事も出来ます。
心配な方は、誰かに送迎をお願いしておいてもいいかもしれません。
検査結果で衝撃の結果が・・・
約1か月後、検査結果を聞くために高橋クリニックさんを来院しました。
肝心の検査結果ですが、切除したポリープは良性だったのですが・・・高橋クリニックさんでは切除出来ないくらい大きなポリープ(1cm以上)が見つかっていたんです。
このまま放置しておくと、数年でガン化の恐れがあるという事で、すぐに大きな病院への案内状が出されました。
その日のうちに、大きな病院へ予約を取り、改めて大腸検査をする事に。。
高橋先生が言っていた言葉が忘れられない
大きなポリープが見つかり、若干落ち込み気味だった私に対し、先生がかけてくれた言葉があります。
大腸検査を受けようか悩んでいる方は、ぜひ読んでみてください。
高橋先生からかけてもらった言葉
大腸以外の他の部位は、最初から初期のガンとしてスタートする。だけど、大腸だけはポリープになった後に初期のガンへ移行する。
3年に1度の大腸検査さえしっかり受けて、ポリープさえ取っていれば、大腸がんは防ぐことが出来る。
君(筆者)の場合もそう。サイズは大きいけれど、ガンになる前のポリープの状態で発見し、ガンを未然に防げた事は幸せな事。
防ぐことが出来るガンなのに、日本人は大腸がん検査に対する恥ずかしさが強く、検査を受ける人が少ない。
その影響で、日本のガンの死亡率トップ3に大腸がんがある。女性に関してはガンの死亡率1位が大腸ガンとなっており、子宮がん・乳がんよりも高い。
ポリープの段階で発見できるよう、大腸検査は必ず受けてほしい。
この言葉にとても感銘を受けたので、すぐにかけてもらった言葉をメモに残しました。
初めて高橋クリニック以外の病院で大腸検査を受けた
後日、案内状を書いてもらった大きな病院で大腸検査を受けました。
高橋クリニックさんでは、何度か大腸検査を受けているので、緊張する事もなく検査に挑みました。
ですが、検査開始直後すぐに異変が・・・。カメラだけでなく大量の空気を注入され、お腹がパンパンに!
高橋クリニックさんでは、空気を注入されることがなかったので「これが普通なのかな・・・?」と、必死に耐えてしまいました。
その後も空気は注入され続け、お腹がハリすぎて痛みが出てきた頃に、看護師さんから「お腹がはっているなら、空気をだしてもいいからね」と言われ、検査終了間際に空気は出していいものだと知りました。。
結局、空気を出す前に検査が終わってしまい、急いでトイレへ駆け込みました。
空気を入れるだけでなく、空気を吸いだしてくれる技師さんもいるようですが、筆者を診てくれた技師さんは空気を入れるばかりで、空気を抜いてはくれませんでした。。
検査後、トイレで倒れてしまった
検査後、注入され続けた空気を出そうとトイレに駆け込んだ際に、突然吐き気をもようしました。
直後、血の気が引き、目の前が真っ白になり、意識が朦朧とし始めたので、急いでナースコールを押しました。
その後は、車いすへ乗せられ、あっという間にベッドへ・・・。
看護師さん曰く、迷走神経反射(めいそうしんけいはんしゃ)が原因だと話していました。
内臓に大量の空気が入る事で、迷走神経を刺激してしまい、急激な血圧低下や徐脈(脈が遅くなる)などを引き起こしたようです。
私だけでなく、結構同じような症状で倒れる方が多いようです。ひどい方は失神する方もいるそうです。。
帰りは運転も出来ず・・・
その後、1時間近く様子を見てもらいました。
完璧に体調が良くなることは無かったのですが、ふらつきや眩暈、吐き気などは無くなっていたので帰る事に。
高橋クリニックさんで検査を受けた日は、普通に自分で運転して帰る事が出来るのですが、さすがにこの日は自分で運転する事もままならず、夫であるミッチェル氏に迎えに来てもらいました。
検査を受ける病院が違っただけで、これほど大腸検査で苦痛を味わう事になるとは・・・思いませんでした。
後日、切除した大きなポリープの検査結果を聞くため、再度来院しました。
検査結果は、サイズとしては大きかったものの良性だったという事でした。一安心です。
【まとめ】大腸検査は病院選びが重要!
過去数回、高橋クリニックさんで大腸検査を受けていましたが、今までは比較する対象がなくて、本当に上手なのか分からない状態でした。
ですが、今回初めて別の病院へ行き、比較対象ができたことで・・・改めて「上手い」と感じることが出来たので、個人的にとてもいい経験になったと思います。
「大腸がん検査が初めてだ」「不安だ」「ほかの病院でいつも苦痛を感じている」という方こそ、高橋クリニックさんをお勧めしたいです。
一度、高橋クリニックさんで大腸がん検査を受けてしまえば、「なーんだ!こんなもんか!」と大腸がん検査へのハードルがかなり下がると思いますよ。
高橋先生がおっしゃっていたように、大腸がんは検査さえ定期的に受け、ポリープさえ取っていれば、未然に防ぐことが出来る癌の一つです。
特に女性に関しては、恥ずかしさもあるでしょうが、乳がん・子宮がんよりも多くの方が大腸がんで亡くなっているという事実を知っておいてくださいね!
高橋クリニックの詳細
- 住所
- 〒901-0224 沖縄県豊見城市与根8-15
- 予約電話番号
- 098-851-1971
- 診療時間
- 午前:9:00 ~ 12:00/午後:14:00 ~ 18:00
- 休診日
- 日曜・祝祭日・木曜日
- 診療科目
- 大腸内視鏡・胃内視鏡 専門病院
- 公式ホームページ
- http://www.takaclinic.jp/index.html
高速が近い事から、噂を聞いた遠方の方も受診されている方が多いようです!
高橋クリニックさんの場合、一日の予約は人数は8名程度と決まっているようです。