コロナ禍でも楽しめる沖縄文化体験の一つに「琉装」があります。「琉装」を着て写真を撮影をしてもらったり、「琉装」をレンタルし、思い思いの場所で写真撮影を楽しんでSNSにアップする事がちょっとしたブームになっています。せっかく琉装体験をするならみんなに「キレイ!」と言ってもらえるスタイルに!紅型選びのポイントやヘアスタイルなどまとめて紹介します!
琉装ってどんなもの?
引用:アソビュー
琉装は沖縄の方言では「ウチナースガイ」といいます。かつて沖縄は「琉球」と呼ばれる独立国でした。そんな琉球の民族衣装が「琉装」です。
琉装は和装とは見た目の印象が違います。一見すると着物のようにも見えるのですが、着付け方やデザインなどが和服とは違います。
これは琉球がかつて中国との貿易が盛んであったことも関係しています。そのため日本の「和服」と中国の「漢服」の特徴をブレンドしながら独自の形に発展したのが、沖縄の「琉装」なのです。
琉装では帯は前で結ぶ
「日本の和装と見た目の印象が違う」と感じる最初のポイントは、琉装独自の帯の結び方にあります。
違いは大きく分けて2つあります。まず1つ目は「琉装では帯を前で結ぶ」ということ。これは男性・女性問わず共通しています。
和装の場合、帯を前で結ぶのは「花魁」の着付けに限られます。花魁が帯を前で結ぶ理由には様々な説がありますが、花魁は「豪華さ」「華やかさ」を求められることから「よりゴージャスに見せるため」といわれています。
ところが沖縄の琉装にはそうした意味はあまりありません。琉装が漢服(帯は前で結ぶ)の要素を含んでいることが一つの要因といえるのかもしれません。
いずれにしても男性の場合も女性の場合も、琉装では前で帯を結びます。
帯で着物を固定しない
もう1つの違いは、「帯で着物を固定しない」ということ。
和服の場合は着物を帯で固定するため、着慣れていないと帯がきつくて苦しいと感じることも多いはずです。でも琉装の場合は帯で着物を固定しません。
そのため初めての琉装でも窮屈な感じがありません。
さらに帯で着物を固定しないことによって気温の高い沖縄でも涼しく着ることが出来るようになっています。
つまり「窮屈さ・暑苦しさがないのに、華やかで思い出に残る体験が出来る」のが琉装体験の魅力というわけなのです。
写真(インスタ)映えする琉装の選び方
女性の琉装はとにかく華やかです。
着物の上に羽織る紅型のデザインや色の鮮やかさに視線を奪われてしまいますが、実は上から羽織る紅型の色や柄によって印象が変わるのです。
王族の女性気分が味わえる紅型
琉球王国時代には、最も位の高い王族の女性のみが身に着けることを許されていたのが「黄色」でした。
しかも柄が大きなものは位の高さを表します。
ですから、上品な印象の琉装スタイルを目指すなら「黄色で柄の大きな紅型」がおすすめです。
女子友のグループ旅行でおすすめの紅型
女子友のグループ旅行で紅型体験をしたいのであれば、「水色」または「ピンク」で柄の細かなものを選ぶのがおすすめです。
このタイプは柄の種類が多いうえに若々しい印象があるので、どんなヘアスタイルやメイクにも合わせやすいのがおすすめポイントです。
琉装体験におすすめのヘアスタイル
琉装体験は、衣装の着付けはしていただけますが、ヘアアレンジは自分で・・・というお店が殆どです。(中にはヘアアレンジ込みのお店もあります)
なので、琉装体験に行かれる際は、事前にホテルでヘアアレンジを済ませてから行くと時短になるのでお勧めですよ!
大人っぽさを演出するヘアスタイル
上品な印象の紅型には、上品で大人っぽいヘアスタイルが良く似合います。
コテで巻いた紙を横流し(ゆるい編み込み)などにし、大ぶりのハイビスカスのヘアアクセサリーなどをセットすると大人可愛く仕上がります。
ゆるフワヘアで可愛さを演出するヘアスタイル
ゆるめのお団子ヘアを作ります。(高めの位置にすると可愛いです。)
この時に後れ毛を数本とり、大きめのコテでゆるいカールを作ります。
お団子の横にハイビスカスのヘア飾りを添えると可愛く仕上がります。
琉装のレンタルや写真撮影が出来るお店をご紹介!
琉装の着付け・写真撮影・レンタルなどを行っているお店をご紹介します。
写真撮影・レンタル共に3000円ほどなので、せっかく沖縄旅行に来るのであれば非日常的な体験をしてみてはいかがでしょうか?
琉装スタジオ ちゅら美人
引用:アソビュー
琉装スタジオ ちゅら美人さんでは、写真撮影のみのプランだけでなく、琉装を3時間レンタルし、お散歩できるプランなどがあります。
写真撮影のみだと所要時間は30分程度なので、旅行最終日などにも組みやすい体験アクティビティとなっています。
女性用だけでなく、男性用・子ども用も豊富に取り揃えている事から、旅行者に人気のあるお店です。
レンタル琉装veni
引用:アソビュー
レンタル琉装veni(ベニ)さんでは、「写真撮影のみ」と「琉装レンタルのみ(オプションで撮影も可能)」の2つのプランを提供しています。
琉装レンタルに関しては、貸し出しに時間制限などは無く、店舗が閉店する30分前(19時)までにお店に戻り、衣装を返却すればOKというプランなんです。
店舗が国際通りにあるので、国際通りの写真映えしそうなスポットで自分たちで写真撮影を楽しむ事が出来ます。
【まとめ】琉装体験でもっと沖縄旅行を楽しもう!
引用:アソビュー
琉装は「着物の帯が苦手な人」でも「沖縄の暑さが苦手な人」でも手軽に楽しむことが出来る沖縄の伝統衣装です。
身に着けて街を散策すれば、注目されることは間違いなし!また着物や浴衣とは一味違った雰囲気があるので、沖縄旅行の思い出としてもおすすめです。
観光施設での琉装体験もいいですが、国際通りの体験ショップなら琉装のままで国際通り散策が楽しめるのも思い出作りのポイントの一つ!
このサービスは「一味違った国際通り散策をしたい!」「好きな場所で映える写真を撮りたい!」時におすすめですよ。
鮮やかで色彩豊かな琉装。華やかで映える写真になる事間違いなしなので、ぜひ利用してみてくださいね!