本土とは違う文化を持つ沖縄。それだけにいろいろな分野で「初体験」が出来るのも沖縄旅行の魅力です。そこで沖縄で初体験といわれる代表的なものを例に挙げ、どっちを選んだ方がお得か検証してみます。
安く泊まるなら民泊?それともホテル?
沖縄の場合、本土からの距離を考えると最低でも1泊はしないといけません。でも1泊2日の沖縄旅行はあまりにも時間が足りなすぎます。そのため沖縄旅行の場合は平均すると2泊3日または3泊4日になります。
ただし、いろいろな体験をしたいと思うと、どうしても費用の節約は必要です。そうなれば「どうせ寝るだけなら宿泊費を節約しよう!」と思う人もいるはずです。そこで思い浮かぶのが「民泊」です。
都会から離れるほど民泊の方が高くなる
認可の基準がそこまで厳しくない民泊は、経営する側も「手軽に運営できる」という点が魅力です。
利用する側としては「安く泊まることが出来る」という点が魅力なのですが、沖縄では都心(那覇空港から近いことをここでは「都心」と言います)に近い施設ならおすすめです。
もともと分譲マンションや空き家を民泊として貸し出している人が多いので、アクセスに車を必要としない場所に施設があることもよくあります。
ところが都心から離れると「体験型民泊」というのが主流です。つまり「沖縄での田舎暮らしを体験することを目的とした民泊」というわけです。
これだと「泊まる+体験」と付加価値が付くので、宿泊費はホテル並みになることがあります。
また、民泊には食事はついていませんから、自分で地元スーパーで食料を調達して料理をする。もしくはテイクアウトで食事を済まさなければいけないので、ホテルよりも割高になってしまう事も考えられます。
食べるならヤギ汁?それともヤギ刺し?
ヤギを食べるというのも沖縄独特の食文化です。
ただものすごく癖のある食材なので、地元でも好きな人と嫌いな人ではっきりと分かれます。(生まれも育ちも沖縄ですが、チャレンジしたことすらないという方も意外と多くいらっしゃいます。)
一番の特徴はヤギ特有の臭いです。
私は正直言ってヤギの生臭いようななんとも言えない臭いが苦手なので、移住して10年以上になりますが何度チャレンジしても食べることが出来ません。
ただ、食材の臭いが全く気にならないというのであれば、間違いなくヤギ刺しの方がおすすめです。
なぜかって?それはヤギ好きの人達がこぞって「ヤギを食べるなら刺身だよ」というからです。
その根拠を問われると答えに困るのですが、1か月に1度はヤギを食べないと気が済まないという超ヤギ好きの友人に聞いても、「ヤギは生が一番!」と言いますのでこれは間違いないと思います。
「さすがに生は怖い」という方は、ヤギ汁から始めてみるといいと思います。ヤギ汁を美味しいと思えたなら、自然と刺身にも興味が沸くと思いますよ!
山羊料理のおすすめ店舗【山羊料理 豊】
- 住所:〒901-0241 沖縄県豊見城市豊見城598−2
- 営業時間:18:00~0:00
- 定休日:不定休
- 電話:098-850-6936
- テイクアウト:不可
滋養強壮料理「チーイリチャー」にチャレンジする?
沖縄の滋養強壮料理の一つに「チーイリチャー(チーイリチー)」という料理があります。チーイリチャーとは、チーが血液・イリチャーが炒め物という意味です。
「チーイリチャー」は、豚やヤギの内臓(ホルモン)を血液で炒めたスタミナ料理なんです。
血液で炒めるなんて・・・とギョッとされる方も多いかと思いますが、昔からチーイリチャーという料理文化が根付いている沖縄なので、臭みとりや下ごしらえは完ぺきにこなしているお店が殆どです。
上でご紹介したヤギ刺しには臭いがあるため、好き嫌いがハッキリと別れてしまいますが、チーイリチャーに関してはお店選びさえ間違えなければ初めての方も虜になるほど美味しいですよ。
チーイリチャーのおすすめ店舗 【久松食堂】
- 住所:〒904-1201 沖縄県国頭郡金武町金武41
- 営業時間:10:30~15:00
- 定休日:土日
- 電話:098-968-2987
- テイクアウト:可
人気店の味を体験するならステーキハウス?それともタコライス?
沖縄に来たらぜひとも食べたいのが、ボリューム満点のステーキとタコライスですよね?正直言ってこれはどちらも甲乙つけがたいです。
昔から多くのステーキ屋がある沖縄では、島全体がステーキ屋の激戦区といっても良いほどです。
そんな沖縄で最低10年営業している店であれば、味はもちろんですがパフォーマンスも間違いないでしょう。それほど沖縄には多くのステーキ屋があり、10年続けているということは「儲からなきゃ10年も続けられない」ともいえます。
ですからオープンから10年以上経っている店であれば、ネットに掲載されていない店でも間違いなく美味いステーキが食べられるといえます。
- 住所:〒900-0036 沖縄県那覇市西1丁目7−3
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:第2・第4水曜日
- 電話:098-868-2408
- URL:https://www.steak.co.jp/
ではタコライスの方はどうでしょうか?
近年では、県外でもタコライスを提供しているお店が多くありますが、せっかく沖縄に来るのであればタコライス発祥地である老舗タコライス店「キングタコス(通称キンタコ)」をおすすめします。中でも本店のである金武町店のキンタコは別格です。
わざわざ那覇に住んでいる友人がタコライスを食べるためだけに車で50分かけてキンタコ本店に行くくらいですから、その味は折り紙付きです!
ただ、タコライスは沖縄の名物料理の一つなので、沖縄の大衆食堂でもショッピングセンターのフードコートでも、もっと言えば観光客相手のレストランでもタコライスはメニューにあります。
ですが、せっかく沖縄に遊びに来るのであれば、有名店の味を一度堪能してみてはいかがでしょうか?
- 住所:〒904-1201 沖縄県国頭郡金武町金武4244−4
- 営業時間:10:30~21:00
- 定休日:不定休
- 電話:090-1947-1684
- テイクアウト:可
【まとめ】本当のことは自分自身で体験してみなきゃわからない!
沖縄で初体験あるあるは結構耳にします。でもいい面もあれば悪い面もあります。ただ、その判断をするのはやはり「あなたの実体験」。
ネットなどの口コミを見るのも一つの判断の仕方ですが、せっかく沖縄旅行に来たのですからどちらに転んだとしても沖縄らしい体験になるはずです。
それならばあなたの感じるままに判断し、初体験に挑むのが潔いということ!
私自身沖縄移住してからいろいろな初体験をして今に至りますが、振り返ってみるとどれも楽しい体験ばかりです。だから思い切ってチャレンジするのが沖縄を楽しむコツですよ!
ホテルと同じくらいの価格になったとしても【沖縄に住んでいるような経験】を手に入れるか、もしくは【朝食付きの快適なホテル滞在】を選択するのかはあなた次第というわけです。