全国各地にご当地検定があり話題となっていますが、沖縄にも面白いご当地検定があります。ご当地検定のほとんどは気軽に受験ができますし、難易度もそれほど高くはありません。
中には県内の観光業や飲食業に役立つ珍しい検定もあり、それらの中には事前にしっかりとした対策が必要なものもあります。
沖縄の面白い検定をご紹介
「地元が大好き」「沖縄の文化が大好き」という人におすすめなのが、沖縄のご当地検定です。
難易度は検定によって違いますが、気軽に始められるところや沖縄文化の知識を身につけられる点がおすすめです。
➀沖縄歴史検定
沖縄歴史教育研究会が主催するご当地検定です。
沖縄大学や名桜大学なども共催している検定で、琉球時代から近代沖縄の歴史のほか、地理問題なども出題されます。
全50問の筆記試験ですが年齢制限はないので、「沖縄の歴史を学びたい」「歴史が大好き」という人におすすめです。
県内書店で沖縄歴史検定の過去問題集や参考書があるので、受験対策に活用すると良いでしょう。
- 検定日:年に一回
- 検定料:税込 1,600円
- 受験資格:どなたでも
- 定員:80名
- 主催:沖縄歴史教育研究会
- 共催:株式会社 東洋企画印刷
- 申し込み:事前申し込みが必要
- URL:募集ページ
➁エイサー検定
沖縄市観光物産振興協会が主催する検定で、3級、2級、1級、特級があります。3級~1級はWEB検定も行っているので、自宅に居ながら気軽に受験ができます。
ただし、飛び級制度がないので、3級から順にレベルアップしていくのがエイサー検定の特徴です。
特級はかなりレベルの高い問題が出題されます。特級のみWEBではなく、受験会場での筆記試験です。
受験会場は、エイサーの聖地とされる沖縄市のエイサー会館となります。いずれの級も検定料が無料ですが、合格すると認定証が発行されます。(WEB受験の場合はメールで発行。)
なお特級に合格すると、沖縄市内の指定ホテルの宿泊料が10%オフになるなどの特典付きです。
- 検定日:3級から1級は今すぐ受験可能
- 検定料:無料
- 受験資格:どなたでも
- 申し込み:3級から1級はネットで今すぐ受験可能
- 主催:沖縄市観光物産振興協会
- URL:https://eisa-kentei.com/
沖縄で役立ちそうな検定・資格をご紹介
沖縄での暮らしや仕事に役立ちそうな資格もおすすめです。
検定の内容によってはかなりハードルの高いものもありますが、中には検定に参加することが社会貢献活動につながるユニークな検定もあります。
①インターネット旅行情報士検定
新型コロナの影響で大きな打撃を受けている沖縄の観光業ですが、そんな沖縄の観光業で働く人におすすめしたいのが「インターネット旅行情報士検定」です。
インターネット情報士とは「インターネットを使って旅行の情報を収集・調査する専門家」のことで、検定では旅行業に関係する知識だけでなくインターネット(IT)に関連する知識も図ります。
インターネット旅行情報士検定には1級・2級があり、2級は観光業に携わっていれば難易度はそれほど高くないです。
ただし1級では情報セキュリティやネットワーク管理など、専門的なIT関連の問題も出題されます。
これらの知識は沖縄観光の現場でも生かせるので、おうち時間が増えた今こそチャレンジしてみたい検定です。
- 検定日:年1回開催(1週間期間が設けられており、任意の時間に1回受験)
- 検定料:
- 2級:一般受験者 3,200円/団体申込 2,700円
- 1級:一般受験者 5,300円/団体申込 4,300円
- 受験資格:インターネットに接続できるパソコンがある方であればどなたでも受験可能
- 申し込み:事前申し込みが必要
- 主催:JTB総合研究所
- URL:https://www.tourism.jp/it-tourism-expert-exam/
②泡盛マイスター検定
沖縄の地酒・泡盛に関する幅広い知識を学びたい人におすすめの沖縄県知事認証資格です。
合格すれば泡盛専門アドバイザーとして活躍することができるので、沖縄の飲食業に活かすことができます。
泡盛に関する総合的な知識だけでなく、衛生面や泡盛以外の酒類に関する知識も必要になるので、泡盛を含む酒類全般の知識を幅広く身に着けることが重要です。
もちろん各銘柄の特徴や味に関する知識も問われるので、検定では筆記試験と実技試験があります。
合格者は「泡盛マイスター」の称号が取得できますが、その際には泡盛マイスター協会に入会しなければいけません。なお、受験対策におすすめの問題集や教本は、泡盛マイスター協会公式WEBサイトで販売しています。
- 検定日:年1回開催
- 検定料:
- 筆記試験:8,800円
- 実技試験:8,800円
- 受験資格:テイスティングテストが行われるため20歳以上が対象
- 申し込み:事前申し込みが必要
- 主催:一般社団法人 泡盛マイスター協会
- URL:https://ama.ryukyu/
③世界遺産検定
沖縄にもさまざまな世界遺産があります。
そんな世界遺産に関する知識を深めたい人や教養として学んでみたい人におすすめなのが「世界遺産検定」です。
文部科学省の後援事業となっており、2006年に開始してから現在に至るまで20万人以上が検定にチャレンジし、15万人以上が合格しています。
小学生の受験者も多い人気の検定ですが、仕事のレベルアップのために受験する人も多いです。
特に観光・旅行業に携わる人の受験が多く、「得られた知識が仕事に役立っている」という合格者のコメントも多く見られます。
なお、世界遺産検定では検定料の一部がユネスコに寄付されるのも特徴の1つです。寄付は世界遺産保全活動に役立てられます。
- 検定日:年1回開催(期間が設けられており、任意の時間に1回受験)
- 検定料:
- 1級:10,900円
- 1級リスタ:5,100円
- 2級:6,900円
- 3級:5,900円
- 4級:4,500円
- 受験資格:特になし
- 申し込み:事前申し込みが必要
- 主催:NPO法人 世界遺産アカデミー
- URL:https://www.sekaken.jp/cbt/
【まとめ】おうち時間を上手く活用しよう!
コロナ禍でお家にいる時間が増え、時間を持て余しているという方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
沖縄県民の多くが観光業に携わっているので、一つでも沖縄に関する検定を取得しておく事でメリットがある方も多いと思います。
ぜひ、ご自分にとってプラスになりそうな検定があれば、おうち時間を活用して取得してみてくださいね!
世界遺産検定の受験方法は2種類あり、県外の試験会場へ出向く方法と、【世界遺産検定CBT】といって47都道府県で指定された会場のパソコンで受験する方法があります。
沖縄の場合は、移動代(飛行機代)がかかってしまうので【世界遺産検定CBT】を利用する方がいいでしょう。
ただし、マイスター級はCBTでは受験する事ができません。ご注意ください。