「沖縄旅行のお土産として黒糖を頂いたけれど…どうやって消費したらいいのか分からない」なんて方はいませんか?そんな方の為にお勧めの活用法をご紹介いたします。
沖縄土産に黒糖を選んで購入する人が多い
筆者が地元のスーパーで食料品の買い物をしていると、沖縄旅行のお土産として黒糖を選んでいる旅行者を多く見かけます。
さとうきびは沖縄を支える産業の一つなので、お土産コーナーには様々な工場の黒糖が溢れています。
旅行者の方々は何の迷いもなくお土産として黒糖を購入されていますが・・・筆者としては「貰った方はどうしているのだろうか…」と正直気になってしまいます。
というのも…筆者が子供の頃、黒糖は沖縄のおじいちゃん・おばあちゃん達の代表的なおやつの一つで茶菓子として常備されているご家庭が多くありましたが、今はお菓子が豊富にある時代なので敢えて黒糖を選ぶような時代ではありません。(世代によるかもしれませんが…)
沖縄県民でさえも、塊の黒糖を貰った際に【喜ぶ人】と【困ってしまう人】に大きく分かれます。
なので、「県外の方なら尚更 意見が分かれるのでは??」と常日頃から感じていました。
黒糖にはビタミンやミネラルが含まれている
黒糖は、サトウキビのしぼり汁を煮詰めて冷やし固めた未精製のお砂糖です。
その為、黒糖にはミネラル(ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄など)や、ビタミン(ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6など)が含まれています。
その他にも、黒糖の色素成分は【コクトオリゴ】と呼ばれ、美肌効果があると言われています。
さらに、黒糖に含まれている天然オリゴ糖【ラフィノース】は腸内環境を整える効果があり、ビフィズス菌を増やしてくれます。
カリウムが含まれているので浮腫みにくくしてくれたり、腸内環境を整え肌荒れを防いでくれたりと・・・女性にとっては嬉しい栄養素が多く含まれているんですよ!
グラニュー糖や三温糖は生成されたお砂糖
多くのご家庭で利用されているグラニュー糖は、原料は黒糖と同じサトウキビから出来ているのですが…ろ過を繰り返して精製を行っている為、ミネラルやビタミンなどは取り除かれた状態となっています。
茶色い色のついた三温糖を黒糖の仲間だと勘違いされている方も多いですが、三温糖はグラニュー糖と同じく精製糖です。
グラニュー糖よりも多く(3回以上)加熱しており、カラメルのような色が付くため茶色い色がついていますが、しっかり精製されているので三温糖にはビタミン・ミネラルは含まれていません。
三回以上温める砂糖なので【三温糖】と呼ばれています。
一番は粉砂糖にしてしまうのがお勧め!
一番簡単に活用する方法として、粒の黒糖を粉砂糖に変えてしまうという手があります。
粒の状態よりも使い道が一気に広がるので、個人的にはかなりお勧めです!
方法はとても簡単で、黒糖1粒を600w 10~20秒ほどレンジで温めた後に、ティースプーンで押しつぶすと簡単に粉状の黒糖に変える事ができます。
温めすぎると黒蜜のようになってしまうので、温めている間は絶対に目を離さないようにしてください。
電動ミルなどをお持ちの方は、一気に粉末にしてしちゃってください!
商品にもよるが、1粒で小さじ1杯分程度!
黒糖を作っている沖縄の企業は多くあるので一概に同じだとは言えませんが・・・筆者がよく使っている黒糖メーカーさんは黒糖1粒がだいたい5g(小さじ1杯分)となっています。
手元にある黒糖が1粒当たり何グラムなのか知っておくだけでも黒糖の使い道が決めやすくなるので、手元にある黒糖を計量してみる事をお勧めします。
お土産で貰った黒糖の使い道をご紹介!
筆者一押しの黒糖活用法をご紹介していきたいと思います。
コーヒーの砂糖として使う
筆者は黒糖を主にコーヒーに入れる砂糖として活用しています。
上の項目でお話ししたように黒糖を粉末状にしてコーヒーに溶かして飲んでいます。
黒糖とコーヒーの相性は抜群です。黒糖入りのコーヒーをカフェラテ(ソイラテ)にしても美味しいので、とてもお勧めです!
その他の飲み物にもお勧め!
コーヒー以外にも・・・
- ホットミルクに黒糖を溶かした【黒糖ミルク】(豆乳でも◎)
- 黒糖バナナスムージー(バナナシェイク)
- 黒糖ミルクティー
- 黒糖入りきな粉ミルク
- ピュアココアに黒糖を混ぜて作る【黒糖ココア】
などといったものと相性が良く、筆者はよく作っています。
黒糖の風味やコクが生かせる飲み物であれば、基本何にでも使えるので是非ご自分がよく飲まれている飲み物の甘味料として活用してみてください。
お菓子作りの材料として使う
粉末状にした黒糖をよくお菓子作りでも活用しています。
注意点としては、黒糖でお菓子を作ると黒糖の色が影響して茶色っぽく仕上がってしまうので、色を綺麗に見せたいお菓子には使わないようにしましょう!
個人的にお勧めなのは・・・
- バナナケーキ
- パンケーキ
- ドーナツ
- クッキー
- フレンチトースト
- ワッフル
- スコーン
- クレープ生地
- プリン
- ぜんざい・おしるこ
- 大学いも(中華ポテト)
などといったスイーツです。
プリンに関しては、プリンのベースだけでなく…カラメルソースも黒糖で作る事が出来るので、味に統一感の出る美味しいプリンが出来上がります。
また、バナナと黒糖はかなり相性がいいのでバナナケーキに黒糖を使うのもオススメです。
角煮などの料理に使う
沖縄の郷土料理ラフテー(豚の角煮)は黒糖を使って甘さを出すのがお勧めです。グラニュー糖から黒糖に変えるだけで味に深みやコクが出ます。(使用する料理酒を泡盛に変えると、より沖縄の味に近づきます。)
チャーシューを作る際も黒糖で作るとコクが出ます。
ご自分がお持ちのレシピで、黒糖の風味が邪魔にならないような料理(酢豚や照り焼き・すき焼きなど)を探してみるといいでしょう。
筆者の友人は、かぼちゃの煮つけや肉じゃがなどの甘み付けに黒糖を使っているという方もいますよ!
黒蜜に作り変えてしまう
黒蜜は黒糖と水さえあれば簡単に作る事が出来るので、使い道に困った場合は貰った黒糖を全て黒蜜に作り変えてしまうのも一つの手です。
黒蜜はわらび餅やお団子などの和菓子に合いますし、バニラアイスや抹茶アイスなどにかけて食べても美味しいので活用法は山ほどあるのでお勧めです。
【まとめ】未精製で栄養豊富な黒糖を使ってお気に入りの料理を作ってみよう!
いかがでしたか?
未精製なので栄養がたっぷりと含まれている沖縄県産黒糖は、様々な料理に生かす事が出来ます。
グラニュー糖を黒糖に変えるだけで甘みだけでなくコクや味に深みを出したり、黒糖の風味を楽しむ事が出来ます。
もちろん、料理に使うのではなく、お茶やコーヒーと共におやつとして頂くのも有りです!
沖縄土産で黒糖を頂いた際は、ぜひ上手く活用してみてくださいね!
黒糖はグラニュー糖に比べるとお高いのでお土産として頂いた際は有難くいただきましょう!
筆者は日ごろから黒糖を多く消費しているので、今回は貰った黒糖の使い道についてご紹介していきたいと思います!