沖縄は晴天でも洗濯物が乾かない!?理由と対策をご紹介!

「一年の半分以上が夏」という沖縄は、青く晴れた空がよく似合う場所です。ところが晴れていても洗濯物が乾かないことが多いということは、沖縄移住者にはあまりしられていないのではないでしょうか?そんな沖縄の不思議な洗濯物事情を詳しくご紹介します。

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「快晴」のイメージが強い沖縄だが実際は違う!?

北谷町美浜アメリカンビレッジ

「青い空に青い海」は沖縄を表現する代表的なワードですが、実はイメージしているよりもずっと沖縄の快晴日数は少ないです。

「青い空に青い海」でイメージする沖縄の空は、定義づけだと「快晴」にあたります。

いわゆる「日本晴れ」といわれるような空が「青い空に青い海」に出てくる沖縄の晴れ空なのですが、雲1つない真っ青な晴れ空のことを快晴と表現するので、実際の沖縄ではそのような晴れ日は年間でも数日しかありません。

直近のデータによると沖縄県における1年間の快晴日数はわずか3日なので、想像している以上に少ないことがデータから分かります。

沖縄は「快晴」は少ないが「晴天」は多い

美らSUNビーチ

南国リゾートらしい快晴は年間でもわずか数日しか見られない沖縄ですが、晴天日数であれば比較的多いです。

晴天はいわゆる「晴れ」の状態なので、雲の有無や量はそれほど関係がなく、晴れていれば「晴天」と表現することができます。

その点でいえば沖縄は晴天が多いともいえますが、1日中晴天が続くこともそれほど多くありません。

夏はその他のシーズンと比べると晴天が多い傾向にある沖縄県ですが、スコールも頻繁に起こるため1日を通して晴天という日も、快晴同様それほど多くはないのです。

晴天でも洗濯物が乾かないのはスコールのせいだけではない

洗濯

「出勤前に晴れていたから洗濯物を外に出したのに帰宅しても乾いていない」という時に考えられる理由にはスコールがあります。

沖縄ではスコールのことを方言で「かたぶい(片降り)」と呼びますが、その呼び方の通り、片側だけ一瞬で大雨に襲われます。ただし、あっという間に晴れ間に戻ります。

とはいえ「しとしと」という表現の雨はほとんど降らないのが沖縄なので、晴天でも途中でスコールがあると、外に干した洗濯物が帰宅後も乾いていないことはよくあることです。

ただし、スコールがなくても洗濯物が乾かないことがあるのが沖縄の洗濯事情で・・・沖縄の主婦(主夫)たちを悩ませています。

高温多湿であるがゆえに乾かない

生乾き

沖縄は亜熱帯地域に属しているため、一年を通して高温多湿です。

特にその傾向が強いのが夏シーズンで、屋外に洗濯物を干しても乾かない原因にも挙げられます。

湿度が高ければ晴れていても洗濯物は乾きにくいですし…乾くまでに時間がかかるため、洗濯物を干す場所や状況にもよりますが、外に干していても生乾きの嫌なにおいがすることもあります。


晴天でも洗濯物が乾きにくい沖縄で便利なアイテム

乾燥

晴天でも湿度が高く洗濯物も乾きにくいのが沖縄の現実なので、移住した当初は不思議な現象に頭を悩ませる移住者も多いです。

そんな移住先での悩みは、沖縄県民がよく利用する便利なアイテムの存在を活用することですっきりと解決できます。

便利アイテム① 扇風機

扇風機で洗濯物を乾かす

一年の大半が夏という沖縄では扇風機はもはや欠かすことのできない存在です。

扇風機は涼をとるためにも欠かせないのですが、洗濯物が乾きにくい沖縄ならではの必須アイテムでもあります。

留守の間1日中エアコンの除湿モードを使用していると電気代が異常に跳ね上がってしまいますが、扇風機であれば1日かけ続けても電気代はわずかです。

高温多湿の沖縄ですから洗濯物を乾かすには「風」が最も有効で、洗濯物用として扇風機を常備している沖縄県民も少なくありません。

かくいう筆者も沖縄移住者ですが、今では晴天でも乾きにくい洗濯物のために扇風機は一年中出しっぱなしです。

便利アイテム② コインランドリー

コインランドリー

「晴天でも長く出しておけばいつかは乾く」というのが移住者にありがちな失敗例です。

天気予報で一日晴れの予報であっても突然雨が降ってくることが多いのが沖縄ですから、外に長く出しておけばそれだけスコールで洗濯物が濡れてしまうリスクが高まります。

「あと少しで乾くのに…」という程度であれば、素早く室内に入れて扇風機やエアコンで乾かすのが良いです。

ただ洗濯物の量が多い場合や乾くまでにまだ時間がかかりそうだという場合は、悩まずさっさとコインランドリーの乾燥機を利用しましょう。

沖縄はコインランドリーが多いですが、ほとんどの場合が乾燥機の利用です。

短時間で乾く程度であればコインランドリーで乾かしてもそれほど負担になりませんし、天気を気にすることなく乾かせるので洗濯物のストレスからも解放されるでしょう。

便利アイテム② 除湿機

除湿器

高温多湿な地域だけに、無いと困るのが【除湿機】です。

除湿機がある事で、洗濯物を乾かす事が出来るだけでなく、室内の湿度を下げることが出来るので木製の家具などにカビが生えるのを防ぐことが出来ます。

年中大活躍のアイテムですが、特に梅雨の時期に関しては1日中フル稼働させるくらい重要なアイテムとなるので、沖縄移住を検討されている方は必ず1台は除湿器を準備しておきましょう。

便利アイテムをうまく活用して洗濯物を乾かしていこう

洗濯

沖縄の天気を予想するのは、沖縄県民でも難しいです。そのため「天気予報をみて洗濯物を干す」という移住前の常識は、一度頭の隅に置いた方が良いでしょう。

なによりも生乾きの状態の洗濯物は衛生的にも良くないですから、地元で定番の便利アイテムをうまく活用して洗濯物によるストレスと上手に付き合っていくのが1番です。