ハワイでレンタカーを借りて運転するとなると、知っておきたいルールや標識がたくさんあります。日本ではなく外国で運転するのですから、ハワイの方々に迷惑をかけないように運転する必要があります。ミッチェル&ジェシカは沖縄に住んでおり、外国人観光客の運転マナーに冷や冷やさせられることが本当に多いので、招く側(ハワイの方々)の気持ちはとても分かります。異国で運転するのですから全く迷惑をかけない・・・という事は難しいですが、迷惑をかけない努力や事故に巻き込んでしまわないよう注意することはできます。ルールや標識を学んで安全で迷惑をかけない運転を心がけましょう!
ハワイで運転するなら最低限必要なルールや標識マナーを知っておこう!
ミッチェルはグアムとハワイで運転をした事があります。まず言いたいのは・・・
「初心者運転の方、運転に自信の無い方はハワイでは運転しないほうがいい!」という事。
というのも、ハワイのメイン通りは交通量が多い上、さらに一方通行もよくあります。運転に慣れていない日本人の方は、てんぱって行ってはいけない方向へ曲がってしまう方が多いようです。メイン通りから離れると今度は車線の多い道だったり道幅が狭かったりと・・・運転に自身の無い方にはあまりオススメ出来ません。グアムはハワイより運転しやすいです。ハワイほど交通量も無く、一方通行もさほどおおくありません。
カーナビがあるから大丈夫だと考えているあなた!カーナビを100%信用してはいけません。地図は正確でも音声が違うとこへ曲がるように指示したりします。ですので、運転しながら正確な判断が出来る技量がないと危険です。助手席の方のサポートもあると安心です。
知っておきたい!ハワイでの運転ルール
ハワイで運転するにあたって、知っておきたいルールがいくつかあります。当たり前に知っているだろうことから、知らないかもしれないことまでまとめてみましたのでハワイで運転する予定がある方は目を通しておいてくださいね!
ハワイは左ハンドルで右側通行
日本は右ハンドルで左側通行なのに対してハワイは逆で、左ハンドルで右側通行になります。左折時やスーパーが出る際は左車線に入らないよう注意が必要です。又、ウインカーとワイパーの位置も日本の車とは逆で、ウインカーが左側についていてワイパーが右側についています。
スピードの表示はkmではなくマイルで表示
日本でのスピード表示はkmですが、ハワイではマイルで表示されます。1マイルは約1.6kmで、制限速度は市街地で時速15マイル~25マイル(約24km~40km)、 郊外で時速35マイル(約56km)です。
運転中の携帯電話利用は禁止
日本では運転中に携帯電話を使用する事は禁止されているのはご存知だと思いますが、ハワイでも運転中の携帯電話の使用が禁止です。ルールは日本と同じようにハンズフリーでの利用や緊急時に警察や消防などに連絡、安全な場所に駐車しての利用は法律で認められています。違反者の罰金は初回の違反で$67、再犯の場合は最高で$500と高額です。
シートベルトの着用とチャイルドシートの利用
運転中にシートベルトをするのは日本も同じなので問題ないかと思いますが、チャイルドシートのルールが日本よりも細かいのでしっかりと把握しておきましょう。日本でのチャイルドシートの利用は0歳~6歳未満までとなっていますが、ハワイでは以下のような法律があります。
- 新生児~1才(または体重20パウンド / 約9キロまで):後部座席にて後方に向けて設置
- 1~4才(または体重20~40パウンド / 約9~18キロまで):後部座席にて前方に向けて設置
- 4~8才(または体重40パウンド / 約18キロ以上):後部座席にて座面のみのブースターシートを使用
- 4~11才で身長4フィート9インチ(約145センチ)以下:ブースターシートを使用
- 8才以上で身長4フィート9インチ(約145センチ)以上:後部座席でシートベルトを使用
※違反した場合、初犯で100ドル以下、再犯(1年以内)で200ドル以下の罰金があります。
荷物を車内に置かない
ハワイで買い物を回っている時などに車内に荷物を置いていくと車上荒らしにあう事があります。日本に比べると治安はいいとは言えませんので、自分の物はしっかりと管理する事が大切です。車を覗き込んだ時に見えるところに荷物を置くのではなく、トランクなど見えない場所に置くようにしましょう。そして貴重品は絶対に持ち歩きましょう!ミッチェルとジェシカも観光中に窓ガラスを割られているレンタカーを見ました。。
スクールバスを追い越してはいけない
ハワイではスクールバスが停車した際、追い越してはいけません。後続車もスクールバスが動くまで後ろで停車して待ちましょう。観光雑誌には記載されていない事が多いのですが、対向車線も停車しなくてはいけません。このルールは片側3車線のような広い道路でも同じようにスクールバスが停車したら後続車、対向車ともに停車しなければいけません。地元の方もこのルールをしっかりと守っていますのでルール違反をしないようにしましょう。又、停止せずに追い越したりすると違反で罰金となります。
信号のない交差点ではその場所に早く着いた車が優先
日本の場合、信号のない交差点では右折優先や直進優先などルールがありますが、ハワイの場合は信号がなければその交差点に先に着いた車が優先となります。
赤信号でも右折をする事が出来る
ハワイでは赤信号でも一時停止をすれば右折ができます。但し、「NO RIGHT TURN ON RED」の標識がある場合は青になるまで停止しなければいけません。右折は可能な時でも横断歩道には歩行者がいますので、気をつけて右折しましょう。赤信号だからと言って右折しないで停止していると後ろの車にクラクションを鳴らされる事があります。又、歩行者側は青でも車が右折してきますので、注意して渡りましょう。
ハワイで使用されている主な道路標識
ハワイには見慣れない標識がたくさんあります。レンタカーを借りるにあたって、最低限の標識は知っておく必要があります。最低でも下の標識は頭に入れておくようにしましょう。
YIELD(イールド)
YIELD(イールド)という標識です。日本にはない標識の一つで、日本でいう一時停止の標識が立てられているような場所に多く設置されています。日本では、信号機のない交差点などに一時停止の標識をおき、車や横断者がいない場合でも一時停止をして確認をしてから進む必要があります。ですが、アメリカでYIELD(イールド)が設置されている場所だと、見通しがよほど悪くない限り、優先道路に車や人がいなければストップせずに徐行侵入してもいいですよという意味の標識なんです。あくまでも優先道路が優先なので、優先道路に車がいる場合はそちらを行かせてから徐行で侵入するようにしましょう。
ONLY(オンリー)
ONLY(オンリー)の標識は、標識の図を見て分かる通り、矢印の方向にしか進めないことを示しています。左折専用・直進専用・右折専用の3種類あるので、この標識を見かけたら矢印の方向をしっかりと確認しましょう。
ONE WAY(ワンウェイ)
ONE WAY(ワンウェイ)は「一方通行」である事を知らせています。間違えて逆走してしまわないよう、十分気を付けましょう。とくにハワイは一方通行の道がとても多いですよ!
STOP(ストップ)
日本と同様、一時停止をして左右前方に注意する必要がある場所に設置されています。赤くて見やすい色で作られているので見落とさないよう注意しましょう。
4つの禁止標識
上の4つの標識は、それぞれ禁止事項を示しています。図で表されているのでとても分かりやすいですよね!左折禁止・右折禁止・Uターン禁止・駐車禁止を表しているので、禁止されていることはしっかりと守るようにしましょう。
NO TURNS(ノーターンズ)
NO TURNS(ノーターンズ)は、右左折禁止を表す標識です。ターンという言葉には、進路を変えるという意味がありますので、進路を変えてはいけない(右折左折をしてはいけない)という意味になります。Uターン禁止と勘違いされる方がいらっしゃいますが、Uターン禁止の場合は上の標識が使用されますので間違えないように注意しましょう。もちろん、進路を変えてはいけないのでUターンもダメですよ!
DO NOT ENTER(ドゥノットエンター)
DO NOT ENTER(ドゥノットエンター)は、進入禁止を表す標識です。こちらは日本の標識とよく似ているので、英語の意味が分からなくても分かりますよね!
REDUCED SPEED AHEAD(リデューススピードアヘッド)
REDUCED SPEED AHEAD(リデューススピードアヘッド)は、前方に減速地点がある事を示しています。この標識を見つけたら、減速地点に備えてスピードを落とし始めましょう。
DO NOT PASS(ドゥノットパス)
DO NOT PASS(ドゥノットパス)は追い越し禁止を表しています。あまり見かけることはないようですが、だからと言って覚えなくていいという事ではないので、頭に入れておくようにしましょうね!
PASS WITH CARE(パスウィズケア)
上で説明したDO NOT PASSは、追い越し禁止を表していましたが、PASS WITH CARE(パスウィズケア)は反対に追い越しOKを意味しています。周りを気にしながら安全に気を付けて追い越しをしましょう。
KEEP RIGHT(キープライト)
KEEP RIGHT(キープライト)は、右側を走行するように!という意味の標識です。この標識を見かけたら右側の車線を走行するようにしましょう。よくRIGHTとLEFTがこんがらがってしまって、右と左どっちだったか分からなくなるという方がいらっしゃいます。そんな方は下の方法で覚えるようにしましょう!
SLOWER TRAFFIC KEEP RIGHT(スロワートラフィックキープライト)
SLOWER TRAFFIC KEEP RIGHT(スロワートラフィックキープライト)は、遅い車は右側車線を利用しましょうという意味の標識です。
LEFT TURN YIELD ON GREEN(レフトターンイールドオングリーン)
LEFT TURN YIELD ON GREEN(レフトターンイールドオングリーン)は、信号が青の時に、対向車線の車に注意して安全であれば左折してもいいですよという意味の標識です。あくまでも優先は対向車線の直進車両なので対向車線の車に注意しながら曲がるようにしましょう。
NO RIGHT TURN ON RED(ノーライトターンオンレッド)
NO RIGHT TURN ON RED(ノーライトターンオンレッド)は、赤信号時右折禁止を表す標識です。日本は、赤信号時は右折・左折・直進関係なく停車するのが当たり前ですよね。ですが、右車線走行が当たり前のアメリカでは、赤信号時も左右前方の安全を確認できれば右折をしてもいいんです。NO RIGHT TURN ON RED(ノーライトターンオンレッド)の標識がある場所は、赤信号時の右折は禁止になりますので注意してくださいね!
SPEED LIMIT(スピードリミット)
SPEED LIMIT(スピードリミット)と表示されている標識は、制限速度を表しています。SPEED LIMIT55という標識が立っていれば、55mph(Km/hで表すと約88Km/h)を超えるとスピード違反になってしまうので気を付けましょう。
MINIMUM SPEED(ミニマムスピード)
SPEED LIMIT(スピードリミット)の標識に少し似ているMINIMUM SPEED(ミニマムスピード)の標識。MINIMUM SPEED(ミニマムスピード)は、記載のあるスピード以上の速度を維持しなければなりません。MINIMUM SPEED30と記載があれば、30mph(Km/hで表すと約48Km/h)を下回らないようにしなければいけないということなので、MINIMUM SPEEDとSPEED LIMITを見間違えないよう気を付けましょう!
気を付けて!日本人がよくやる事がハワイではマナー違反に!
日本では道路をゆずってもらった時にありがとうという気持ちをこめてハザードをつけたりクラクションを鳴らしたりする事がありますが、これはハワイではしてはいけません!ハワイではハザードをつけると「停車します」という風にとらえられてしまいますし、クラクションは危険な時に使いますので、むやみにハザードやクラクションを鳴らしたりしないようにしましょう。
ありがとうという気持ちを伝えたい時は窓を開けて手をふると良いでしょう。その他には、日本では信号待ちでヘッドライトを消す方がいますが、ハワイでは絶対にやってはいけません!!交通違反なのでつかまっちゃいますよ。日本でも信号待ちでヘッドライトを消す事は交通違反なのですがやっている方は多くいるので癖で消してしまわないよう気を付けましょう。。
LEFTとRIGHTの簡単な見分け方は、ハンドルを握ったまま、親指と人差し指でLを作ってみてください。
ちゃんとLの文字が作れる方がLEFT(左)で、作れない方がRIGHT(右)ですよ。LEFTとRIGHTがよく分からなくなるという方は、この方法で覚えてくださいね!