グアムに滞在中、レンタカーで行動しようと考えている方も多いのではないでしょうか?初めてグアムで運転するという方は、標識やルール、マナーなど知っておいたことがいい事が沢山あります。どのような標識やルールがあるのか確認していきましょう!
グアムで運転するなら最低限必要なルールや標識、マナーを知っておこう!
グアムに行くと、レンタカーを借りて移動するという方がとても多いですよね。グアムは、日本の運転免許証を持っている21才以上の方でグアム到着30日以内は車の運転をすることができます。普段から運転し慣れている方はレンタカーを借りて行動するのもいいかもしれません♪
グアムは、ハワイに比べるととても運転しやすい環境です。だからと言って、何もわからないまま運転することはとても危険なので止めましょう!日本とは違うグアムの運転ルールや標識を確認していきましょう!
知っておきたい!グアムでの運転ルール
グアムで運転するにあたって、知っておきたいルールがいくつかあります。当たり前に知っているだろうことから、知らないかもしれないことまでまとめてみましたのでグアムで運転する予定がある方は目を通しておいてくださいね!
グアムは左ハンドルで右側通行
日本は右ハンドルで左側通行なのに対してグアムは逆で、左ハンドルで右側通行になります。左折時やスーパーが出る際は左車線に入らないよう注意が必要です。又、ウインカーとワイパーの位置も日本の車とは逆で、ウインカーが左側についていてワイパーが右側についています。
スピードの表示はkmではなくマイルで表示
日本でのスピード表示はkmですが、グアムではマイルで表示されます。1マイルは約1.6kmで、制限速度は市街地で時速15マイル~25マイル(約24km~40km)、 郊外で時速35マイル(約56km)です。
グアムは道路が濡れると滑りやすく危険!
グアムの道路の一部はサンゴを混ぜた道路があり、雨の日は大変滑りやすくなっているので安全運転で走行しましょう。サンゴ入りアスファルトの見分け方は少し色が白っぽく、小石のようなもの(サンゴ)が混ぜ込まれているのが見えるのが特徴です!
運転中の携帯電話利用は禁止
日本では運転中に携帯電話を使用する事は禁止されているのはご存知だと思いますが、グアムでも2012年3月末から運転中の携帯電話の使用が禁止となりました。ルールは日本と同じようにハンズフリーでの利用や緊急時に警察や消防などに連絡、安全な場所に駐車しての利用は法律で認められています。違反者は$100以上の罰金となりますので注意して下さい。
シートベルトの着用とチャイルドシートの利用
運転中にシートベルトをするのは日本も同じなので問題ないかと思いますが、チャイルドシートのルールが日本よりも細かいのでしっかりと把握しておきましょう。日本でのチャイルドシートの利用は0歳~6歳未満までとなっていますが、グアムでは以下のような法律があります。
- 新生児~1才(または体重20パウンド / 約9キロまで):後部座席にて後方に向けて設置
- 1~4才(または体重20~40パウンド / 約9~18キロまで):後部座席にて前方に向けて設置
- 4~8才(または体重40パウンド / 約18キロ以上):後部座席にて座面のみのブースターシートを使用
- 4~11才で身長4フィート9インチ(約145センチ)以下:ブースターシートを使用
- 8才以上で身長4フィート9インチ(約145センチ)以上:後部座席でシートベルトを使用
違反した場合、初犯で100ドル以下、再犯(1年以内)で200ドル以下の罰金があります。気を付けてくださいね!
スクールバスを追い越してはいけない
グアムではスクールバスが停車した際、追い越してはいけません。後続車もスクールバスが動くまで後ろで停車して待ちましょう。観光雑誌には記載されていない事が多いのですが、対向車線も停車しなくてはいけません。このルールは片側3車線のような広い道路でも同じようにスクールバスが停車したら後続車、対向車ともに停車しなければいけません。地元の方もこのルールをしっかりと守っていますのでルール違反をしないようにしましょう。又、停止せずに追い越したりすると違反で罰金となります。
信号のない交差点ではその場所に早く着いた車が優先
日本の場合、信号のない交差点では右折優先や直進優先などルールがありますが、グアムの場合は信号がなければその交差点に先に着いた車が優先となります。
赤信号でも右折をする事が出来る
グアムでは赤信号でも一時停止をすれば右折ができます。但し、「NO RIGHT TURN ON RED」の標識がある場合は青になるまで停止しなければいけません。右折は可能な時でも横断歩道には歩行者がいますので、気をつけて右折しましょう。赤信号だからと言って右折しないで停止していると後ろの車にクラクションを鳴らされる事があります。又、歩行者側は青でも車が右折してきますので、注意して渡りましょう。
左折時はイエローレーンへ
広い道路の場合は中央に黄色の線で挟まれた車線があります。この車線は左折、又はUターンする車が一旦入り一時停止した後に左折又はUターンをする車線です。走行車線ではないので、この車線を直進して走る事は大変危険なので気をつけましょう。左折する際は左折専用の信号があるか確認し、左折専用の信号がある場合は直進が青であっても左折用信号が青になるまでは左折してはいけません。
絶対に荷物を車内に置いたままにしない
グアムで買い物を回っている時などに車内に荷物を置いたままにしておくと車上荒らしにあう事があります。いくら治安がいい方だと言っても、日本に比べると治安はいいとは言えませんので、自分の物はしっかりと管理する事が大切です。もしも、荷物を車に残しておきたい時は、車を覗き込んだ時に見えるところに荷物を置くのではなく、トランクなど見えない場所に置くようにしましょう。そして貴重品だけは絶対に持ち歩きましょう!
グアムで使用されている主な道路標識
グアムには見慣れない標識がたくさんあります。レンタカーを借りるにあたって、最低限の標識は知っておく必要があります。最低でも下の標識は頭に入れておくようにしましょう。
道路ナンバーを表す標識
グアムの紋章の形に数字が書かれた標識を多く見かけます。これは道路ナンバーを表している標識になります。運転する際に最も重要な 標識の一つになりますので覚えておきましょう!
YIELD(イールド)
YIELD(イールド)は、前方優先道路を示しています。日本にはない標識の一つで、日本でいう一時停止の標識が立てられているような場所に多く設置されています。日本では、信号機のない交差点などに一時停止の標識をおき、車や横断者がいない場合でも一時停止をして確認をしてから進む必要があります。ですが、アメリカでYIELD(イールド)が設置されている場所だと、見通しがよほど悪くない限り、優先道路に車や人がいなければストップせずに徐行侵入してもいいんです。あくまでも優先道路が優先という意味の標識なので、先に到着している車がある場合はそちらを行かせてから徐行で侵入するようにしましょう。
STOP(ストップ)
一時停止しなければならない場所に設置されています。赤で見やすく、だれでもわかる「STOP」という単語で表されているのでとても分かりやすいですよね♪見逃さないよう注意しましょう。
ONLY(オンリー)
ONLY(オンリー)の標識は、標識の図を見て分かる通り、矢印の方向にしか進めないことを示しています。左折専用・直進専用・右折専用の3種類あるので、この標識を見かけたら矢印の方向をしっかりと確認しましょう。
DO NOT ENTER(ドゥノットエンター)
DO NOT ENTERは、進入禁止を表す標識です。日本の侵入禁止標識と似ているのでわかりやすいですよね!間違って侵入してしまわないよう気を付けましょう!
ONE WAY(ワンウェイ)
ONE WAY(ワンウェイ)は「一方通行」である事を知らせています。間違えて逆走してしまわないよう、十分気を付けましょう。
NO RIGHT TURN(ノーライトターン)
どちらも右折禁止を表す標識です。矢印で表示されているものは見てすぐに理解することができますが、英語表記の場合・・・「RIGHTは右?左?どっちだっけ?」と、こんがらがる方もいらっしゃいますので、その点を十分注意しましょう。
NO LEFT TURN(ノーレフトターン)
どちらも左折禁止をを表す標識です。矢印で表示されているものは見てすぐに理解することができますが、英語表記の場合、LEFTとRIGHTが分からなくなってしまう方もいらっしゃいますので、その点を十分注意しましょう。
FASTEN SEAT BELT(ファースンシートベルト)
FASTEN SEAT BELT(ファースンシートベルト)は、シートベルトを着用するよう促すための標識です。グアムでは、2009年1月1日より乗車する全員にシートベルト着用を義務化しました。なので、この標識がなくても、乗車している全員がシートベルトをしている必要がありますので、必ず着用するようにしてくださいね!
DETOUR(ディートゥア)
DETOUR(ディートゥア)は迂回路を表す標識です。DETOURという単語を今まで一度も使ったこともないし、聞いたこともないという方がほとんどなのではないでしょうか。運転する以上、「知らない・知らなかった」では済まされません。見慣れない英単語ほど、念入りに覚えておくようにしましょう!
SOUND YOUR HORN(サウンドユアホーン)
SOUND YOUR HORN(サウンドユアホーン)とは、警笛鳴らすよう指示している標識です。グアム内でたまに見かける事がありますので、この標識を見かけたらクラクションを鳴らすようにしましょう!
ONE LINE ROAD AHEAD(ワンラインロードアヘッド)
ONE LINE ROADA HEAD(ワンラインロードアヘッド)は、この先一車線になることを警告しています。対向車線の車と一車線をゆずりあって使うことになるので注意して通行しましょう!
REDUCED SPEED AHEAD(リデューススピードアヘッド)
REDUCED SPEED AHEAD(リデューススピードアヘッド)は、前方に減速地点がある事を示しています。この標識を見つけたら、減速地点に備えてスピードを落とし始めましょう。
STOP AHEAD(ストップアヘッド)
STOP AHEAD(ストップアヘッド)の標識は、この先止まれ!という事を表しています。ストップ地点にはストップの標識などが出ていると思いますので、この標識を見かけたら減速するようにしましょう
STOP HERE ON RED(ストップヒアオンレッド)
STOP HERE ON RED(ストップヒアオンレッド)とは、赤信号時はここで停止しましょうという意味です。赤信号でも右折できることには変わりありません。あくまで停車位置を示しているだけの標識なので注意しましょう!
NO RIGHT TURN ON RED(ノーライトターンオンレッド)
NO RIGHT TURN ON RED(ノーライトターンオンレッド)は、赤信号時右折禁止を表す標識です。日本は、赤信号時は右折・左折・直進関係なく停車するのが当たり前ですよね。ですが、右車線走行が当たり前のアメリカでは、赤信号時も左右前方の安全を確認できれば右折をしてもいいんです。NO RIGHT TURN ON RED(ノーライトターンオンレッド)の標識がある場所は、赤信号時の右折は禁止になりますので注意してくださいね!
SPEED LIMIT(スピードリミット)
SPEED LIMIT(スピードリミット)と表示されている標識は、制限速度を表しています。SPEED LIMIT55という標識が立っていれば、55mph(Km/hで表すと約88Km/h)を超えるとスピード違反になってしまうので気を付けましょう。
MINIMUM SPEED(ミニマムスピード)
SPEED LIMIT(スピードリミット)の標識に少し似ているMINIMUM SPEED(ミニマムスピード)の標識。MINIMUM SPEED(ミニマムスピード)は、記載のあるスピード以上の速度を維持しなければなりません。MINIMUM SPEED30と記載があれば、30mph(Km/hで表すと約48Km/h)を下回らないようにしなければいけないということなので、MINIMUM SPEEDとSPEED LIMITを見間違えないよう気を付けましょう!
LEFT TURN YIELD ON FLASHING(レフトターンイールドオンフラッシング)
LEFT TURN YIELD ON FLASHING(レフトターンイールドオンフラッシング)は、黄色で点滅に他の車がいなければ左折しても問題ありませんが、他の車がいる場合はその車を優先しましょう!という意味の標識です。他の車がいる場合は、すべての車が通過したことを確認してから左折するようにしましょう。
グアムの交差点付近で見かける標識
グアムの交差点付近では上のような標識を見かけることが多くあります。一見ごちゃごちゃとしていて分かりづらいですが、見方さえ覚えてしまえば簡単なので、見方を覚えておきましょう!
日本ではよくあるマナーがグアムでは逆にマナー違反!
日本では道路をゆずってもらった時に「ありがとう」という気持ちをこめてハザード(サンキューハザード)をつけたりクラクションを鳴らしたりする事があります。ですが、これは海外ではマナー違反になってしまうのでグアムでは絶対にやってはいけません!
まずは、本来ハザードを使用する意味を考えてみましょう。ハザードは感謝の気持ちを表すためのボタンではなく、故障や緊急停止を周りの車両へ知らせるためのボタンですよね。ですから、グアムではハザードをつけると「停車する」という意味でとらえられてしまい、相手を困惑させてしまいます。クラクションも、危険な時などに使用するものなので、むやみにハザードやクラクションを鳴らしたりしないようにしましょう。「ありがとう」という気持ちを伝えたい時は窓を開けて手をふると良いですよ。
その他には、日本では信号待ちでヘッドライトを消す方がいますが、グアムでは絶対にやってはいけません!!交通違反なのでつかまっちゃいますよ。日本も同じように信号待ちでヘッドライトを消す事は交通違反なので、消しているという方は止めるようにしましょう!
ミッチェルやジェシカが住んでいる沖縄県の道路も、グアムと同様にサンゴを混たアスファルトが多く使われています。通常のアスファルトよりも滑りやすいので要注意ですよ!