沖縄土産として定番の「星砂」。お土産品店で小さな瓶に詰められて販売しているのをよく見かけますが、実際に自分の手で集めたものをお土産として持ち帰りたい・・・と考えたことはありませんか？そんな方の為に、星砂を見つける事ができるビーチをご紹介したいと思います！
自分で星砂を集めてみたい！そんな願いが叶う場所とは！？
みなさんは「星砂」を知っていますか？何年か前に大流行し、一時期沖縄のお土産として飛ぶように売れました。星砂とは、星の形をした小さな砂で、昔から沖縄土産の定番となっています。そんな沖縄のお土産の代表とも言える星砂を自分で集めることのできるビーチがあったら最高ですよね♪
そこで今回は、星のような形をした砂の正体や、自分で星砂を集めることのできるオススメビーチなどをご紹介したいと思います。
ページガイド星砂の正体とは？
星砂・・・という呼び名が付いていますが、実は砂ではないんです！
星砂の正体は、海に生息している小さな原生動物「有孔虫（ゆうこうちゅう）」の殻なんです。
星の砂と呼ばれる星のような形をしたものが「バキュロジプシナ」という有孔虫の殻。太陽の砂と呼ばれる太陽のような形をしたものが「カルカリナ」という有孔虫の殻なんだそうです。
どちらも星砂と呼ばれていますが、カルカリナは、バキュロジプシナと比べるとトゲの先端が丸みを帯びているのが特徴です。
星砂が集められるビーチ
沖縄のビーチは、どこのビーチに行っても星砂が沢山ある！と勘違いされている方がいらっしゃいますが、沖縄の海でも星砂はどこでもみつけられる・・・ということはありません。星砂を採ることができるのは、西表島、竹富島、鳩間島が殆ど占めています。その他にも、久高島や波照間島などもあり、それぞれに採れやすいビーチが存在します。 星砂が沢山採取できると有名なビーチ・オススメの星砂スポットをご紹介します。
星砂が見られる有名なスポット
- 竹富島の皆治浜（星砂浜）
カイジ浜（星砂浜）は星砂がよく取れるとても美しいビーチです。エメラルドグリーンの海を眺めながら、砂浜星砂を探すのは子どもだけでなく大人も楽しめますし、何より癒されるのでオススメです。小さいお子様でも一生懸命探せば星砂を見つけることができる場所です。
- 八重山諸島の島、鳩間島
西表島から約１０分、石垣島から高速船で約４０分ほどのところにある日帰りが出来る離島です。鳩間島の一周の距離は約４キロ、人口は２０１６年７月の時点では４３人ほどの小さな島です。鳩間島にあるビーチでは星砂を見つけることができます。鳩間島でも人気の高い「島仲の浜」では星砂が見つけやすいことでも有名ですし、集落や宿からも一番近いビーチなので、気軽に立ち寄ることができます。星砂の量もかなり多いので、とてもオススメのビーチです。
- 波照間島のぺー島
波照間島の人気の島はニシ島ですが、その隣のペー島にある「ぺー浜」は穴場スポットです。ニシ浜には沢山の観光客がいますが、ぺー浜は全然人がいないので、きれいなビーチをのんびりと満喫できます。ただ、ぺー浜へ行くのには、案内がないので迷ってしまうかもしれません。そんな時は、ぺー浜入り口近くにあるハマシタン群落に向かい、そこの脇道からペー浜へ行くことが出来ます。こちらのビーチも星砂が沢山あり、すぐに見つけることができます。波照間島は、日本の最南端の島なので、人口の灯りが少ないこともあり、夜になると満点の星空を見ることができます。星砂探しを満喫したあとは、満点の星空を観て癒やされてみてはいかがでしょうか。
- 久高島のウパーマ島
久高島にある一番広いビーチです。久高島に行くには那覇から車で約１時間のところにある安座間港から船で約２０〜３０分程度で行くことができます。ウパーマ浜は港からは遠いエリアにあるので、自転車などをレンタルして向かうとよいでしょう。ウパーマ浜は岩が沢山ある砂浜で、トイレやシャワーといった設備は整っていません。ここは、砂を手にとって見るとすぐに星砂が見つかるほど沢山あります。久高島は昔から神の島と呼ばれ、植物や浜の石ころ１つでさえ持ち出し禁止なので、星砂も持ち出し禁止の可能性がありますので注意が必要です。
まずは持って帰っていいのか確認を！
星砂の量がかなり減少してきているので、場所によっては星砂の持ち出しを禁止している場合もあります。そのため、ビーチで星砂を見つけて楽しむ場合は、持ち出し禁止ではないか確認することを忘れないようにしてくださいね。
持ち出し禁止でも、お土産品店などで星砂が販売されていますので、思い出にそれを購入するとよいでしょう。 小さくて可愛くて、見ているだけで癒される星砂。自分の目で観て採って楽しめると素敵な思い出になることでしょう。
珍しい形をした砂だと思っていたのに、生物の殻だったなんて驚きですね。