オススメの加湿器比較レビュー
オススメの加湿器比較レビュー
2014年~2015年版
みなさん、加湿器を買う度にこれを買ったのは失敗だった・・・と後悔していませんか?ミッチェルもその一人でした。そして後悔しない為に色々と調べ上げ、満足いく加湿器に出会う為にこのページを作りました。まず、ミチェルが加湿器に興味を持ち始めたのは約3年前。最初に買った加湿器は3千円程度で買えるどこにでもあるような加湿器。これは単純に一冬の間に壊れ処分。2年前は昨年より良い物を買おうと某インテリアショップにて6千円程で購入。この時もまだ加湿器については無知でデザイン性とまぁまぁ高いから大丈夫だろうくらいの判断で購入。そして失敗。失敗理由は後々知る事になる超音波加湿器であった事。超音波加湿器については後ほど説明します。そして去年はまぁまぁ加湿器について有る程度の知識があり、色々悩んだ結果、ハイブリッド式の加湿器を1万3000円程で購入。この時購入したのがこちら↓
上記の商品を選んだのはデザイン性、アロマが使える事、ハイブリッドである事。ハイブリッドについては後で説明します。間違いないと思って購入したのに失敗でした。。なにがいけなかったのか・・・それは形です。パッと見は高身長でカッコイイ感じがしますね。この商品自体も高身長なので一番上から蒸気を出す事で効率よく加湿できると言っています。しかし、この形が問題だったのです。この細長い形状、蒸気の通り道をキレイに清掃する事が出来ません。分解できるなら良いのですが、分解できないので、どうしてもゴシゴシ洗えない部分がでてきます、その部分が頻繁にカビてしまう為に処分。
色々と失敗を重ね今年こそは失敗したくないと購入した加湿器がこちら↓
今回はパナソニックさんのFE-KXK05-Wを購入しました。ここに来て始めての有名ブランドです。そして今までで一番の高額です。
パナソニックの加湿器「FE-KXK05-W」の詳細レビューはこちら
実は今回は最終的に3機種まで絞り、最終的にFE-KXK05-Wに決定いたしました。今回選ばれたFE-KXK05-W以外の選択肢は以下の2機種です。
この三択の中でどれを買うか悩みました。最初に選択肢から外れたのがダイソンのハイジェニックミスト(AM10WS)。この商品は公式サイトを見る限りではデザインも良く、機能面も良い印象を受けます。しかし、どんな商品でもそうですが、公式サイトでダメな部分を書くサイトなんてありません。なので自分で色々調べるしかないのです。そしてハイジェニックミスト(AM10WS)について調べました。AM10WSはあまり評判の良くない超音波式を採用しています。超音波式は水の中で繁殖した細菌をそのまま放出してしまう為、衛生面ではあまりよくありません。しかし、ハイジェニックミスト(AM10WS)はその点をカバーする為にバクテリアを除菌する機能を付加し、99.9%のバクテリアを除菌する技術を採用しております。では何が悪いのか。それは手入れのやりやすさと利便性に対する金額の不一致です。ハイジェニックミスト(AM10WS)は他の加湿器と比べて特別手入れがしやすい訳ではありません。又、タンクへ給水する際に水がポタポタ落ちるという残念仕様。。この当たりが日本メーカーに比べて雑なんですよね。夏場は扇風機やサーキュレーターとしても使えるようですが、ミッチェルの心は総合面から動くことはありませんでした。まぁこの他にも減点となる部分がいくつかありましたがこのへんで。
次に悩んだのがバルミューダのレインです。こちらの商品はデザインが一番好きでした。そして機能面も悪くない。一番目を引いたのはアプリを使ってスマホで管理できるという事。ガジェット好きなミッチェルとしては心打たれました。そして掃除のしやすさも悪くない。そこで張り合うのがパナソニックのFE-KXK05-W。こちらの加湿器はデザインはバルミューダのレインに負けますが、加湿能力ではレインより上です。そして手入れもレインよりしやすい構造になっています。レインはフィルターがじゃばらになっていて掃除がやりにくい形です。そしてFE-KXK05-Wには付加価値としてナノイーの機能を搭載しています。ナノイーによってお肌の水分量、うるおいスピードがアップと謳っています。とはいってもパナソニックのナノイーやシャープのプラズマクラスターは色々な家電に搭載されていますが、実は効果はほぼなく微々たる物という結果もあります。このへんは「ナノイー プラズマクラスター 効果」と検索すると色々と出てきます。ですので、ナノイーの機能はあくまできやすめ程度の付加価値として考えます。
バルミューダのレインについては昨年から大きなモデルチェンジがありません。しかし、Wi-Fiが利用出来るモデルかそうでないモデルかの選択肢はあります。とは言っても昨年よりも性能がアップしたモデルを出してくれたら心動いたかもしれません。バルミューダのレインは値段も高い。又、レインのフィルター寿命は1年で、交換フィルターは4,000円程します。パナソニックのFE-KXK05-Wのフィルターの寿命は約10年で値段は4,0000円程度。コストパフォーマンスで言うとパナソニックのFE-KXK05-Wの圧勝。そして最終判断として、間違いのない加湿器を買いたいという原点に戻った時、パナソニックのFE-KXK05-Wに軍配が上がりました。値段、手入れのしやすさ、総合機能評価、まぁまぁのデザイン。間違いないでしょう。
ちなみに、バルミューダとFE-KXK05-Wは共に気化式です。気化式なので電気代はとても安いです。
加湿器の選び方と基礎知識
ここからは少しだけ専門的になりますので、興味の有る方はご覧下さい。
超音波式、気化式、ハイブリッド式、スチーム式の違い
- 超音波式加湿器
- 超音波式は知っている方も多いと思います。安価な加湿器やデザイン重視の加湿器に多い方式です。超音波式は超音波によって微小な水滴を発生させてファンの力で拡散させます。メリットは電気代が安い事や小型の物が多い事。デメリットはタンクの水に発生した細菌などを拡散してしまいます。現在はこの方式を使用した加湿器が多く、加湿器に知識が無い方はこちらの方式を選びがちです。というのも加湿器を作る側もこの方式のほうが凝ったデザインやコストダウンしやすい点などでこの方式が多いです。
- 気化式
- メリットは超音波式以上に電気代が安い。デメリットはハイブリッド式にくらべて加湿が弱いとされていますが、今回上記で紹介したパナソニックのFE-KXK05-Wはハイブリッド式並の加湿量を誇る性能になっています。又、急速に加湿することはできないというデメリットもありましたが、こちらに関してもパナソニックのFE-KXK05-W改善されています。
- ハイブリッド式
- 一言でハイブリッド式と言っても2パターンあります。一つは気化式と加熱式を組み合わせた物、もうひとつは超音波式と加熱式を組み合わせた物です。ハイブリッド式のメリットはヒータで加熱した水に細かい振動を与え霧状にして空気中に噴霧するので、細菌拡散を抑える事ができます。電熱装置を内蔵しているので電気代は気化式よりは高くなりなります。高いといっても200Wの消費電力を持つハイブリッド加湿器を1日8時間約1ヶ月使用した場合の電気料は約1190円(電気料金単価を24円/kWhで計算)になります。
- スチーム式
- 水を沸騰させて発生した蒸気を利用して加湿する方式で、水を沸騰させるのでスチーム式は数ある加湿の方式の中で一番清潔です。カビや雑菌の心配は不要なので、小さなお子さんがいる方などは安心して利用出来ます。但し、蒸気の吹き出し口は高温の蒸気なので、火傷などに注意が必要です。とはいっても最近のスチーム式は高温の蒸気が出ないような仕組みが考えられたりしています。そしてスチーム式は他の方式以上に加湿能力にすぐれていてお手入れが楽です。その代わり電気代が他の方式に比べて高いです。
加湿器の選び方についてはなにを重視(電気代、加湿量、デザイン、手入れのしやすさ)したいかで変わってきます。現在ではまだ完璧だと言える加湿器はありません。必ずなにかが欠けます。何を最優先に考えるかで選ぶ加湿の方式も変わってきます。そしてどの加湿器にも言えるのは、手入れを怠らない事です。どんなに良い加湿器を使っても手入れを怠ればカビの発生や機器の故障へと繋がります。毎日の水の交換を生活の一部として取り入れ、定期的な清掃を心がけましょう。