パスポートとは?
パスポートとは、海外旅行をするのに必要な旅券です。一般の方が取得するパスポートは「一般旅券」と呼ばれます。パスポートが無いと日本から出る事が出来ない為、もちろん海外への入国もできません。又、パスポートは海外で唯一身分を証明出来る身分証明書です。パスポートは世界で通用する身分証明書ですね。
パスポートの申請方法
パスポートの申請は住民登録をしている各都道府県または市町村のパスポート申請窓口で行います。申請は代理人でも可能なので、旅行会社に依頼する事も可能です。海外ツアーに参加する場合は、パスポートの申請を代行してくれるサービスもあります。代理で申請した場合でもパスポートの受け取りは必ず本人でないといけません。旅行シーズン(年末年始、夏休み前、お盆前後)は申請窓口が込み合いますので、海外へ行く事が決まったら早めに手続きをすませましょう。
申請に必要なもの
一般旅券発給申請書 1通(国外のIC旅券作成機未設置公館で申請する場合は2通)
パスポート申請窓口に5年有効なパスポートの申請書と10年有効なパスポートの申請書の2種類が用意されていますので、どちらかを選んで記入します。
※20歳未満は5年有効なパスポートしか申請出来ません。又、未成年者(20歳未満の未婚者)が申請する場合は申請書裏面の「法定代理人署名」欄に親権者(父母又はそのいずれか一方)又は後見人の署名が必要になります。
戸籍謄本(または戸籍抄本) 1通
申請日前6カ月以内に発行されたもの。
写真 1枚
申請日前6カ月以内に発行されたもの。写真は色々な条件があり、条件を満たしていないと申請できませんので下記の注意点を守って写しましょう。
- 帽子をかぶらない
- 無背景
- 上半身がしっかりと正面を向いている
- 6ヶ月以内に撮影したもの
- 写真のサイズがタテ45mm×ヨコ35mm
- 顔の大きさ(頭頂部からあごまで)は、32mm〜36mm
- 写真上部と頭頂部の余白は、2mm〜6mm
- 申請者本人のみを撮影したもの
- カラーでも白黒でも可
- カラーコンタクトはNG
その他にも写真の明るさや画質等にも制限がありますので、下記の写真を参照して下し。
※落とし穴としてはカラーコンタクトがNGという事です。カラーコンタクトをして撮影した場合は取り直しになるので気をつけて下さい。しかし、瞳を大きくするコタクトレンズ(色なしコンタクトレンズの縁にライン(黒又や茶色)の入ったもの)は現在のところOKなんです!但し、「出入国審査等において本コンタクトの使用が原因で質問等を受けた場合は、自己責任による説明・対応となりますのでご注意ください。」と外務省のホームページに記載がありますので、なるべくは裸眼で撮影したほうが問題は避けられるかと思います。2013年7月9日時点、外務省ホームページ参考。
身元確認の資料 1通
- 運転免許証(国内で発行された国外運転免許証及び仮運転免許証を含む。)
- 運転経歴証明書(交付年月日が平成24年4月1日以降のもの)
- 写真付き住民基本台帳カード
- 有効な日本国旅券
- 失効後6か月以内の日本国旅券(氏名及び写真で申請者が確認できるもの)
- 写真付き身体障害者手帳(写真貼替え防止がなされているもの)
- 船員手帳
- 海技免状
- 小型船舶操縦免許証
- 猟銃・空気銃所持許可証
- 戦傷病者手帳
- 宅地建物取引主任者証
- 電気工事士免状
- 無線従事者免許証
- 認定電気工事従事者認定証
- 特種電気工事資格者認定証
- 耐空検査員の証
- 航空従事者技能証明書
- 運航管理者技能検定合格証明書
- 動力車操縦者運転免許証
- 教習資格認定証(猟銃の射撃教習を受ける資格の認定証で公安委員会発行のもの)
- 合格証明書(警備員に関する検定の合格証で公安委員会発行のもの)
- 官公庁発行の身分証明書(写真が貼ってあるもの)
- 独立行政法人の身分証明書(写真が貼ってあるもの)
- 特殊法人の身分証明書(写真が貼ってあるもの)
- 地方独立行政法人の身分証明書(写真が貼ってあるもの)
- 官公庁の共済組合の身分証明書(写真が貼ってあるもの)
A
- 健康保険被保険者証
- 任意継続健康保険証
- 日雇特別被保険受給資格証
- 国民健康保険被保険者証
- 国民年金手帳
- 国民年金証書
- 印鑑登録証明書と実印
- 船員保険被保険者証
- 船員保険年金証書
- 介護保険被保険者証
- 共済組合員証
- 後期高齢者医療被保険者証
- 厚生年金保険年金証書
- 共済年金証書
- 恩給証書
- 自衛官診療証
- 健康保険組合継続療養者証明書
- 遠隔地被保険者証
B
- 会社等の身分証明書(写真付きのもの)
- 学生証・生徒手帳(いずれも写真付きのもの)
- 失効した日本国旅券(失効後6か月を越えるもの)
- 母子手帳(※保護者氏名、保護者の生年月日、子の出生届出済証明、子の氏名、子の生年月日が記載されていること)
- 公的機関発行の資格証明書(写真の貼ってあるもの)
- 失効後6ヶ月以上経過した日本国旅券(帰国のための渡航書を含む)
- 納税証明書、課税証明書(公的機関が発行したもの)
- 敬老特別乗車証
- 在学証明書、生徒手帳(学校長印が押印され、身分を証明できるもの)
- 生活保護を受けている旨の証明書(公的機関が発行したもの)
- 源泉徴収票
- 雇用保険被保険者証
- 高齢受給者証(※高齢受給者証1点と保険証1点との組合せは不可。)
- 運転経歴証明書
- 療育手帳
- 外国人登録証明書(親権者等の場合)
- IDカード(米軍人・軍属の家族である身分証明書)
- 身体障害者手帳(写真貼替え防止がなされていないものおよび写真無しのものも可)
- 有効な外国旅券
- 写真付きキャッシュカード
- 写真付き通行証
住民票の写し 1通
※住民登録している都道府県ではなく、現在居住している都道府県で申請するする方、又は申請窓口において、住民基本台帳ネットワークシステムによる情報検索を希望しない方のみ必要になります。
申請にかかる金額
パスポート申請の種類 | 都道府県収入証紙 | 収入印紙 | 合計 | ||
新規申請 又は 切り替え申請 |
10年用 | 2,000円 | 14,000円 | 16,000円 | |
5年用 | 申請時に12歳以上 | 2,000円 | 9,000円 | 11,000円 | |
申請時に12歳未満 | 2,000円 | 4,000円 | 6,000円 | ||
訂正申請 | 200円 | 700円 | 900円 | ||
査証欄増補申請 | 500円 | 2,000円 | 2,500円 |
※収入証紙は都道府県によっては、現金払いとしているところもありますので、申請を予定しているパスポート申請窓口にお問い合わせください。都道府県別パスポート申請窓口はこちら>>
申請から受領までの流れ
都道府県又は市町村のパスポート申請窓口に必要書類を提出。受領書がもらえるので、交付されるまで大切に保管しておきましょう。都道府県別パスポート申請窓口はこちら>>
申請してから交付までにかかる日数は窓口によって異なりますが、だいたい申請から受領までに、通常1週間程度(土・日・休日を除く)かかります。込み合う事も考えて、出発の1ヶ月前までには手続きを行っておきましょう。
受領するには本人が出向く必要があります。受領に必要な書類は申請時に受け取った引換証(受領証)と手数料の収入印紙と収入証紙になります。手数料の収入印紙は都道府県によっては現金払いとしているところもありますので、申請窓口へお問合せ下さい。
パスポートに関するQ&A
IC旅券とはなんですか?
IC旅券とは、パスポートの冊子中央にICチップ及び通信を行うためのアンテナを格納したカードが組み込まれたパスポートの事で、2006年3月20日以降に日本で発行されたパスポートはIC旅券となります。IC旅券は以前のパスポートに比べて偽変造が難しくなるよう様々な工夫が施されています。IC旅券には国籍や名前、生年月日など旅券面の身分事項のほか、所持人の顔写真を電磁的に記録しています。
子供のパスポートの受取りは、親が代理で行えますか?
出来ません!お子さんのパスポートを親が取りに行くパターンがよくあるようですが、パスポートの名義人が本人であることを確認する必要があるため、お子様にも申請窓口に来ていただく必要があります。ちなみに1歳に満たない赤ちゃんでも、外国に行くのにパスポートが必要です。